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歯科衛生士をしていて感じるメリットとデメリットを現役衛生士がまとめてみた

歯科衛生士をしていて感じるメリットとデメリットを現役衛生士がまとめてみた
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作成日:2022/03/14
こんにちは。
歯科衛生士ライターの本吉ひとみです!

私は歯科衛生士になってから8年が経ちました。

常勤で6年間勤めたこともあれば、歯科衛生士の日雇いバイトで勤めたことも、非常勤でいくつかの医院をかけ持ちしていたことも、資格を活かして副業をしたこともあります。

国家資格である歯科衛生士の働き方は多種多様になってきていて、働きやすくなったように思います。
 
そのように様々な働き方をしてきた現役歯科衛生士である私が「歯科衛生士をしていて感じるメリットとデメリット」をご紹介していきます。

歯科衛生士をしていて感じるメリット5選


歯科衛生士として働いて感じるメリット5選

①仕事と家庭を両立させやすい

まずひとつ目が仕事と家庭を両立させやすい点です。

看護師さんと違って夜勤がなく、勤務時間や曜日が固定していることがほとんど。残業などもないため、フルタイムで働いていても自分の時間を取りやすいと言えます。
 
人手不足のため、早上がりでも雇ってもらえることが多く、子育て中の方にも優しい環境ではないでしょうか。

育児休暇を取得できる医院も徐々に増えつつあります。
パートタイムの需要もあるので好きなときに自由に働けるのではないでしょうか。
 

②安定した収入

初任給は大学の新卒より高いお給料をいただくことができます。

それに、国家試験の難易度は低めで9割以上の合格率。
学校にさえ通えれば資格を取得できます。

学校に通うのも3年なので学費は4年の大学と比べたら安く、費用対効果は高いと言えます。
 
アルバイトの時給で考えても一般の仕事よりも高めの設定となっているので、効率よく稼ぐことができるのではないでしょうか。
 

③就職先に困ることはない

新型コロナウィルスの影響もほとんど受けることなく、勤務し続けることができています。

求人倍率は20倍で、全国どこに行ってもいつでも働くことができ、歯科衛生士の資格さえ持っていれば転職や復職がしやすい状況です。

育児休暇中のスタッフの穴埋めとして短期の仕事もあり、派遣会社に登録してスキマ時間で日雇いバイトをすることもできます。

歯科衛生士の現在やこれからの需要については、「歯科衛生士の需要は?現在とこれからについて」の記事でも解説してますので、併せてチェックしてみてください!

④患者さんに感謝してもらえる

歯科医院は健康な人でも通い続けることができる唯一の医療です。

赤ちゃんからご高齢の方まで多くの方が来院されます。
歯科衛生士は担当制のことも多く、ひとりの人を生涯にわたって寄り添いサポートすることができます。

歯周病は歯科衛生士の力で改善させることもできるので、患者さんから感謝されることも多いでしょう。
 
長いお付き合いの患者さんが増えると仕事していても楽しくなりますし、患者さんからの「ありがとう」はやりがいに繋がります。

歯科衛生士の最大のメリットは患者さんとの繋がりだと思います。
 

⑤得意不得意を活かした職場が見つかる

歯科医院はコンビニよりも多いと言われていて働き方や求められる仕事内容が医院によって異なります。

患者さんとのコミュニケーション重視のこともあれば、アシスタントメインの業務のこともあります。

何に特化した医院なのかを知ることで自分の得意・不得意をいかして働くことができます。
 
年齢を重ねたときに、目が見えなくなることや細かい作業がしんどくなることもあると思いますが、高齢者施設などではそういったことは必要ありません。

様々な仕事があるので、状況に応じて安心して働き続けることができるでしょう。
 

歯科衛生士をしていて感じるデメリット5選

歯科衛生士として働いて感じるデメリット5選

①感染リスクが高い

歯科医院では、多くの人の出入りがあり、タービン使用時や超音波スケーリング時は唾液や血液の飛沫があります。

鋭利な器具も多いため、手指に刺してしまったら感染のリスクが高いでしょう。
 
ただ、その分、グローブ、マスク、フェイスシールドなどのゴーグル、エプロンなど感染対策は徹底しています。

きちんと対策をとっているからか新型コロナウィルスが流行しても歯科医院で広がるニュースはほとんどありませんでした。
 
定期的に換気をし、清潔・不潔域を明確に、防護服などの対策をきちんとしていれば不安に思わなくても大丈夫でしょう。
 

②小規模医院で人間関係がこじれると面倒

気が合わない人たちと長いこと一緒に居続けなければいけないと大変なこともあります。

相性が合う職場が見つかれば問題ないのですが、厄介な人がいると小規模医院は逃げ場がなくなるので辛い経験をしてしまいます。
 
しかし、幸い、合わないところは退職してしまえばいいでしょう。

自分が変わらず何でもかんでも環境のせいにするのはよくないですが、不平不満や愚痴ばかりが飛び交う職場にいたのでは自分にも悪い影響を及ぼします。

そういう時は潔く次にいきましょう。

人間関係や人との相性も考慮した職場探しは「デンタルハッピー」にお任せください。
 

③福利厚生が医院によって差がある

環境が整っている医院もあれば、法人になっていない医院などは福利厚生がほとんどない医院もあり、医院によって差があるのが現状です。

人が少なければ有給消化もしづらく、育児休暇はもってのほか…なんてことも。
 
時間の管理がしっかりしていない職場だと患者さんを待たせる上に昼休みまで診療が延長し、休憩時間がほとんどないことや無駄な残業が多くなっている場合もあります。

ボーナスがあるか、仕事に見合った給料がもらえるかなども医院によります。
 
人気の職場は人がほとんど辞めず、求人情報に載っているのは稀。

よい職場に当たれば幸せな反面、ヤバい医院に当たるとデメリットばかりに。

きちんと職場を選ぶことが大切と言えます。  

④昇給は限界がある

初任給は高い反面、昇給はある程度のとこで上げ止まりする場合があります。

ひとつの職場に長期的に勤務する人も少ないとは思いますが、一般的な会社との違いはそこにあるように思います。
 
ただ、歩合制のところで働く、後輩指導に力を入れてチーフになる、などすれば昇給の見込みはあります。
 
ただ与えられたことだけこなす日々であれば限界もくるので、何かを得たいのであればしっかり考えて毎日を過ごしましょう。
 

⑤勉強することが多い

医療は日進月歩のため、常に勉強が必要になります。

歯科のことはもちろん、医科の全身疾患や薬のこと、患者さんとのコミュニケーションなどあらゆることを学び続けなければなりません。

医院によっては休日に学会や勉強会に参加することを求められることもあるでしょう。

勉強しただけ自分にも返ってくるので、前向きに取り組んだ方がいいですよ!

 


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歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

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