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働き方と環境

歯科衛生士は歳をとったら転職・再就職が不利?採用されづらくなる30代・40代の壁について

歯科衛生士は歳をとったら転職・再就職が不利?採用されづらくなる30代・40代の壁について
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作成日:2014/10/23

ブランク明け、30,40代の歯科衛生士が転職・復帰するためには「合わせること」がポイントになってきます。

そこで今回は復帰、転職するにあたり準備しておきたい心構えをポイントごとに解説していきます。

【自分の年齢やブランクが原因で良い職場選びができないかも…と思っている方】
ポイントを抑えることで、希望に近い職場に入社する可能性を高めることができるので、ぜひご覧ください。  
 

 

歯科衛生士の平均年齢は?

平均年齢
令和4年 36.5歳
令和3年 34.9歳
令和2年 35.5歳
令和元年 34.9歳
 
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査によると歯科衛生士の平均年齢は36.5歳となりました。

前年度やその前の年に比べると平均年齢は高くなっており、40代になるとベテランのくくりになってきます。

最近では以前に比べて産休・育休をはじめとした福利厚生が整ってきており、ブランクを経て復帰する歯科衛生士が増えたことが要因と考えられます。

 

歯科衛生士は年齢や場所にとらわれずに働くことができる職業ではありますが、結論から言うと30代と40代の見えない壁は確実に存在します。

 

歯科衛生士の年齢層

年齢 人数
25歳以下 10.5%
25~29歳 13.8%
30~34歳 12.0%
35~39歳 13.3%
40~44歳 13.2%
45~49歳 13.5%
50~54歳 10.5%
55~59歳 7.4%
60~64歳 3.7%
65歳以上 2.0%

 

厚生労働省が発表している令和2年衛生行政報告例(就業者医療関係者)の概要によると、歯科衛生士の年齢層として最も多いのは45歳~49歳となりました。

40代以上の割合は実に50%を超えており、結婚や出産といったライフイベントを経ても働きやすい職業だということが分かります。
 

ブランク明けの方やこれから学校に通おうと思ってる方など、何歳でもスタートできるのもメリットですのでぜひチャレンジしてみてください。

 

年齢制限はあるのか

日本歯科衛生士会によると歯科衛生士資格を受験する条件として「国の指定する歯科衛生士養成校で3年以上学び、卒業していること」が条件となっております。そして年齢による制限は特に設けていません。

「国の指定する歯科衛生士養成校」とは歯科衛生士専門学校等のことを指しますが、こちらも入学時の年齢に制限を設けているものはありません。免許返納の義務もありませんので、生涯歯科衛生士として働くことができます。

 

実際に子育てが終わった40代から学校に通い始める、という方もいます。
 

歯科衛生士の定年・老後は?

定年については資格単位ではなく、歯科医院単位で設けている場合があります。

 

多くの歯科医院の場合、一般企業と同様に就業規則で定年について設けられています。

 

とはいえ歯科衛生士には一定のスキルが必要であり経験が豊富な衛生士の場合、健康上の問題がなければ継続して働くケースもあります。

 

また、フルタイムではなくパートや契約社員など柔軟な働き方ができるため、ピンポイントでの教育業務や勉強会をするということも可能です。

 

歯は一生付き合いのあるものだからこそ、年齢を重ねても色々なニーズがあるのです。

ブランクのある歯科衛生士が行いたい準備6つのこと

 
気になるブランクについてですが、ブランク歯科衛生士の方でも雇いたい!という歯科医院は少なくないので、安心してください。

①復職向けセミナーに参加してみる

歯科衛生士の資格を持っているにも関わらず資格を生かしていない人が多いので、現在歯科業界では復職支援に力を入れています。
 
最新の機器や材料の実習の他、歯科予防処置、保健指導、アシスト業務などあらゆるセミナーがあり、さらに受講料は無料。

 

知識を忘れてしまった人や技術に自信がない人でも安心して受けることができます。

②本や教科書で復習する

学生時代の教科書や歯科衛生士向けの月刊誌、本などで勉強するのも良いでしょう。
 
教科書での勉強に抵抗がある方は、月刊誌で学習するのも手です。
月刊誌なら現在の流行りや時代に合った内容を広く学ぶことができます。

③歯科医療者向けのSNSやYouTubeで最近のトレンドを知る

歯科衛生士向けのWebサイトやSNS、YouTubeなどが増えてきています。
どれもほとんど無料で気軽に学べるため、楽に情報を入手できるでしょう。

 

動画になっていると”ながら見”ができるので忙しいお母さんでも効率よく勉強できます。

④模型などで自主練してみる

患者さんを担当させてもらうのであれば、やはりある程度の技術は必要です。

学生時代の模型を持っているのであれば自主練するのも大切です。
歯科医院によってはファントムを持っているので借りて練習してみてください。

⑤教育制度が整っている歯科医院を選ぶ

自分で勉強していったものの、まだまだ不安な気持ちが消えない歯科衛生士さんは、教育制度が整っている歯科医院を選んでみてください。

滅菌管理や歯科助手業務から始めて徐々に慣れるように考慮してくれることもあります。ブランクのある歯科衛生士さんの気持ちも汲んでくれることでしょう。
 

>>教育体制が整っている歯科医院の探し方を解説
 

⑥担当患者をもって経験をつむ

粘膜や唾液なども人それぞれなので、ある程度は担当患者さんを持って数をこなしていくことも重要です。
 
できないことに直面したときは、思いつく方法を次々に試みて失敗を重ねる。そうしていくうちにいつの間にか解決しているものです。何事もトライアンドエラーなので、あまり不安がらずにチャレンジしていってくださいね。
 

40、50代の復帰のポイントや就活は?

40代歯科衛生士の転職・復帰のポイントは「合わせること」

 
40代の歯科衛生士が復帰する際のポイントは
・素直さがあり調和ができるのか
・自分の体がついていく歯科医院か


の2つです。
 
40代前半の歯科衛生士が応募してきた場合、院長がまず考えるのは他のスタッフとの調和と素直さです。

ある程度の経験を積んできた40代以上の歯科衛生士の中には、いわゆる「こだわり」が強い方がいます。

「今までの職場ではこうやってきたから」
「長年こうやってきて大丈夫だったから」

と医院のやり方に合わせられないタイプの人は、不採用になるケースが多いです。
 

50代でのブランク復帰で一番の壁は、入社後です。

50代衛生士が職場復帰をしてもすぐに辞めてしまうケースが多いです。
これは自らサジを投げてしまうパターンが多いです。

ブランクがある場合、感覚を取り戻すのにある程度時間がかかります。
例え理不尽な事や、自分にとって嫌な事が起きたとしても、耐え抜く力があるかどうか?は非常に重要になってきます。

 

40代・50代・ブランク衛生士の就活

デンタルハッピーでは40代以上のブランクがある衛生士さんのサポート実績も豊富にあります。

「この年齢だけど雇ってくれる医院はあるのだろうか…」
「体力的にきつすぎない職場がいい」
「ブランクがありどうやって復帰するか相談したい」


など様々な悩みを持った方を多くサポートしています。

 

>>【ブランクや30・40代の転職が不安な方】デンタルハッピーはブランクや様々な年代の転職サポート実績が豊富です!

 

2008年に歯科衛生士専門の人材紹介会社を設立。これまで2000名を超える歯科衛生士と面談し就職先の決定に大きく関わる。関東エリアにある約2000人の歯科医院経営者より採用担当としての依頼を受ける。株式会社ヨシダや神奈川県歯科医師会より歯科衛生士の採用に関する講演依頼を受け登壇。

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