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資格・スキルアップ

スキルアップしたい歯科衛生士におすすめの資格・研修14選

スキルアップしたい歯科衛生士におすすめの資格・研修14選
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作成日:2022/02/25
「仕事は慣れてきたからもっとスキルアップしたい」と考えている歯科衛生士さんはいらっしゃいませんか。

そこで今回はさらにスキルアップをしたい歯科衛生士にオススメの資格や研修をご紹介します。
 
歯科衛生士が所属できる歯科関係の学会はいくつかあり、学会に出席した単位と症例発表などをこなして、認定歯科衛生士を取得することができるのです。

認定歯科衛生士を取得するには学会の認定医・専門医からの推薦書なども必要になることがあるので、自分が興味ある学会があるなら、そこに所属している先生の職場を選ぶのも一つだと思いますよ!

スキルアップできる歯科衛生士の資格・研修14選

 
スキルアップできる歯科衛生士の資格・研修14選
 
歯科衛生士の専門資格は様々な種類があり、身につけたいスキルや知識に応じて選択するのが基本ですが、中には似たような趣旨の学会もあったりするので、職場の先生や自身に考え方が近い学会を選んでみるのも良いでしょう。

 

①日本歯科衛生学会 認定歯科衛生士

日本歯科衛生学会は、歯科衛生の実践に根ざした学術や研究に努め、人々の健康と福祉に貢献することを目的とした学会です。

歯科衛生業務の実践者ならびに教育・指導者の学術研究の場として、公益社団法人日本歯科衛生士会が設立しました。
 
歯科衛生士の仕事をしていると必要になってくる「生活習慣病予防」や高齢者に対して「摂食嚥下リハビリテーション」「障害を持つ人への対応」など様々なジャンルを勉強していくことができます。

幅広い知識を持って認定の資格を得ることができるのがこの学会です。
 
認定を申請するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本歯科衛生学会 認定歯科衛生士の申請条件

②日本小児歯科学会 認定歯科衛生士

日本小児歯科学会は、小児歯科医療の発展と向上、国民の福祉と医療の発展に寄与することを目的としていて、小児歯科に携わるために必要な知識や技術を取得する認定制度です。
 
認定を申請するために必要な条件には下記の通りです。
 
日本小児歯科学会 認定歯科衛生士の取得条件

③歯周病学会認定歯科衛生士

歯周病の学会は「日本歯周病学会」と「日本臨床歯周病学会」の2つあります。名前が似ていますが違う学会です。
 
○日本歯周病学会認定歯科衛生士
日本歯周病学会は、歯周病を克服することにより自分の歯を1本でも多く残すことを目的に1957年に設立された学術団体です。
 
認定歯科衛生士の審査については下記の通りです。
 
日本歯周病学会認定歯科衛生士の取得条件

○日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士
日本臨床歯周病学会は、歯周治療の検査を通じて歯科臨床の向上に努め国民の健康福祉の増進に寄与することを目的としている学会です。歯周病の治療や予防に必要な知識・技術を持つ歯科衛生士を育て、地域医療へ貢献できるようにする認定制度です。
 
認定を申請するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士の取得条件
 

④日本審美歯科学会 認定歯科衛生士

日本歯科審美学会では、歯科審美学の深い知識や臨床技能、経験により、患者さんの保健福祉に貢献するための認定制度を設けています。
 
認定を申請するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本審美歯科学会 認定歯科衛生士の取得条件
【参照】https://www.jdshinbi.net/authorization/certified_specialist.php
 
○日本歯科審美学会 ホワイトニングコーディネーター
審美歯科の中でもホワイトニング領域に特化した資格です。
 
認定を申請するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本歯科審美学会 ホワイトニングコーディネーターの取得条件
 

⑤日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科衛生士

安全・安心な歯科インプラント治療を広く国民に提供することを目的に、 医療安全に対する教育と対策について真摯に向き合っています。

医療事故を防止するために、医療安全や感染防止対策のみならず、知識と技術、患者様とのコミュニケーション能力の向上など、包括的な医療安全に対する 理解が得られるよう様々な教育研修を展開しています。
 
口腔インプラントの治療ケアやメインテナンス経験から、専門的な知識・スキルの獲得を目指す認定制度です。
 
認定を申請するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科衛生士の取得条件

⑥日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士

日本成人矯正歯科学会は、矯正歯科治療における学術及び医療の向上に努めていて、矯正歯科領域における国民の健康・福祉の向上に貢献することを目的としています。
認定矯正歯科衛生士は矯正歯科の専門的な知識や技術、経験を持つ歯科衛生士を輩出するための認定制度で、1級と2級が設けられています。
 
認定を申請するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士の取得条件

⑦日本ヘルスケア歯科学会 認定歯科衛生士

日本ヘルスケア歯科学会は、地域住民の健康を高めるために、スタッフぐるみで勉強し、臨床研究を重ねるために設立されました。

認定歯科衛生士は、チーム医療で患者さんを担当するため、一定の水準を検定によって評価し、スキル・能力を認めるための制度です。
 
受験するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本ヘルスケア歯科学会 認定歯科衛生士

⑧日本口腔感染症学会 院内感染予防対策認定歯科衛生士

発起会開催当時、医療の中においてHIV、HBVやHCVなどに対する感染予防の問題が非常に重要な課題として取り上げられました。
院内感染予防対策認定歯科衛生士は、院内感染予防対策の知識や実践力のある歯科衛生士を育てるための制度です。
 
申請するには下記の条件を満たすことが必要です。
 
日本口腔感染症学会 院内感染予防対策認定歯科衛生士の取得条件

⑨日本顎咬合学会 認定歯科衛生士

日本顎咬合学会は、咬み合わせの科学を基本に歯科の幅広い分野で、市民 ・ 団体を対象に助言・支援・協力を行い、咬み合わせに関する健康と知識を普及させることにより国民の保健ならびに公益の増進に寄与することを目的としています。

認定歯科衛生士は、顎咬合学における知識や技能を有し、患者さんの顎口腔系の維持・回復を図るための制度です。
 
認定歯科衛生士の資格取得条件は下記の通りです。
 
日本顎咬合学会 認定歯科衛生士の取得条件

⑩日本障害者歯科学会 指導歯科衛生士

障害者歯科医療を提供するために必要な臨床経験、知識を有する歯科衛生士を養成することにより、歯科医療の立場から障害者の社会生活や日常生活を支援し、社会福祉の向上と障害者歯科に携わる歯科衛生士の発展に寄与することを目的とする制度です。
 
認定を申請するために必要な条件は下記の通りです。
 
日本障害者歯科学会 指導歯科衛生士の取得条件

⑪日本口腔リハビリテーション学会

口腔リハビリテーションおよび顎頭蓋機能について基礎・臨床の進歩発展を期待して、歯科医療の向上を図り、国民の健康に寄与することを目的としています。
 
認定歯科衛生士申請資格の要件は下記の通りです。
 
日本口腔リハビリテーション学会の取得条件

⑫日本摂食・嚥下リハビリテーション学会

摂食嚥下の機能低下の予防、摂食嚥下障害者の機能回復、さらには一般市民の健康維持、向上に貢献し、もって、 国民の健康と福祉の増進に寄与することを会員共通の目的とする学会です。

医師や歯科医師をはじめ、歯科衛生士、看護師、栄養士、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士など、さまざまな医療従事者や医療福祉に携わる方が取得しています。
 
認定試験受験資格は下記の通りです。
 
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会の取得条件

⑬一般社団法人老年歯科医学会 認定歯科衛生士

高齢者に必要な歯科医療・保健を提供するための知識、臨床経験を有する歯科衛生士を養成することにより、歯科医療・保健の立場から高齢者の生活を支援し、高齢者の健康を増進することを目的としています。
 
認定の申請は、下記の条件を満たすことが必要です。
 
一般社団法人老年歯科医学会 認定歯科衛生士の取得条件

参照:認定歯科衛生士(老年歯科) 日本老年歯科医学会
 

⑭日本スポーツ歯科学会(JASD) 認定スポーツデンタルハイジニスト

スポーツを愛好する国民の口腔保健と安全に貢献することを目的とした学会です。スポーツ歯科の知識や技能、臨床経験を持つ歯科衛生士を認定する資格。
 
認定の申請は,下記の条件を満たす者です。
 
日本スポーツ歯科学会(JASD) 認定スポーツデンタルハイジニストの取得条件

まとめ

 
まとめ

以上のように、歯科衛生士になってから取得できる資格や研修はたくさんあります。
紹介していない勉強会にもためになるものはあると思います。

似た学会も多く存在しているのでどれを選んだら良いのか難しいかもしれませんが、働いている職場での先生が所属している学会に一緒に入るのがベストでしょう。

学会によって考え方も異なるので自分に合う場所をしっかり選んでみてくださいね!
 

>>認定歯科衛生士に一番近づけるキャリアのサポートをしています

 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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