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フリーランス歯科衛生士としての働き方や給料事情を解説!主な仕事内容やなり方は?

フリーランス歯科衛生士としての働き方や給料事情を解説!主な仕事内容やなり方は?
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作成日:2021/08/13


近年、ひとつの歯科医院に勤務するだけではなくセミナー講師をしたり、複数の医院に勤務して指導者として働くなど、柔軟な働き方をしているフリーランス歯科衛生士の方も増えてきました。

さて、「歯科衛生士としてフリーランスになる」という事については、良い面も悪い面もあるので、順を追って見ていきましょう。

フリーランスの
定義は?



フリーランスとは、特定の企業や組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主のことをいいます。

正社員はお給料が毎月入り、福利厚生などもあり安心感がありますが、どうしても30万円ラインを超えることが難しいのが現実です。一方フリーランスは保証がないものの、軌道に乗れば正社員では稼げない金額を得られることもあります。
 

自分でスケジュールを管理していけるのはいいところでもありますが、無理しすぎる人には向いてない場合もあるので気をつけましょう。

フリーランス歯科衛生士の
給料事情

 
フリーランスになった歯科衛生士は「非常勤雇用」か「業務委託契約」で仕事をしています。
 
 
・非常勤は勤務日数や時間を自ら設定して働く人のことです。


非常勤の場合は時給で勤務することがほとんど。お給料は時給2,000〜5,000円で、歯科衛生士としての能力や後輩育成への貢献度、自費診療に対する歩合などで決まります。

・業務委託は業務を外部の企業や個人に委託する際に行う契約です。

労働力ではなく仕事の成果を提供した働き方になります。
皆さんのクリニックも矯正専門医の先生がたまに矯正治療をやりに来ている場合も業務委託にあたります。

 

■講演・コンサルでの収入は?

医院訪問してコンサルする場合は5〜10万円+α。結果をあげれば継続した依頼が増え金額も上がります。

講演は1講演につき無料〜10万円程度です。話をする時間が15分など短めなものもあれば、ほぼ1日がかりというものもあります。


講演には視聴者の年齢層や講演に合わせた資料のや事前の練習が欠かせません。
これらの準備を自ら考え実行することはフリーランス衛生士には必要なスキルです。

フリーランスになる前にやるべきこと

①クレジットカード作成や
引っ越し

フリーランスは社会的信用が低いためクレジットカードが作れなくなったり、引っ越しでの審査がなかなか通らなくなったりします。
予定がある人は必ず歯科医院に在籍している期間内にカードを作ったり、引越しを済ませておいたほうが良いですよ!

②スキルを磨き人脈をつくる

歯科医院に勤務している場合は与えられた仕事や目の前のことをやるだけでもお給料は発生しますが、フリーランスとなると別。

人に与えられた価値に対してお金をいただくので、積極的に知識をつけてスキルを磨いていく必要があります。
 

③環境を作る

講演をするならパソコンでKeynoteやPower Pointのどちらかは使えるようにしておく必要があるでしょう。事務作業をするときにもパソコン関係の設備は必須ですよね。

また、歯科医院に指導にいく際も自分のスケーラーやシャープニングストーンなど持参しておくと、何かあったときに対応しやすいです。

④健康保険と国民年金

行政手続きも済ませておく必要があります。
健康保険は国民健康保険に加入するか、勤め先が加入していた健康保険組合の健康保険を任意継続するかのどちらかです。

国民年金は、正社員からフリーランスになった場合は厚生年金から国民年金に変更する必要があります。

これらは、ハローワークに行くと丁寧に教えてくれるので、事前に一度行ってみても良いでしょう。

フリーランスになったときの
確定申告の方法



年末調整がないフリーランスは、確定申告を必ず行う必要があります。

確定申告とは、毎年1月1日から12月31日までの1年間の収入と所得税と復興特別所得税を計算して納税する手続きのことをいいます。

続いて、フリーランスの確定申告の方法をご紹介します。

①開業届を出す

フリーランスになったら税務署に開業届をだしましょう。提出期限は開業後1ヵ月です。経費などの計算も変わってくるので計画的に動くことが大切です!

②青色申告承認申請書を提出

また、申告の方法は青色申告と白色申告の2種類あります。
白色申告は単式簿記という記帳の仕方になり、比較的簡単です。
 
しかし、控除などが少なくなるため、やるなら青色申告がオススメ。
青色申告をするためには、開業後2ヵ月以内に青色申告承認申請書を提出します。

③記帳する

確定申告書へ記入するために1年間の収入を確認できる書類や経費の証明が必要になります。
売上入金口座の通帳や受領書、領収書や明細表はまとめておきましょう。

記帳の仕方は青色申告会で相談するのが手っ取り早いです。
場所によって費用は変わりますが、自分で行う自信のない人は活用しましょう。

④確定申告書の入手と提出

確定申告書は以下3つの方法で入手できます。
 

・ 国税庁のWebサイトからダウンロードする
・ 税務署や税務課、確定申告相談会場で受け取る
・税務署から郵送で取り寄せる

 

確定申告書に内容を記入したら提出します。
提出方法は税務署の窓口に持っていく、税務署へ郵送する、オンライン提出のいずれかです。

国税庁のHPにあるe-Taxを使用するとオンラインで提出ができるのでわざわざ税務署に行かずに済みますよ!

 

フリーランスになるなら
自信と覚悟が必要



フリーランスを目指す上で何よりも大切なのは継続的に仕事を獲得できるほどのスキル(最初の内は人脈も大事です)と、継続的に学び続ける習慣と言えます。

注意したいのは単に「職場を辞めたい」「人間関係がめんどうだ」とのことからフリーランスを目指さないことです。

 

1度冷静にキャリアプランや本当に自分がやりたいこと、望む環境は何なのか、、そうした事を俯瞰的にを見つめ直す事も必要ですよ!
 

>>自分にあった働き方って何だろう・・・?モヤモヤを相談してみる

 

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