職場の人間関係で嫌なことがあった翌日は決まって、毎朝起きると憂鬱な気分になりませんか?
本当それあります。起きるのがつらくて、もう辞めようかなって気分になります。
デンタルハッピーに問い合わせをされる歯科衛生士さんの70%以上が『人間関係が原因で転職すべきかどうかを悩んでいる』というご相談です。
これまで相談にのった数千人の歯科衛生士さんの実例や解決策を元に、この問題を深掘りし、少しでも光を見つけてもらえたらと思います!
院長と合わない・院長が嫌いで辞めたい
なぜみんな院長のことが嫌いなのか
心のどこかで院長に期待をしていたからこそ、期待と現実のギャップで悩んでしまう方が多いです。
実際に仕事もでき、性格も素晴らしい院長はそこまで多くは存在しません。
好ましくない対応をされる度に院長と合わないと感じているとしたら、それはきっと院長の事を減点評価で見ているはずです。
減点評価で院長を見るとあなたが辛くなってしまいます。嬉しい言動があった際は加点評価をしている方が気持ちも楽になり、院長を嫌いにならずに働けるはずです。
苦手→嫌い→大嫌い→辞めたい
院長のことが嫌い、むしろ大嫌いと言う状態に陥ると、誰しもが退社へとまっしぐらに進む形になります。だからこそ大嫌いになる前に手を打たなければならないのです。
一度嫌いになってしまった気持ちを改善するのは非常に難しいですが、一番の改善策はあなたの知らない相手の別の顔を知ることです。あなたは院長のことをどれだけ理解してますか?
苦手な院長を克服する3ステップ
ステップ① ストレスがかからない距離感
どんなに苦手意識を感じたとしても、挨拶などの基本中の基本はしっかり行いましょう。
中には自分を避けていると感じると、意地になってしまう先生もいるので、接点を持たないようにすればするほど逆効果になりがちです。
こちらが逃げずに普通に接していると、相手も適切な距離をはかってくるため、お互いちょうどいい距離感になります。
人間関係の悩みが発生する原因の多くは、コミュニケーション不足です。
院長先生と【思っていることを率直に話せる関係性】が作れると、問題が起きても話し合いによって解決できる幅が広がります。
ステップ③ 最初に相手の気持ちを満たす
人は自分自身が満たされていないと、相手の気持ちを満たしてあげることはなかなかできません。
自分の感情を上手くコントロールし、相手からも敵視されない環境を作るのことも大切です。
「院長髪切りました?似合ってますね!」
「院長の説明は本当にわかりやすいです!」
といったようにとりあえずまずは褒めてみる!
褒めるときのポイントは人間性を褒めることです。
職場における3大ハラスメント
①セクシャルハラスメント
ボディーコンタンクトを伴うセクシャル ハラスメント(セクハラ)は最近では非常に減ってきましたが、しかし、中には自覚がなくセクハラ行為を行う院長もいます。
触られるなどの被害がなかったとしても、誤った認識の下に行われている事が多いため、はっきりと『それはセクハラですよ!』と伝える事がベストな対応方法です。
②パワーハラスメント
診療中に叩かられる、蹴られるなど軽暴力を振るわれてしまったり、怒りに任せて物を投げる、スタッフを威嚇するスタンスはパワハラだと断言できます。
一方で、院長先生の中では厳しく注意をしたということに対し、スタッフからパワハラと訴えられてしまわないかと委縮してしまう人も増えています。
③モラルハラスメント
患者さんに対する対応や診療内容、スタッフへの発言内容など自分の倫理観と大きくズレがあると感じる職場では仕事はまず続きません。
どんなに高給をもらっていても最終的には我慢ができなくなり退社に至るケースがほとんどです。
人間関係を悪化させないために
人間関係をこじらせる理由
※ この話は非常に重要なので、要点を2分動画にまとめました。
人間関係で悩んでしまう人には、ある共通の特徴があります。それは院長やスタッフから注意を受けた際の表情や言動が、相手をよりイライラさせてしまっているという事実です。
注意を受けた際に、気持ちが顔に出てしまい注意に対して不服に思っていると相手に伝わってしまっている人です。
逆に職場での人間関係で悩んだことがない人の共通点は怒られ方がうまいです。
人が初めて注意をする際や怒るとき、相手に対して嫌悪感は抱いてません。どんな表情で説教・注意を受けるかが大事なのです。
スタッフと仲が悪くなるきっかけ
① 自分の待遇面を他のスタッフに言ってしまう。
自分の方が支給されている給与が高かった場合に相手は嫉妬する可能性があります。私の方が仕事しているのにと思うこともあるでしょう。そのため、安易に自分の待遇を他のスタッフに伝えるのは控えましょう。
② 他のスタッフの悪口や不満を言ってしまう。
思っている以上に不安や心配、悩みが筒抜けになってしまい、結果自分の人間関係が壊れてしまうというパターンになります。スタッフに相談する場合は慎重に相手を選びましょう。
③ 空気の読めない行動を無意識にしてしまっている。
無意識にうっかり言ってしまったことや思ってもみなかったことで、人間関係が崩れてしまうこともあります。
④ 仕事観がズレている
自分は一生懸命仕事しているのに他のスタッフは仕事をさぼっている。自分以外のスタッフは仕事の意識が高くてついていくのがしんどい。と思った時は仕事観がずれていることが多いです。
仕事観がずれているスタッフには自分の仕事観を求めないことが大切です。もし難しい場合は、転職を視野にいれることをおすすめします。
次に同じことが起こらないように転職する際にはスタッフの仕事の価値観を把握しましょう!!
>> 自分の価値観と近いスタッフが働いている職場を探す
人間関係がつらくて辞める場合
人間関係で思い悩むと最終的に辞めるという決断をする衛生士さんが多いですが、できる限り円満退職となるよう心がけてください。
人間関係で良くない辞め方をしてしまう人は、転職後もまた同じような辞め方を繰り返してしまうからです。
最悪の辞め方
① きっかけ:どんなに頑張っても人間関係が上手くいかず、「職場に行きたくない」という気持ちが日を追うごとに加速。
② 前兆1:ある日限界が来て、体調不良を理由に当日欠勤をしてしまう。人間関係で悩む歯科衛生士さんのほとんどが経験する出来事です。休んだ当日は『すごく辛いけど翌日は絶対に行こう』と自分に誓うが...
③ 前兆2:翌日も頑張れずに、当日欠勤を2日連続してしまう。この場合90%近い確率で二度とクリニックに行けなくなってしまいます。これを通称『とんでしまう』と言います。
翌日は出勤できたとしても、当日欠勤してしまう日が定期的に発生するようになると、大抵は3ヶ月以内に退社する結果になってしまいます。
気持ちが落ち込みすぎて『出勤したくない!』という想いに誰もが一度は悩みます。
もし今あなたが当日欠勤してしまいそうなメンタルならば、早めにデンタルハッピーに一度ご相談ください、最善の対処方法をお伝えします。
辞める前にすべきこと
どうしても人間関係が改善できない場合は環境を変えるのも一手
自分がいくら考え方や行動を変える努力をしても状況が変わらない場合は、環境を変えるのもひとつです。
やはり歯科医院ごとに雰囲気や特徴は違い、自分に合う、合わないはありますし、自分と似た考え方の人が多いほうが楽しく仕事ができることもありますよ!
石の上にも三年とは言いますが、仕事先はいくらでもあります。そんな固定概念に囚われてしまわず、自分が一番輝ける職場を選んでください。
どんな方でも”自分に合う職場”は必ずあるので、諦めないでください。
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ライター
転職カウンセラー
旭化成ファーマ株式会社にてMR職として多くの医療現場での知見を積んだ後、2010年よりデンタルハッピーに参画。
歯科衛生士専門の転職カウンセラーとして日本で3番目に多くの歯科衛生士の転職をサポートした実績。
職場における人間関係の改善をフィールドワークとする。