歯科衛生士を辞めたい人ほど人間関係に悩んでいる

歯科衛生士を辞めたい人ほど人間関係に悩んでいる

作成日:2018/03/22
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カウンセラー

職場の人間関係で嫌なことがあった翌日は決まって、毎朝起きると憂鬱な気分になりませんか?

悩みガチな衛生士

本当それあります。起きるのが億劫(おっくう)で、もう辞めようかなって気分になります。
 

カウンセラー

弊社に問い合わせをされる歯科衛生士さんの70%以上が『人間関係が原因で転職すべきかどうかを悩んでいる』というご相談です。

これまで相談にのった数千人の歯科衛生士さんの実例や解決策を元に、この問題を深掘りし、少しでも光を見つけてもらえたらと思います!




 
 

院長と合わない・院長が嫌いで辞めたい


歯科医院を辞めるか【毎日】悩みながら働いている歯科衛生士さんは非常に多いです。もしかしたら、あなたもそんな一人かもしれません。職場の人間関係でも院長先生と合わないという理由が一番多いです。
 

なぜみんな院長のことが嫌いなのか 

 
院長の不満をあげるとキリがありません。ではなぜ不満が溜まってゆくのでしょうか?
 
職場カウンセラー

不満の多い歯科衛生士さんのお話を聞くと、院長だったらこうあるべきという『 べき論 』で語りがちです。心のどこかで院長に期待をしていたからこそ、期待と現実のギャップで悩んでしまう方が多いです。


例えば、誰しもがリーダーとして尊敬でき、理不尽なことを言わない院長像を期待しますが、実際に仕事も出来、性格も素晴らしい院長はそこまで多くは存在しません。


あなたが望んでいる院長像と異なるのであれば、『忙しそうだからしょうがないか..』くらいの気持ちでいるのが、上司に対するちょうど良い期待感かもしれません。


 


好ましくない対応をされる度に、院長と合わないと感じているとしたら、それはきっと院長の事を減点評価で見ているはずです。院長に対して減点評価で接していると、高得点を維持し続けることは難しいので、あなたが辛くなるだけです。

期待値はゼロをスタートとして、嬉しい言動があった際は加点評価をしている方が気持ちも楽になり、院長を嫌いにならずに働けるはずです。

 
 

 

苦手→嫌い→大嫌い→辞めたい


 
人間関係が原因で退職される歯科衛生士さんの中でもっとも多いのが、院長と合わないから続けたくないと言う理由。一度院長に対して苦手意識を持つと、職場がどんどん嫌な空間になってきます。
 
職場カウンセラー


院長のことが嫌い、むしろ大嫌いと言う状態に陥ると、誰しもが退社へとまっしぐらに進む形になります。だからこそ大嫌いになる前に手を打たなければならないのです。

一度嫌いになってしまった気持ちを改善するのは非常に難しいですが、一番の改善策はあなたの知らない相手の別の顔を知ることです。あなたは院長のことをどれだけ理解してますか? 

普通は苦手・嫌いな人には極力関わらないようにしようと思うはずです。距離を置くことは、状況を悪化させないための策ですが、改善することは絶対にありません。


 

苦手な院長を克服する3ステップ

院長に対する苦手意識が強くなりすぎてしまっては手遅れです。もし『ちょっと合ってないな?』、『怒られてばかりだな』とまだ改善の見込みがある状態であればぜひ試してもらいたい試みです。


 
ステップ① ストレスがかからない距離感

出典:https://www.instagram.com/

どんなに苦手意識を感じたとしても、挨拶などの基本中の基本はしっかり行いましょう。患者さんの状態の報告など、業務に関わる会話はなるべく簡潔にまとめて伝える事で、余計な質問をされるのを避ける事ができます。

プライドの高い歯科医師の場合、スタッフ(女性)が自分を避けていると感じると、意固地になり、関係をよりこじらせてしまう事が多いので、接点を持たないようにすればするほど逆効果になりがちです。

こちらが逃げずに普通に接していると、相手も適切を距離をはかってくるため、お互いにすり合わせができるのです。
 
   
 
ステップ② 院長に相談する

『院長に言っても無駄だから伝えていない。』

『言ったら怒られそうだから伝えない。』

と考えや思いをうまく伝えられていない衛生士が非常に多いです。人間関係の悩みが発生する原因の多くは、コミュニケーション不足です。
 
話しやすい雰囲気造りは何も院長だけの仕事(責任)ではありません。あなたが友人と仲良くなるステップと同じで、スタッフ側からも会話を作り出さなければいないはずです。まずは相談と言う体で話しかけ、【話せる関係性】を構築することは職場内での安全地帯を確保する上でとても重要です。

 

愚痴や不満を口にするのではなく、院長に直接相談することよって、問題解決を測るのが健全な上司と部下の関係性です。

直属の上司である院長先生と【思っていることを率直に話せる関係性】が作れると、問題が起きても話し合いによって解決できる幅が広がり、職場での在籍期間が大幅に伸びます。


 
ステップ③ 最初に相手の気持ちを満たす


人は自分自身が満たされていないと、相手の気持ちを満たしてあげることはなかなかできません。だからこそ、どうしても院長との良好な関係を築けていないと感じる人は、自分から相手の気持ちをプラスの方向に満たしてみては?

人から褒められて嫌な気分になる人はまずいません。
そして自分のことを褒めてくれる相手に敵意を持つ人はあまりいないので、自分の感情を上手くコントロールし、相手からも敵視されない環境を作るのことも大切です。

『あっ、院長髪切りました?似合ってますね!』

『院長のコンチって本当綺麗ですよね!』

『院長の説明って本当にわかりやすいですよね!』
とか、とりあえずまずは褒めてみる! 

やるまでは抵抗ありますが、一度やってみると慣れて効果はあるもんです。

 
 

セクハラ / パワハラ / モラハラ

 
職場における3大ハラスメント

ハラスメントとは【人を困らせる事】・【嫌がらせ】のことを意味します。以前よりセクシャルハラスメント(セクハラ)という言葉の認知度は高かったですが、近年ではパワー ハラスメント・モラル ハラスメントと合わせて3大ハラスメントと呼ばれており、歯科衛生士さんが不本意ながら退社を決断する原因の一つにもなってます。
  
 
ボディーコンタンクトを伴うセクシャル ハラスメント(セクハラ)は最近では非常に減ってきましたが、50代以降の年配院長の中にはセクハラが癖になってしまっている人も未だ見受けられます。例え触られるなどの被害がなかったとしても、度重なる下ネタ発言やプライベートでの誘いは『相手も好きだろう』という誤った認識の下に行われている事が多いため、はっきりと『それはセクハラですよ!』と伝える事がベストな対応方法です。

 
  
 
 診療中に叩かられる、蹴られるなど軽暴力を振るわれてしまったり、怒りに任せて物を投げる、スタッフを威嚇するスタンスはパワハラだと断言できます。

しかしパワハラの境界線は非常に難しく、院長とスタッフの間でパワハラに関する認識のズレはあります。特に年配の院長先生にとってはセクハラと同じくパワハラに対する認識は非常にゆるい傾向です。

院長先生の中では厳しく注意・指摘をしたというレベルが受け手にとってはパワーハラスメントだと捉えることもあり、最近ではパワハラ・ハラスメントという造語も出来ているくらいです。

※ パワハラ・ハラスメントとはパワハラと訴えられることに萎縮して、上司が部下に対して注意すらしづらくなってしまうこと。物を投げられる、暴力を振られる、怒鳴られる、人間性を否定される。

 
  

『モラルがない』と感じられるのは、あなたと院長との間で価値観が大きく異なるために感じる気持ちです。患者さんに対する対応や診療内容、スタッフへの発言内容など自分の倫理観と大きくズレがあると感じる職場では仕事はまず続きません。どんなに高給をもらっていても最終的には我慢ができなくなり退社に至るケースがほとんどです。

モラハラは院長からだけではなく、先輩スタッフから受けてしまうことも多く、近年では3大ハラスメントの中でも一番多い退社理由となっております。


3つ共に言えることですが、何を持ってハラスメントと定めるかは人によっても程度の差があるため判断が難しいですが、あなたが職場に行きたくないと強く感じるようになったら、それはハラスメント(嫌がらせ)だと捉えて良いと言えます。

強いハラスメントを受け続けることによって、精神的に壊れてしまうと転職どころの話ではなくなってしまうので、一刻も早く職場からの脱出を図ることをおすすめします。
 

辞めたいほど苦手なスタッフへの対処法

 

人間関係が理由で退職される歯科衛生士さんの中で院長の次に多いのがスタッフとの関係性です。対院長への苦手意識と同じく、一度壊れてしまったスタッフとの関係を修復するのは至難の技です。小規模な歯科医院では休み時間も近距離で過ごさなければいけないため、より退社の原因となる事が多いです。

 

陰口を言うスタッフ

 
 お昼休みに院長や患者さん、その場にいないスタッフの悪口を言っているスタッフがいるクリニックは比較的多いのではないでしょうか?
 

 
一、 院長も陰口を言っているスタッフのことを以前からよく思っていないケースが多く、このことをきっかけになにかしら対策するケースが見受けられます。
 

二、 まったく輪の中に入らないと自分がターゲットになってしまうこともあるため、適当に聞き流して気にしないようにするというものです。スルースキルが必要になりますが、波風は立てたくない方にはオススメします。

 
三、同じように思っているスタッフが一人はいるはずです。その人の昼休みを過ごすべきですが、その時に苦手なスタッフのぐちなどは言わないようにしましょう、二人してターゲットとなるか、嫌いが増幅してゆき結局辞める結果になってしまいます。
 

スタッフの輪に入れない時


小規模な歯科医院に転職したての歯科衛生士がよく感じることですが、既存スタッフ達の輪に入りづらいと感じてしまう悩み。これには様々な要因がありますが、まず輪に入れてもらない原因を考えてみます。


① 優しくしてもらえると期待をしすぎていないか?

② 受け身になりすぎていないか?

③ 仕事の要領が悪い
 

実際は新しいスタッフを受け入れる側も多少は悩み、距離を取りながら様子を見ていることが多いです。 あなた自身が状況をどう捉えるかで変わって来ることが多いです。

自分から何度も話しかけてみると、すんなり輪に入れるることも多いです。先輩スタッフから声をかけてもらうのを待つのではなく、自分から輪に入れるように積極的に話しかけることも大切です。
 

仕事の要領が悪い方は、教えているスタッフも疲れてしまい、呆れられてしまうこともあります。この場合はとにかく前向きに頑張っている姿を見せるしかありません。要領が悪くても、頑張っている人を嫌いになる人は少ないと思います。
 
 

誰も注意出来ないスタッフとの付き合い方

 
 

 
院長先生すらも注意できないスタッフがいるクリニックで働いている人もいるのではないでしょうか?そんなスタッフで辞めたく鳴ってしまうケースは2パターン。

①自分に厳しく、人にも求めてしまう。

②自分に甘く、人に厳しい。
 

① は院長にも信頼されており、仕事ができる方が多いです。基本的に仕事の中心人物になっており、その方がいないと仕事が回らないというケースが多いです。そのため、院長も多少のことがあってもその方に注意できないのです。

人に自分と同じ仕事の価値観を押し付けてしまい、融通が利かずに他のスタッフに厳しいことがあります。言い方もきつく一緒にいることが辛いと思ってしまうかもしれません。

しかし、①のスタッフは患者さんやクリニックのために一生懸命仕事を行っていることが多いのも事実です。この部分は認めてあげてください。

対処法としては①のスタッフに仕事を一生懸命やっていることを行動で見せることになります。このような時はどうしているのかを聞いたり、教えてもらったり頼ることで心を開いてくれることもあります。

 
自分にあまくて、人に厳しいスタッフ画のサボっている場合は、院長が優しすぎて言えないために、モンスターが生まれてしまっているケースです。改善を期待するのが難しいため、割り切って働くか、転職するか早めの判断が求められます。
 

仕事観がズレている


自分は一生懸命仕事しているのに他のスタッフは仕事をさぼっている。自分以外のスタッフは仕事の意識が高くてついていくのがしんどい。と思った時は仕事観がずれていることが多いです。

仕事観は個人差があり、新卒ではない限り変えるのは難しいです。そのため、仕事観がずれているスタッフには自分の仕事観を求めないことが大切です。もし難しい場合は、転職を視野にいれることをおすすめします。

次に同じことが起こらないように転職する際にはスタッフの仕事の価値観を把握しましょう!!

>> 自分の価値観と近いスタッフが働いている職場を探す

 

人間関係を悪化させないために

 

人間関係をこじらせる理由


※ この話は非常に重要なので、要点を2分動画にまとめました。

 


人間関係で悩んでしまう人には、ある共通の特徴があります。それは院長先生や先輩スタッフから注意や叱咤を受けた際の表情や言動が、相手をよりイライラさせてしまっているという事実です。


注意を受けた際に、気持ちが顔に出てしまい「なんで私が言われなきゃいけないの?」・「私じゃないんですけど!」などと注意に対して不服に思っていると相手に伝わってしまっている人です。


怒っている人は、自分が注意をした際に、相手が思ったような表情やコメントをしないと更に怒りが増幅します。職場での人間関係で悩んだことがない人の共通点は怒られ方がうまいです。怒られた時に、怒っている人を逆なでするような言動はしません。

人が初めて注意をする際や怒るとき、相手に対して嫌悪感は抱いてません。ただ行動を改めてほしいと思って伝えているだけのことが多いですが、その時に嫌な顔や思ってもいない言葉返されると、それがもとで嫌悪感が生まれてきます。

だからこそ、どんな表情で説教・注意を受けるかが大事なのです。
 
 


 

 
 

スタッフと仲が悪くなるきっかけ


他にも人間関係が悪くなるのには原因があります。その原因になるものを例にあげてみると

 
① 自分の待遇面を他のスタッフに言ってしまう。

自分の方が支給されている給与が高かった場合に相手は嫉妬する可能性があります。私の方が仕事しているのにと思うこともあるでしょう。そのため、安易に自分の待遇を他のスタッフに伝えるのは控えましょう。
 
 
② 他のスタッフの悪口や不満を言ってしまう。

信頼できるスタッフでしたら良いのですが、この人であれば大丈夫かなと思っているくらいのスタッフだとお話しされた不安や心配、悩みが筒抜けになってしまい、結果自分の人間関係が壊れてしまうというパターンになります。スタッフに相談される場合は慎重に相手を選びましょう。

 
③ 空気の読めない行動を無意識にしてしまっている。 

 意識していなく、うっかり言ってしまったことや思ってもみなかったことで人間関係が崩れてしまうこともあります。これまで関係性が何かおかしいなと感じたら、ぶっちゃけ何かしちゃったかを聞いてみても良いかも知れません。

人間関係がつらくて辞める場合


人間関係で思い悩むと最終的に辞めるという決断をする衛生士さんがおおいですが、辞め方にも色々あります。できる限り円満退職となるよう心がけてください。

なぜなら、人間関係で良くない辞め方をしてしまう人は、転職後もまた同じような辞め方を繰り返してしまうからです。
 

最悪の辞め方


 

きっかけ: どんなに頑張っても人間関係が上手くゆかず、『職場に行きたくない』という気持ちが日を追うごとに加速。


前兆1:ある日限界が来て、体調不良を理由に当日欠勤をしてしまう。人間関係で悩む歯科衛生士さんのほとんどが経験する出来事です。休んだ当日は『すごく辛いけど翌日は絶対に行こう』と自分に誓うが...


前兆2:翌日も頑張れずに、当日欠勤を2日連続してしまう。この場合90%近い確率で二度とクリニックに行けなくなってしまいます。これを通称『とんでしまう』と言います。翌日は出勤できたとしても、当日欠勤してしまう日が定期的に発生するようになると、大抵は3ヶ月以内に退社する結果になってしまいます。

気持ちが落ち込みすぎて『出勤したくない!』という想いに誰もが一度は悩みます。人間は弱い生き物、一度気持ちが切れてしまって休んでしまうと、二度目はかなりの確率で起きるのです。もし今あなたが当日欠勤してしまいそうなメンタルならば、早めにデンタルハッピーに一度ご相談ください、最善の対処方法をお伝えします。


 

辞める前にすべきこと


今一度、自分のことを振り返ってみてから新たな職場に旅立ちましょう。
この作業をしておかないと、次の職場でも同じように院長理由で辞めてしまうかも知れません。
 

深く自己分析をすると、苦手な人の中に【自分自身の嫌なところを重ねてしまっていたり】、父親(母親)との関係性が悪い歯科衛生士さんにありがちですが、父親(母親)の嫌いな部分と院長の嫌な部分が似ていたりなどはよくあることです。

一度冷静になって、自己分析・現状分析をすることであなた自身が克服できない院長像がなんとなく分かってくるかも知れません。

 
 
 
上司である院長とうまく付き合っていくには、自分の感情を整理し、頑張りすぎず、リラックスして仕事に取り組める職場を見つけるのがベストです。
 
『他人を変えることは非常に難しい』からこそあなた自身の考え方、受け取り方、対応方法を変化させてゆくことが状況を改善する一番の処方箋になるのです。

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旭化成ファーマ株式会社にてMR職として多くの医療現場での知見を積んだ後、2010年よりデンタルハッピーに参画。

歯科衛生士専門の転職カウンセラーとして日本で3番目に多くの歯科衛生士の転職をサポートした実績。
職場における人間関係の改善をフィールドワークとする。

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