歯科衛生士にならなきゃよかった...悩む歯科衛生士200名の理由

歯科衛生士にならなきゃよかった...悩む歯科衛生士200名の理由

作成日:2021/03/25
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歯科衛生士にならなきゃよかったと悩み、転職相談をされた200名の理由と、そこから見える歯科衛生士の現実をまとめました。

「毎日が辛くて、もう辞めたい。」とずっと1人で悩んでいる方もいるかもしれません。
理由によって取るべき手段が異なりますが、大前提としてお伝えしたいのは、この資格に有効期限はありません。だからこそいつでも業界に戻ってくることはできます。

ブランク期間によって復帰の難易度は異なりますが、その気になればいつでもやり直しがきくのが、歯科衛生士という仕事の最大の魅力です。

歯科衛生士にならなきゃよかったと感じる理由


3年もしくは4年間も学校に通い、大変な実習にも耐え、国家試験に合格、やっとの思いで取得した歯科衛生士の免許。
しかし、いざ働いてみると想像以上に大変で「歯科衛生士になんてならなきゃよかった…!」と後悔する人がいるのも事実なのです。

そこで今回は、デンタルハッピーに職場相談でお問い合わせをいただいた方の中から、『歯科衛生士にならなきゃよかった』と悩まれていた200名を理由別に集計しました。

 
 
 
 

職場が合わない


「職場に自分の居場所がない..」
「院長や特定のスタッフとの人間関係に悩む..」

こういった声が多く見られます。日々限られた少数のメンバーと働くため、一度こじらせてしまった関係性を修復するのは難しいです。
 

歯科衛生士の多くが悩む辛い人間関係の原因と改善方法【現役衛生士のアドバイス付き】 | 歯科衛生士転職・求人サイト | デンタルハッピー

人間関係が原因で歯科医院を辞めたいと考えている歯科衛生士が、現状を少しでも変えられるための処方箋。院長が苦手で嫌いと悩む方から院長と合わない・セクハラ・パワハラ・モラハラまで。スタッフと合わなく悩んでいる方に読んでほしいサイト。


特に悩みが深い衛生士さんに共通するポイントとして、院長やスタッフから『あなたは歯科衛生士として向いてないと思うよ』という言い方の厳しい発言をされてしまい、【向いてない → ならなきゃよかった】 と考えてしまっているケースが多く見られました。
 
現役衛生士・本吉

私も歯科衛生士になりたての頃は、いざ患者さんを目の前にするとどうして良いかわからないことも多々ありました。手も動かなければ、説明もうまくできない...最初は誰だって出来なくて当たり前なのですが、クリニックによっては衛生士に求める期待値が高くて、職場の関係性が悪化してしまう衛生士もいます。

 

たとえ勤務先のクリニックの評価基準に満たなかったとしても、あなたが歯科衛生士という職業に向いていないとは限りません。
職場を変えることによって、気持ちや状況が多く変化する人はたくさんいます。

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労働条件が合わない


看護師と比べると夜勤がない分、体調は整えやすいと言えますが、楽な仕事ではありません。
診療中は基本的に立ちっぱなしであり見た目以上に体力を使う仕事です。

労働条件が理由でこの仕事に付かなきゃよかったと感じている方は、『これだけ忙しいのなら、3年もかけて資格を取得する必要はなかった..』と漏らす衛生士さんもいました。
しかし、患者さんから直接感謝を伝えられることが多い仕事であるため、やりがいや充実感を得ている歯科衛生士さんは非常に多いです。


仕事に【やりがい】を求めているかどうかが、この結果につながっている様に感じられました。
 

業務内容が自分には合わない


この回答をされた方は、【コミュニケーションの難しさ】・【仕事が忙しい】という内容に分類されました。

患者さんとのコミュニケーションが多く求められる、「サービス業」としての側面に苦手意識を感じている回答者が多かったです。

歯科衛生士は技術系専門職であるため、手に職を付けたいと考え専門学校に通われる方が多いですが、実務内容は【歯科医師の補助】・【口腔清掃・予防処置】・【患者さんへの説明】がメインになるため、仕事の多くは他者との関わりから生まれてくるものです。

コミュニケーションに苦手意識がある方は、あえて患者さんが非常に多い【回す型】の診療所で働くのも得策かもしれません。丁寧な説明をすることよりも、手を動かし続けることを何よりも求められ、一人で黙々と働ける環境が多いです。
仕事のペースが合わない方は、アポイント時間を長めに取れる歯科医院に転職をするなど対応策はあります。
 
>>歯科衛生士に向いていないかも?と思ったら
 

将来性が感じられない


この回答をされた方の多くは、【給与面】と【結婚・出産後の職場復帰】に二分されました。
新卒で就職した時の給与は他の職業に比べても高いと言えますが、伸び幅が高いとは言えず、給与が40万円以上になることは非常に稀です。

これまで4000院を超える歯科医院の給与データに触れてきた筆者としては、経験年数と給与額が比例して上がる職種ではないと断言できます。



産休・育休取得後に同じ職場に戻る方が多くはないのが実情です。
理由としては、常勤として働きやすい歯科医院と非常勤として働きやすい歯科医院が異なるからです。
 

歯科衛生士が子育てとの両立をしやすい職場とは

ママさん衛生士が子育てをしながら働ける職場の条件を考える。子育てと仕事の両立がはかれる【クリニックとの正しい付き合い方の秘訣】をご紹介します。



 

他業種でやりたいことがある


衛生士の80%以上が高校を卒業後すぐに歯科衛生士専門学校に通い、資格取得をしている現役生です。
10代の頃には気が付けなかったけど、後から自分が本当になりたかった職種や挑戦したいことに出会い、それを目指したいという思いを持つ人も数多くいます。

またデンタルハッピーで行った別の200人アンケートでも、歯科衛生士の仕事は好きだけれども、
他業種にも興味があるという回答は全体の約半分を占めておりました。

誰もがやりたいことを見つけられる訳ではないので、筆者はこの様な歯科衛生士さんからのご相談をいただいた際は、
新しい環境で不安があったとしてもチャレンジすることを推奨しています。
なぜなら、資格の効力は一生涯続くため、いつでも業界に戻ってこれるからです!

業界への戻りやすさという点を考えると、歯科衛生士として3年間は働き、多少なりとも手に職をつけた上で、他業種へのチャレンジを決意することをおすすめします。
現役衛生士・本吉

歯科衛生士を辞めて他業種へ転職をする同僚を何人も見てきましたが、
他業種への転職をするなら『その仕事がやりたいから!』と熱意を持ってチャレンジすることが大切だと思います。
 

辞めてよかった?歯科衛生士を辞めた人が直面する他業種への転職の難しさ | 歯科衛生士転職・求人サイト | デンタルハッピー

歯科衛生士という職業自体を辞めてしまった人は、本当に次の仕事で幸せに働いていくことは可能なのか。
ここでは、現役歯科衛生士の私が他業種に転職する難しさや、どうしても転職する場合の注意点を解説します。

歯科衛生士を辞めたらどうなるのか?




 
 

仕事とプライベートのバランスを取る。


一般職でのキャリアがない歯科衛生士にとっては、一般企業での正社員雇用に漠然とした不安を感じる人も少なくありません。
一方で派遣社員の多くは土日休み・社保完備・残業なしの案件が多く、プライベートと仕事の両立を図ることができ、それも人気の転職先として選ばれる理由です。

契約期間は半年~1年ごとの更新となることが多く、1~2年単位で派遣先が決まってきます。歯科衛生士と比べて良い点は「仕事のやりがいを見いだせる」ことです。

一般職の場合、自分がその仕事をしなくとも、他にいくらでも替えがきくことから【仕事のやりがい】を感じられず、
また衛生士時代と比べて給与を稼ぐことができないため、歯科業界に戻ってくるケースが多いです。

 
現役衛生士・本吉

歯科のこと以外にスキルがあれば良い仕事が見つかるかもしれませんが、何もないと良い条件で働くのは難しいでしょう。
「給与が安い」「労働時間が長い」「勤務日数が多い」など歯科衛生士で働いていたときより条件が悪くなることが意外と多いです。

 

営業職という選択肢


人材紹介会社に他業種への転職を相談すると、まず紹介されるのが【営業職】です。
医療分野へ進出するIT企業の営業職などは、営業先への親和性から採用されやすい職種の一つです。

 

歯科衛生士という仕事はアリかナシか?

 

年収はいくら稼げるの?


主要都市の新卒給与が約24万円程度(2022年現在)になり、初年度は年収300万円が想定されます。キャリア4、5年で年収350〜400万円弱になります。

 

(2021年版)歯科衛生士の平均年収は370万4,800円!年齢別や地域別のデータ | 歯科衛生士転職・求人サイト | デンタルハッピー

歯科衛生士の平均年収は3,704,800円という厚生労働省『賃金構造基本統計調査』のデータがあるため、地域別や男女別、年齢別の最新データをまとめてみました。



 

歳をとっても働けるのか?将来性は?


20代〜30代の間はまず仕事には困ることはありません。
国家資格なので基本的に一生資格を失うことはありませんし、その中でもトップレベルの求人数が常にあります。
近年は産休制度を整えている歯科医院も数多くあるため、出産後に復帰して働くこともできます。

40代中盤以降は他業種と同じく好条件での採用機会は少なくなります。しかし、これはどの業界で働いても同じ現象が起きますので、歯科衛生士に限った問題ではありません。


訪問歯科診療に力を入れているクリニックでは、対象となる患者さんが要介護状態の方も多く、若い方よりも介護経験のある中年衛生士を求めている歯科医院も多くあります。


歯周病学会の認定歯科衛生士を取得していたりなど、継続してスキルアップに励んでいた方は今後も多くの歯科医院から声がかかり続ける状態を築くこともできます。

 

歯科助手から歯科衛生士を目指した50人の意見 | 歯科衛生士転職・求人サイト | デンタルハッピー

歯科助手から歯科衛生士になった50人のアンケートを基に働きながら資格を取得するまでのリアルを考える。学校選びから歯科衛生士を目指した理由まで深堀りをする。



 

歯科衛生士は勝ち組なのか?


他業種の方から「歯科衛生士という職業は勝ち組なのか?」という質問を受けることがあります。
 
もしあなたが歯科衛生士が、楽で給与も稼げる仕事だと思っているのであれば、それは誤った認識だと言えるでしょう。技術と患者さん対応(サービス業)の2つ能力を求められ、忙しい環境が多い歯科業界は”楽な環境”とは言えません。

しかし、今回のアンケートでもほとんど全ての歯科衛生士さんが【やりがいがある仕事】とコメントしていたことが非常に印象的でした。


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2008年に歯科衛生士専門の人材紹介会社を設立。これまで2000名を超える歯科衛生士と面談し就職先の決定に大きく関わる。関東エリアにある約2000人の歯科医院経営者より採用担当としての依頼を受ける。株式会社ヨシダや神奈川県歯科医師会より歯科衛生士の採用に関する講演依頼を受け登壇。

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