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院長と合わない!と思った歯科衛生士が意識したい関係を良好にする6つのコツとは

院長と合わない!と思った歯科衛生士が意識したい関係を良好にする6つのコツとは
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作成日:2022/07/14
他のスタッフや勤務医の先生とは気が合うものの、院長と関係がうまくいっていない歯科衛生士さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
 
「院長の指示が理不尽」
「無視や舌打ちなど態度がひどい」
「大切にしてくれている感じがしない」

といった理由から、院長への苦手意識を持つ歯科衛生士さんも少なくありません。
 
そこで今回は、院長と合わない!と思った時に歯科衛生士が意識したい関係を良好にする6つのコツをお話ししていきたいと思います!
 

院長と合わないと思う理由


院長と合わないと思う理由

「院長と合わない」と感じる理由はいくつかのパターンがあります。

相手に完全に否がある場合と、自分の考え方や行動次第という場合、環境がそうさせている場合などさまざまです。

原因によって対策も変わってくるので、まずは客観的に、そして冷静に状況を判断して次の一歩に進みましょう。
 

①方向性の違い

歯科業界のなかでもジャンルは細かく分かれていて、これまで勉強してきたことや考え方によって180度違った方向にいくこともあります。

特に歯科衛生士は予防のプロフェッショナルなので、天然歯をできるだけ守りたいと感じている人も多いのですが、先生の治療が始まったら大きく介入されていてショックを受けるケースもあります。
 
それはもちろんトンデモ歯医者のように「健康な歯を売上のために無理やり削る」という場合だけではなく、咬合など総合的に考えた上で、先生もよかれと思って介入しています。

どちらも間違っているわけではなく、どの視点で考えたかの違いで方向性が分かれてしまっているのです。

先生の考え方を聞いてよくディスカッションをし、腑に落ちればよいのですが、あまり話し合いもせず「歯科衛生士だから先生の言うとおりに」で済ませていると不満は募るばかり。

衝突が小さいうちに解消しておけば大きな問題にならなかったことも、我慢の限界がきて「院長と合わない」と結論づけてしまい、後戻りできなくなってしまうのです。

>>院長と歯科衛生士の方向性が合わないのはどんなケースがある?合わない場合の建設的な解消方法も解説

②自分勝手に振るまう

「朝いつも遅刻してきて患者さんを待たせる」
「休日の翌日は機嫌が悪く八つ当たりされる」
「一方的に考えを押し付けてくる」
「人によって態度を変える」

などなど…
 
このような自分勝手な行動が続くと「この先生とこれからも一緒に働いていけるのかな?」と感じてしまいますよね。
 
フォローの声掛けをしてくれていればまだ気持ちよく働けるのですが、不器用な先生も多く、適当な扱いをされて終わってしまっていることも。

「大切にされていない」と感じると、医院や先生のために頑張ろうといった気持ちは薄れていき、ますます悪い流れになってしまうでしょう。
 

③還元してくれない

「1人で片付けや準備などしていて自分の負担が大きい」
「短い時間のなかで無理やり処置が入り、休み時間を削って対応している」

など仕事を頑張っている方。
頑張っても頑張っても認めてくれないとやる気もなくなっていってしまいますよね。
 
少ない人数で多くの患者さんを診ているのであれば、その分、売上に繋がっているはず。
それでもスタッフへ還元してくれないのであれば、「他にいけばもっと楽して稼げるのでは」と感じるのは当然のこと。

そういった給与の出し惜しみをしてしまう院長のもとで、頑張り続ける理由を見失ってしまいます。
 

④問題が起きても解決法を提案してくれない

問題が起きたとき
 
「そっぽを向いて他人事」
「適切な指示をしてくれない」
「指示に従っても問題が解決しない」

 
などの状況になり、頼りにならず信頼できないなんてことも。
 
問題が解決しないことをスタッフのせいにしてくるような院長だと「この人と合わない」と感じてしまうでしょう。

理不尽な対応に嫌気がさしてしまいます。

意識しておきたい関係を良好にする6つのコツ


院長先生との関係を良好にする6つのコツ

どれだけ院長先生と合わないと思っても、関わらずに仕事を進めることはできないですよね。

合わない人と長い時間一緒にいては心身ともに疲弊してしまいます。

そうなる前に適切な対処をして上手く乗り越えていきましょう。
 

①合わない理由を考える

原因がどこにあるのかをまず考えてみてください。相手に問題がある場合もありますが、基本的に他人は変えられません。まずは自分が変わるしかないのです。
 
だからそのためにはまず合わない理由を考えてみましょう。例えば、価値観が違うときは「相手の立場になって一度考えを受け入れてみる」などできることが見つかるはず。
 
正直な話、物事を他人のせいにしていても何も始まらないのが現実です。その職場を選んだのも自分自身。
まずは少しずつでも変えられるところを探してみてください。冷静になって考えたら、もしかしたら自分に非があったり、たいした問題ではなかったりすることもあるかもしれません。
 

②一度心から話し合ってみる

原因がわかり、それでも今のままでは腑に落ちないのであれば、納得いくまで心から話し合ってみてはいかがでしょうか。
自分が勘違いしているだけだったり、自分では見えていなかった視点での新しい考え方を知ったり、納得できる理由が見つかるかもしれません。
 
一度本音でぶつかることで院長も行動に移してくれることもあるでしょう。文句を言っているだけで何もしないままでいるより、口論になってでも状況が改善していくほうがずっといいですよね。

だからまずは行動することからはじめてみてください。
 

③最初に相手のために動く

自分の理想ばかり追い求めていても、相手にとっても利益がなければ人の心は動かせません。

何をするにもまずは自分から相手のために動くこと。
そうすることで相手も変わってくることもあるでしょう


自分が正しいと思い込まず、相手の良いところに目を向けてみることから初めてみてはいかがでしょうか。
 

④距離感を大事にする

仕事もプライベートも仲が良いのも楽しいかもしれませんが、ある程度の距離感があったほうがスムーズに進むこともあります。

人間ですから長いこと一緒にいると嫌なところも見えてきます。そんなときは一度距離をおいてみるのもひとつではないでしょうか。
 
「院長と合わない」とイライラするのも自分に気持ちに余裕がないだけかもしれません。

ストレス解消を見つけてリフレッシュして仕事にのぞめば気にならなくなることもありますよ。
 

⑤他の人に相談する

それでも解決しないのであれば、職場の人や違う医院の人に相談してみるのも良いかもしれません。
院長と喧嘩ばかりしていても堂々巡りで解決しないこともありますよね。

そんなときは他の人の意見を聞いて第三者からアドバイスをもらうことで、新しい知見が得られて解決できるかもしれません。
 

⑥割り切って付き合う

それでもダメなら、いっそ割り切って付き合うのも賢い方法のひとつです。仕事や患者さんのことだけを考えれば気が楽になることもあるでしょう。

性格や価値観は人によって異なり、すべての人と良好な関係を築けなくても大丈夫。

院長に限らず、苦手な人に対しても気負わずにいられるのではないでしょうか。

ただし、心が削られ続けるのを放置しておくと危険という側面もありますから、くれぐれも無理はなく、、

「どうしてもこの環境は無理」と感じたなら、環境を変えるのも1つの解決策ですよ!



>>自分にタイプに合った院長のクリニックで働く

 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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