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歯科衛生士が辞めたいと思う理由TOP10。実際に辞めた人は?

歯科衛生士が辞めたいと思う理由TOP10。実際に辞めた人は?
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作成日:2015/05/01

歯科衛生士の専門学校や大学に通い、やっとの思いで取得した国家資格。

しかし早期退職が多い職種の1つでもあります。
そこで今回は歯科衛生士のよくある退職理由TOP10をご紹介します。ご自身の状況と照らし合わせて、前を向けるきっかけを探してみましょう。

【どうしても働くことが難しくなってしまった歯科衛生士さんへ】
実際に退職を決意した際、退職理由の伝え方ひとつで残りの在籍期間をどう過ごせるかが決まってきます。伝える際に覚えておきたい2つのポイントを伝授するので、ぜひ参考にしてみてください。
 


▼円満に退社したいと思っている方はコチラの記事を読んでみてください
 

 

歯科衛生士のよくある退職理由TOP10


歯科衛生士の私が実際に見てきた、良くある退職理由を挙げていきます。

 

①人間関係が悪い

歯科助手・歯科衛生士などの女性スタッフ同士(同期、先輩、後輩)や院長先生、院長夫人、勤務医の先生など、気が合わない人がいると厄介です。
 
特にスタッフ数が少ない歯科医院で働いている、関係性の悪いスタッフが1人いるだけで、居心地が非常に悪い空間となってしまいます。人間関係が原因で辞めるケースは大型法人よりも小規模医院の方が多いと言えます。

②給与が少ない

働きに見合った給料をもらえていないと感じている歯科衛生士さんも多いです。
初任給が少なくても、昇給制度がしっかりとしているクリニックでは、勤務年数の経過と共に給料も増えますし、ボーナス込の給与で換算すると意外と高給与をもらっているというケースもあります。

 
  

③待遇面・福利厚生がしっかりしていない

法人化をしている医院では社会保険に加入しているケースが多く、厚生年金と健康保険を半額負担してくれますが、小規模のクリニックは福利厚生が整っていないことも多いです。求人サイトを見ていると、福利厚生欄の記述が他とは少し異なる書き方をしているクリニックをまれに見かけますが、そんな時は入社前に必ず確認をしたほうがベターです。

 

④院長先生についていけない

院長先生についていけない
 

院長先生が目指す方向性と自分のやりたいことがズレているとすり合わせるのが大変です。自分の意見を聞き入れてくれる風通しのよい職場であればいいのですが、そうとも限りません。
 
小さい医院の長である院長先生は、裸の王様になっているケースもよく見受けられます。

就職する前に、院長の診療方針は院長に聞くよりも働いているスタッフに直接聞いたほうが実態がよくわかります。見学時にスタッフさんに聞けるチャンスがあったら確認しておきましょう。
 

⑤仕事内容に納得がいかない

真面目な人ほどこのように感じてしまうこともあるでしょう。滅菌消毒管理や患者さんへの対応など、働くのであればちゃんとしたいと思うこともありますよね。
 
なにを妥協していくのかは院長先生の考え方にもよりますが、希望ばかりを述べるのではなく、経営のこともちゃんと考えつつ、相談できるように工夫しましょう。
 

⑥仕事が大変すぎる

仕事が大変すぎる
 

ユニット数や患者さん数が多い医院、スタッフの数が足りてない医院ではひとりひとりの負担が大きすぎることもあります。

数をまわさなければならないので仕事も雑になり、やりがいを見出せずに時間を過ごしてることもあるのではないでしょうか。
 
自分らしさを見失って無理をしてると気持ちも体も疲れてしまいますので、自分に合う医院を見つけることも大切です。
 
また、プライベートを充実させるために仕事から離れたいと感じる人も多いようです。
こちらも見学時などに働いている歯科衛生士がどんなタイプの人が多いのか、どのように働く方が多いのかを確認をする方がいいでしょう。
 

⑦スキルアップしたい

歯科衛生士として長期的にひとつの医院で働くことも素晴らしいのですが、ひとつのやり方しか知らないことに不安を感じる人もいるのではないでしょうか。
 
医院によって方針が異なることも多いので、ほかを見てみるのもひとつ。

特に認定歯科衛生士など目指したい場合は学会に所属している歯科医院のほうがスムーズです。自分の目標が明確な方はスキルアップのために転職を考えたほうがよいでしょう。

   
 

⑧ライフスタイルの変化

ライフスタイルの変化


結婚や妊娠出産、夫の転勤、親の介護など、ライフスタイルの変化によって退職をやむを得ない場合があります。
 
産休や育児休暇、介護休暇などの福利厚生が整っている医院であればそのまま続けることができるのですが、まだまだ現状は少ない模様。
ワークライフバランスを考えたときに退職の文字が頭に浮かぶ人も多くいます。
 

⑨からだや心の不調

怪我や病気などで仕事が続けられなくなることもあります。また、からだだけではなく、心の不調で「休息したい」と感じることも。

からだも心も元気でないと仕事を続けることが難しくなりますから、あまり無理をしすぎず、症状が出る前の早い段階でゆっくり休息をとるようにしてくださいね。


一度心の不調を感じると完治するのには想像以上に時間がかかります。
 

⑩他の業界に興味がある

歯科業界は専門的な分野なので合う合わないがあります。実際に働いてみて、他の仕事のほうが自分には向いているかもしれないと感じるパターンです。

狭い世界なので一度外の世界に出たくなるのでしょう。
 
また、歯科衛生士の仕事が合わないと感じる、歯科業界が嫌になったなど、今の業界から逃げたいから他の業界を考える人もいるようです。

本当にやりたいことがある場合ならいいのですが、嫌なことから逃げるだけでは同じことを繰り返してしまいます。

退職理由は職場にどう伝える?

退職理由はどう伝える?
 
デンタルハッピー 代表 笹平
 

多くの歯科衛生士さんが一番悩むのが退職理由を職場の人にどう伝えるかです。この伝え方に関しては、これまで数千人におよぶ歯科衛生士の退職理由を見届けてきた、私から二点だけ大切な点お伝えしたいと思います。

 

1、極力は嘘はつかない

もう辞めるからといって嘘の退職理由を言うのはおすすめできません。歯科業界は想像以上に横の繋がりが強いものです。もしも無難に済ませようと適当な理由を伝えて辞めた場合、内容によっては他の歯科医院のNGリストに載ってしまう可能性もあります。
 

2、落ち着いて話をする

退職理由を正直に話したとしても、ヒートアップしすぎてしまうことには御注意を! 院長との話合いでクリニックのことを悪く言いすぎてしまい、退職までの日々が気まずくなってしまうこともあります。

※ 余談ですが伝えるタイミングとしては休日の前日の診療後がベストです。間違っても朝に伝えない様に。。その日1日中が重たい雰囲気ではたらくことになります。
休日前の診療後であれば、伝え終わった後に休日を挟むので双方で落ち着いて整理することができます。

実際に辞めてよかった?


退職したいと感じる原因は何なのか、一度冷静になって考えてみてください。そしてそれを解決できる策がないか、探してみましょう。
場合によっては退職せずとも状況や環境が改善される可能性もあります。
 
理由にもよりますが、実際に歯科衛生士を辞めて他の職業に就いた方は、ビジネスマナーや給料の安さなどで躓いてしまう方も多いようです。

事実として一度他業種を経験した後に、歯科衛生士として復帰する方は多くいらっしゃいます。

 

▼こちらの記事でも詳しく解説しています
辞めてよかった?歯科衛生士を辞めた人が直面する他業種への転職の難しさ

 


 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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