歯科衛生士が公務員として働くには? 試験の倍率から給与や待遇面などのメリット・デメリットも解説

歯科衛生士が公務員として働くには? 試験の倍率から給与や待遇面などのメリット・デメリットも解説

作成日:2015/09/17
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公務員として働く歯科衛生士のメリット・デメリットをご存じでしょうか?公務員は給料が安定している、休みが取りやすいといった「働きやすさ」のポイントが高いのが特徴です。

先に結論をお伝えすると公務員の歯科衛生士に向いている人の特徴は下記の5つです。

①社会や人の役に立ちたい人
②国や地域をよりよく発展させたい人
③長期的な仕事にまじめにコツコツ取り組める人
④安定した生活がしたい人
⑤個人よりも大衆に向けた活動をしたい人


この記事ではさらに具体的に公務員歯科衛生士のなり方や求人の探し方などを解説します。
 

 
 

公務員の歯科衛生士になるには


国家公務員と公務員

公務員歯科衛生士と言っても、どうすればなれるかイメージがつきずらいもの。
さっそく公務員の歯科衛生士になるために必要な試験や流れについて見ていきましょう!

 

・国家公務員試験に合格する

歯科衛生士が公務員になるためには、歯科衛生士の国家資格を取得し、「国家公務員試験」や「地方公務員試験」に合格しなければなりません。

公務員試験は試験機関によって内容は異なりますが、1次試験で筆記試験、2次試験で面接が行われるのが基本的な流れです。

1次試験では教養試験や専門試験、論文試験などが実施されることが多く、2次試験では通常の個別面接に加え、集団面接や集団討論が実施され、また、性格検査、身体検査などが行われることもあります。。

また自治体によって書類選考を実施する場合もあります。
履歴書の書き方については下記のページで詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
   

・歯科衛生士の公務員の求人情報の探し方

公務員の求人は、一般的な求人サイトには掲載されません。

そのため少々面倒ですが、公務員歯科衛生士の求人に応募するためには、都道府県や市区町村のホームページに掲載される情報を事前に確認しておく必要があります。

歯科衛生士の公務員の求人は一般開業医とは違って倍率がものすごく高くなっている上に、募集期間も短く設定されているため、準備は事前に徹底的に行なっていってください。

>>【参考】公務員試験情報をチェックできるサイトはこちら

公務員の歯科衛生士の仕事内容


公務員の衛生士の仕事内容

実際の公務員歯科衛生士の仕事(勤務方法)は大きく分けて2つに分けられます。
 

①行政機関ではたらく場合

1つは、保健所や保健センターという行政機関での仕事。

患者さんへの対応というよりも、地域医療をよりよくするための活動になります。1対1の指導よりも大勢に対して仕事をしていくことが多いです。

妊婦さんや赤ちゃん、学校の子どもたち、成人、介護福祉センターの高齢者など地域で過ごす様々な方向けに歯科疾患予防の啓蒙活動を行います。
 

②公立病院ではたらく場合

もう1つが、公立病院と言われる都道府県や市町村などの自治体が運営する医療機関で働くこと。

一般診療に加え、救急・災害医療、高度・先進医療などの民間医療機関では対応の難しい医療の提供を行っています。

病院での業務内容は主に2つ。
一般開業医と近い内容の「歯科診療の外来業務」と「入院患者に対する口腔ケアの病棟業務」で、中には両方行っている歯科衛生士もいます。

一般開業医とは違い予防業務や検診は少なく、さまざまな全身疾患を持つ患者さんや一般の歯科医院では対応が難しい患者さんを受け入れているのが特徴です。


▼病院勤務で働く衛生士のメリットやデメリットを解説。一般歯科医院と迷っている方は読んでみてください 
 

歯科衛生士が公務員として働くメリット


歯科衛生士が公務員として働くメリット

やはり公務員というだけあって、しっかりした給与水準や休暇の取りやすさなどのメリットはあります!

①給料が安定している

給与面は地域によっても異なりますが、20万円前後になることが一般的で、決して高いとは言えません。

一方で、ボーナスはしっかりともらえ、堅実に昇給していくことが出来ます。
一般開業医では医院の売上に左右されることもありますが、公務員での収入は安定してしやすい傾向にあるのがメリットです。
 

②福利厚生、休日がしっかりしている

福利厚生が充実しているのが公務員歯科衛生士の最大のメリットです。

休暇が取りやすく、定時ちょうどに退社できるのでプライベートを充実させることができます。
産休・育児休暇体制も整っているため、安心して働き続けることができるでしょう。
 

③研修などで知識を身につけられる

求められることも高いので、その分知識を身につけておく必要がありますが、研修などは強制的に受講させられるので勉強は必然的に行うことができます。

新人教育などの仕組みも整っていてマニュアル化されているのでしっかり成長していくことができるでしょう。



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公務員として働くデメリットは?


歯科衛生士が公務員として働くデメリット

一方で、公務員として働くということは人によってはデメリットになるケースもあります。
 

①副業やWワークは禁止

歯科衛生士に限らず、公務員の副業は一切禁止とされています。

収入が足りないからといって短期バイトをすることはできません。急な出費に対応したり、仕事上で新たな刺激を得ることは難しさがあります。


▼歯科衛生士におすすめの副業を解説しています。
 

②雇用保険に加入しない

公務員は途中で辞める可能性を考慮されていないので雇用保険に加入することができません。ご自身の都合で公務員を辞めることになった場合、失業保険を利用することができないのです。

仕事を辞めても失業給付の受給や、再就職した場合の再就職手当などはないので気をつけましょう。

【結論】公務員歯科衛生士に向いている人


公務員歯科衛生士に向いている人
 
一般開業医の歯科衛生士も、公務員の歯科衛生士もどちらもメリット、デメリットがあります。
条件面だけではなく、仕事のやりがいなども考慮して楽しく働ける歯科衛生士活動を行っていってくださいね。
 
 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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