歯科衛生士として働く皆さんの中には仕事に対して「人間関係がつらい」「患者対応が苦手…」などネガティブな気持ちになっている方も多いのではないでしょうか。
ただ決してしんどいばかりではありません。
歯科衛生士の仕事がつらい人はこの記事を読むことで、改めてやりがいを見つけて、明るい気持ちで仕事ができるようになるかもしれません。
▲歯科衛生士 本吉さん
みなさんは歯科衛生士の仕事にやりがいを感じられていますでしょうか。私はこの仕事が楽しいです。
「あなたがいるからここに通いたい」といってくださり、自分のことを求めてくれる人がいるから頑張ってこれたのです。
そこで今回は、私が感じる歯科衛生士の仕事の7つの魅力をご紹介します。
①赤ちゃんからご高齢の方まで様々な方とコミュニケーションを取ることができる
さまざまな方とコミュニケーションを取れる楽しさ、健康に関することを伝える任務などやりがいのある仕事です。
ひとつの医院に長く勤めていると赤ちゃんだった子が、成長して結婚して自分の子どもを連れてきてくれることもありますし、親子何代にも渡って家族総出で通院してくださることもあります。
自分の成長とともに患者さんの人生にずっと寄り添っていけるので、感動的な体験ができることでしょう。
②患者さんから頼りにされる
そんな日々を過ごしていると患者さんから「ありがとう」と言ってもらえることが増えます。
「あなたにずっと診てもらいたい」と頼ってもらえると嬉しい気持ちになりますよね。
またメインテナンスは1時間など長めに時間を取れることも多いので、患者さんとの信頼関係を築きやすくなっています。
患者さんと一喜一憂する機会も増えると、定期検診で会えるのが楽しみになるでしょう。
③患者さんの口腔から全身に至るまで健康をサポートできる
最近は特に様々な全身疾患が口腔疾患と大きく関連することがわかってきています。
普段の診療室で口腔ケアのサポートとすること、またそういった情報をしっかり伝えていくことで、患者さんの全身を守ることができる素晴らしい仕事だといえます。
④自分の力で患者さんに貢献できる
自分の歯科保険指導や歯科予防処置によって患者さんの口腔内がみるみる良くなっていく様子はとても感動します。
口腔内は特に悪くなったときや良くなったときなどの反応が良いので、日々の変化を楽しむことができます。
きちんとした技術と知識を持っているとどんどん仕事にやりがいを持てるようになるのです。自分の力で患者さんを変えることができたら気合い入りますよね。
⑤資格取得などで目標を明確にできる
また歯科衛生士になってからも認定衛生士などの資格取得もあり、目標を明確にしやすいです。
最近では食育や栄養士、保育士、介護士などダブルライセンスを持って活躍している歯科衛生士もいます。
さまざまなジャンルで極めている人はその分給料などの条件もよくなりますよ!
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>>認定衛生士になるには何が必要?⑥ヨコやタテの繋がりがモチベーションになる
また学会やスタディーグループに所属すると、同期や先輩・後輩など多くの繋がりを持てるようになります。
普段は自分の働いてる医院の人としか繋がりがありませんが、別の世界で奮闘している人たちと話せると刺激になりますし、ひとりで悩んでいたことを共有しあえ、悩みを解決することができるのです。
⑦アシストが決まると気持ちいい
歯科衛生士の仕事内容には、自分が直接患者さんと関わるほかに歯科診療補助という業務があります。
先生の診療のサポートをする業務になりますが、アシスタントがうまく決まるととても気持ちがいいのです。
自分が気持ちよいときは先生も同じようにやりやすく感じていると思います。頼られるようになると頑張れることもありますよね。
⑧プライベートも充実させやすい
スタッフ間でうまく連携しあいながら自分の時間を大切にしてみてください。
⑨全国どこでも働け、結婚・出産後も復帰しやすい
また歯科衛生士は国家資格なので全国どこに行っても働くことができます。歯科衛生士は結婚・出産後も非常に復帰しやすい職業であるという点は非常に大きなメリットではないでしょうか。
結婚後は仕事から離れてしまう人も多いかもしれませんが、家庭に入るだけではなく、ある程度お給料をもらえると心に余裕も出てくることもあると思います。
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ライター
歯科衛生士/ライター・動画編集者
歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。
現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。