意外とやっている人は多い!? 歯科衛生士におすすめの副業とやる時の注意点

 

副業の種類は3つ

歯科衛生士は比較的残業が少なく、突発的な休日出勤もほとんど発生しないため、副業がしやすい業種とも言えます。

副業は大きく分けて3種類に分けられます。
 

①時間労働型

時給制で働くいわゆるパートやアルバイトがこれにあたります。

時間労働型は求人が多いので始めやすく、一番手っ取り早く収入を得ることができます！

ただ、時給制の場合は自分の時間を削ることになるため、プライベートは確保しにくくなります。
 

②成果報酬型

自分の持つキャリアやスキルを提供して収入を得るのが成果報酬型のスタイル。自分が好きなときに好きなように働けるメリットがあります。

仕事をするための設備が整っていることや、スキル/知識が求められるため、少しハードルが高いかもしれません。また、軌道に乗るまでは時間がかかり、満足な収入を得るにはある程度時間を要します。
 

③資産運用型

最も難易度が高いのが資産運用型。身体ではなく頭を使って稼ぐ方法です。
成功すると多くの利益へとつながりますがリスクもあります。また、運用していくにはある程度の資産が必要になります。
 

歯科衛生士におすすめの副業

では、歯科衛生士におすすめの副業はどのようなものがあるのでしょうか。
 

①スキマバイト

最近では単発での歯科衛生士の仕事も増えてきています。

歯科衛生士の派遣業務を紹介する会社もありますが、契約形態がグレーなケースが非常に多いので気をつけてください。法律上、医療職は原則的には派遣をしてはいけないことになってます。

派遣会社を利用せずに、知人・友人のクリニックで『単発でもいいから、ちょっと手伝ってくれない！？』という誘いであれば、一度やってみてはいかがでしょうか？　他の仕事をやるよりも時給単価が高く、効率よく働くことができます。

また、他の職場の様子を知ることができるので視野が広がり本業にいかせることも。
 

②セミナー業

歯科衛生士の知識やスキルがある人であれば、講師業などステップアップするのもひとつかもしれません。

「各歯科医院に訪問して教育者となる」「歯科衛生士雑誌に寄稿する」「セミナーを開催してる会社に所属して講師をする」など幅広く活動することができます。

今ではSNSを使って自分で人を集めて自分で開催する人も増えてきました。
認定歯科衛生士の資格など取得をすることで、信頼度が増して仕事の幅が広がるでしょう。
 

③SNSを利用した仕事

最近はYouTuber、インスタグラマー、TikTokerなどが増えました。

歯科衛生士としてためになる情報を発信して、企業からの案件を受けたり広告収益を得たりする方法です。起動に乗れば、多くの人に情報を伝えつつ、収益を得ることができます。

ただし、「案件を受けるにはフォロワー数」「広告収益を得るには条件」が必要ですから、収益を得られるようになるには地道な努力が求められます。
 

歯科衛生士が副業をやる時の注意点

副業をして収入が得られたり、新しい知見が得られたりするのはメリットも大きいですよね。しかし、副業をやるには注意が必要です。

 

①副業が認められてるか

就業規則を確認して、副業が認められてるかを確認しましょう。

最近では副業を認められている歯科医院が増えてきたとはいえ、「本業に支障が出るのではないか」といった懸念から副業を禁止している職場もあります。

秘密にしていたとしても、そのうちバレてしまうので気をつけましょう。
理由は住民税の特別徴収（一番多くの収入を得た職場が雇用者の住民税を立替えて払う）をする際に、年収ベースで金額が決定する住民税額、他のスタッフと比べて明らかに多いと・・・その瞬間にバレるのです。

翌年の住民税額に影響が出るので、バレるタイミングは翌年の６月頃になります。
 

②本業と両立できるか

副業を始めてから本業に支障が出てしまうと元も子もありません。
気持ちと時間に余裕を持って取り組めるか事前に確認しておきましょう。

副業に力を入れるよりも本業だけに専念して昇給するほうが確実なこともあります。
 

③時間給で考える

自分が行った行為で収益がでるのは嬉しいですよね。
ただ、時間ばかりが取られるものには要注意。時は金なりと言いますが、時間はとても大切です。
成果報酬型の場合は成果につながるまでに時間がかかります。その場合は自分の中である程度目標を決めておくといいかもしれません。
 

④社会保険料、住民税が増える

収入が増えた分、支払うお金も増えるようになるからです。一生懸命働いたのにその分引かれるものが多ければショックですよね。合計年収によってかかる税金も変わってくるので、事前に計算してみましょう。
 

⑤確定申告が必要になる

確定申告とは、1年間の所得を税務署に申告して納税することをいいます。
たとえ副業であっても収入によっては申告が必要です。

会社員の場合、会社で年末調整されるので確定申告をしないですみますが、副業での収入が年間で20万円を超える場合は自分で申告する必要がありますので、注意してくださいね！

申告せずに放置していると脱税行為とみなされてしまい、罰則があるので気をつけましょう。