厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、歯科衛生士の平均給料は27万8,700円、平均年収は386万6,500円で賞与・ボーナスは52万2,700円となっています。
医療職全体の平均年収が421万円のため、低い給料水準となりますが、非常勤として時給1,300円以上になるケースも多く、いまだに根強い人気があります。
自分の給料は他と比べてどうなの?と思っている方は疑問を解決していきましょう♪
歯科衛生士の平均給料は27万8,700円・平均年収は386万6,500円
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、歯科衛生士の平均給料は27万8,700円、平均年収は386万6,500円となっています。
医療職全体の平均年収が421万円のため、比較的低い給料水準となりますが、いまだに根強い人気があります。
歯科衛生士の給料は安いと嘆く方が多いように感じますが、
・復帰がしやすい
・どの地域でも就職先がある
・パートとしても働きやすい
など給料だけでは判断ができない魅力があります♪
新卒衛生士の初任給は23万2,100円
賃金構造基本統計調査によると新卒衛生士の給料は23万2,100円でした。
80%を手取りと考えると18万5,680円が新卒衛生士の平均手取り給料額と考えられます。
年齢別の平均給料:10年目の相場は25万6,500円
歯科衛生士は勤続年数やキャリアアップに応じて昇給していくのが一般的です。
経験年数が10年目に当たる30~34歳では25万6,500円が10年目給料の相場と言えます。
もしも平均以上の給料を求めるのであれば自費や歩合の割合が多めのクリニックに行くのアリです!
地域別の平均給料:TOPは滋賀県の43万7,900円
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地域別に給料額を見ていくと、滋賀県が43万7,900円とTOPになりました。
ちなみに東京都の場合、平均給料が29万7,400円のため、手取り額は23万7,920円あたりになります。
歯科衛生士の平均賞与は52万2,700円で増加傾向
平均賞与額(ボーナス)は52万2,700円でした。
過去5年の歯科衛生士の平均賞与データをさかのぼってみると、徐々に賞与額が増加してきていることが分かります。
また賞与は基本給から算出されることが多く、月給自体は高くても基本給が低い歯科医院もあるため、事前に確認をするようにしましょう。
歯科衛生士の平均時給は1,100円以上1,300円未満が多数
日本歯科衛生士会が令和2年に発表した『歯科衛生士の勤務実態調査報告書』によると、常勤で給料形態を「時間給」と回答した方のうち、27.3%が1,100円以上1,300円未満と回答し、一番多い割合を占めています。
非常勤においても、27.7%が「1,100円以上1,300円未満」と回答しているため、常勤・非常勤ともに1,100円以上1,300円未満程度が平均的な時給と言えます。
しかし、経験年数次第では1,500円以上や2,000円前後にまで昇給することがあります。
公務員として働く歯科衛生士の給料は約20万円前後
歯科衛生士には公務員として勤務するという道もあります。
給料面で見てみると地域によって違いはありますが、約20万円前後になりことが一般的で一般歯科院と比べると決して高い給料とは言えません。
しかし、ボーナス(賞与)はしっかりと支給されますし、着実に昇給をしていくため、長い目で見ると安定した収入が得られます。
歯科衛生士で公務員として働く場合は「国家公務員試験」に合格する必要がありますが、
『歯科衛生士が公務員として働くには?試験の倍率から給与や待遇等のメリット・デメリットも解説』
でも詳しく解説をしていますので、ぜひ読んでみてください。
歯科衛生士が給料をあげるには
歯科衛生士が給料を上げる方法として「昇給で増やしていくパターン」「スキルで増やしていくパターン」などが挙げられます。
「昇給で増やしていくパターン」だけではある程度の金額になると頭打ちとなるケースが多く、年収500万円を超えることが難しくなってくるでしょう。
一方で「スキルを上げて増やしていくパターン」は年収500万円以上も十分目指せる可能性があります。
スキルを上げるというのは具体的に2パターンあります。
・セミナーに参加したり認定資格を取得する
・院長に必要とされる人材になる
この2つを意識していくことで、自然と給料が上がっていくことになります。
転職で給料を上げるには
歯科衛生士は転職により給料を上げることができる職業です。
自身としては専門性やスキルを高めて歯科業界に求められる人材になることで給料が上がる転職が可能です。
また、デンタルハッピーのような紹介会社を利用した転職活動では、
・今の自分のスキルで給料が上がる職場探し
・入社時の給料交渉
といった側面から給料が上がる転職をすることが可能です。