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【歯科衛生士】給与以外にも福利厚生にも注目!求人情報でチェックして比較したい項目とは

【歯科衛生士】給与以外にも福利厚生にも注目!求人情報でチェックして比較したい項目とは
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作成日:2022/07/08
「休みが多いところがいい」
「なるべく家から近い歯医者」
「お給料が高いところで働きたい!」

このように考えている歯科衛生士さんも多いのではないでしょうか。
 
でも実は、給与やボーナス、勤務時間、休日や有給の取りやすさ以外にも重要なポイントがあります。

それは福利厚生です。
 
福利厚生とは、歯科医院側がスタッフに対して給与や賞与などの労働に対する対価にプラスして支給する非金銭報酬のこと。
非金銭報酬といっても結果的にはスタッフの経済的負担を軽減してくれる制度です。
 
福利厚生があることで「他よりもずっと条件が良いからここで長く働きたい」と感じるスタッフが増え、離職率が低下したり、働くモチベーションが上がったり…と医院側にもメリットがあり、導入する歯科医院も増えています。

逆に、福利厚生があまりにも充実していないと、離職を招く大きな要因となります。  
そこで今回は、歯科衛生士が注目したい福利厚生や、求人情報内での要チェック項目をお伝えしていきます!


現役歯科衛生士ライター 本吉ひとみ

福利厚生とは

 
福利厚生制度とは、「労働賃金以外の報酬」を指します。

院長がスタッフやその家族の健康や生活をより良くするために実施するサービスのこと。具体的には雇用保険や健康保険、住宅手当、お弁当の支給、社員旅行、人間ドッグなどがあげられます。
 
しかし、歯科業界で要注意なのが「法人化しているか」どうか。小さい規模で個人経営している歯科医院だと福利厚生がほとんどないこともあります。
 
例えば、法人化や常勤の社員が5名以上いると社会保険に加入する義務があります。
すると医院側が厚生年金と健康保険を半額負担してくれるので、経済的に楽になれますよね。
給料以外にも社会保険なのか、歯科医師国保なのかは初めにチェックするべき重要なポイントです。
 
また、社員だけではなくパート・アルバイトでも週に20時間以上勤務し、1ヶ月以上勤務している場合は、国民保険や社会保険は入れなくとも雇用保険と労災保険が受けられますよ!

福利厚生の種類

 
福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類あります。

法定福利厚生

法定福利厚生とは、法律によって義務づけられている福利厚生のことです。スタッフを雇っている歯科医院では必ず導入しなければいけません。

具体的には下記のようなものがあげられます。
 
・健康保険
・介護保険
・厚生年金
・雇用保険
・労災保険
・子ども、子育て拠出金
 
健康保険、介護保険、厚生年金は歯科医院側が半額負担してくれ、雇用保険は原則3分の2、労災保険と子ども・子育て拠出金は全額負担してくれます。

負担の割合は福利厚生の種類によって異なるので各医院で確認してみてください。
 

法定外福利厚生

法定外福利厚生は法律で義務化されたものではないため、院長の任意で導入されるものです。法定外福利厚生の種類はさまざまで、スタッフの生活を充実させるために工夫されています。具体的には下記のようなものがあげられます。
 
・勤労者財産形成貯蓄
・住宅手当
・通勤手当
・子育て支援
・資格取得支援
・社員旅行
・人間ドック費用負担
・B型肝炎予防注射…など
 
もう少し具体的にみていきましょう。

歯科衛生士が求人情報でチェックしたい福利厚生

 
 
さて、では歯科衛生士が給料や休日以外でいうとどのような福利厚生に着目スべきでしょうか?

ここでは、8つ絞って特に重要な福利厚生を紹介します!
 

①通勤手当

通勤にかかる交通費を支給する福利厚生です。
たいていどの医院にもありますが、上限を設けているところもあります。遠くまで通勤する場合はよく調べておきましょう。

また
「バスなどの料金の高い交通費は支給してもらえない」
「6ヶ月分まとめて購入した場合の定期代のみ」
「最短ルートよりも最安ルートで計算される」
といった条件付きもあるので要注意です。
 

②住宅手当(家賃補助)、引っ越し手当

住宅手当まで支給される歯科医院は稀ですが、引っ越し手当を支給する歯科医院は増えています。

都内から地方に就職する場合や、地方から都内など遠くから引っ越す場合に引っ越し手当を支給するといった条件を提示しているようです。

しかし、その分「あまり昇給しない」「給料が低め」などで他のスタッフとの年収バランスをとっているケースもあります。
 

③人間ドックの費用補助

健康診断はどの職場でも対象となりますが、人間ドックまで受診させてくれる医院はかなり優遇されていると言えます。

ちなみに健康診断は労働安全衛生法(労働安全衛生規則第66条)により定められた義務で、パート・アルバイトでも一定条件を満たせば対象となります。

ただ、蓋を開けてみるとそれすらも行っていない医院もあるので事前によく確認してみてください。
 

④インフルエンザやB型肝炎などの予防接種

歯科医院は観血処置を行うことや飛沫も多いことから感染リスクがとても高いです。
よって、予防摂取を実施している医院も多くあります。自分の身を守るためにもきちんと対策されている医院を選んでみてください。

また、スタンダードプリコーションにしっかりと取り組んでいる歯科医院であることも重要です。
 

⑤短時間勤務や院内託児所の設置

産休・育児休暇をとっているスタッフが多い歯科医院では、子育てに対して理解度が高い傾向にあります。

そのためには急な休みにも対応できるようにスタッフの数も必要になっていきますが、時短勤務を考慮してくれたり、院内に患者さん用&スタッフ用にと託児所を設けています。
そういった医院では子育てしながら女性でも安心して働き続けることができます。

⑥勉強会の参加費補助や書籍購入補助

歯科衛生士になってから勉強していく必要がありますが、一部または全額費用を負担してくれる歯科医院もあります。
セミナーや学会、勉強会、書籍の費用は案外ばかにならないもの。全額負担してくれる医院は恵まれていると言えます。

ただ、先生が所属する学会のみ、おすすめのセミナーのみという場合もあるので先生がどんな勉強をされているかを把握しておきましょう。
 

⑦院内懇親会、社員旅行の費用補助

忘年会や新年会、歓迎会、社員旅行などの懇親会費を負担してくれる制度です。
こちらは賛否両論ありますが、行きたくもないのに歯科医院によっては積立制度があったり、参加費を求められたりもします。

負担してくれる医院はありがたいと言えます。ただし、その分そういった行事に参加しなければいけないのかもしれません。

⑧財形貯蓄制度

歯科医院は退職金制度を設けていないことが多いでしょう。

スタッフの財産形成を支援するための福利厚生を設けている職場もあります。歯科衛生士は特にお金に関する勉強をしていないことがあるので、院内勉強会でそういった内容の勉強会を設けている場合もあります。
歯科医院はスタッフの給与から一定額を天引きし、金融機関に払い込むことによって貯蓄を行います。

また、iDeCoやNISAなど個人年金などの保険料を負担してくれる場合もあるので調べてみてください。

まとめ


 
さて、いかがでしたでしょうか?

福利厚生の種類は多様ですが、重要な福利厚生については、給与とほぼ同等の価値があることがわかって頂けたかと思います。

デンタルハッピーでは、福利厚生が充実している職場も含め、みなさんが理想とする職場探しをお手伝いしていますので、転職にお悩みの方はお気軽にご相談してくださいね!



 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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