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歯科衛生士の退職理由 | 嘘のない伝え方

歯科衛生士の退職理由 | 嘘のない伝え方
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作成日:2021/01/29
 
「この職場は合わない」「人間関係に疲れた」などの理由で退職を決意したものの、どう伝えたらいいのか悩むこともあるのではないでしょうか。
 
退職はどうしても後ろ向きなイメージを抱かれがち。職場の人間関係が上手くいってない人は特に不安を感じますよね。
 
そこで今回は、どう伝えたらストレスなく退職できるのかをご紹介します。後味を悪くしないで院長先生や同僚のスタッフに退職理由を伝え、円満退職しましょう。
 
 

なぜ嘘ではない退職理由が大事なのか


転職活動の面接で困らないために

今の職場が嫌で退職をしたら、次の職場での転職が待っています。あなたが今の職場に伝えた退職理由と、転職活動の面接で伝える退職理由が異なるのはあまりよくはありません。

なぜなら、一つ前の職場は履歴書に記載することになるため、院長によっては前職場に連絡を取り、あなたがどういう人だったかを確認することがあります。

この時に退職理由が異なると、色々と面倒です。

院長に退職を伝える際、一番大事なこと

まず最初に、退職する理由と覚悟を決めてください。あなたが抱える退職理由(悩み)は転職でしか解決できないのか改めて考えてみましょう。 
本当に解決できないものなのか、一時的なものではないのか、改めて思い直してみてください。

隣の芝生は青く見えるのと同じで、どこへ行っても辛いことはあります。
職場や他人に不満を持つ前に、まずは自分が変わって状況を改善できるよう努めてみましょう。

それでもダメなとき、退職を考えるのもひとつです。
 
さて、本当に退職する覚悟ができたら退職する準備を進めていきます。
 

退職を伝えるときに気をつけたい条件

 

① 忙しくないタイミング 

まずは院長先生が忙しくないタイミングで伝えることが大事です。

診療中や院長先生のやることがたくさんある繁忙期などは、心の余裕がなくなっているタイミングです。

そんなときに伝えてしまうと、きつい言い方をされてしまうこともあるかもしれませんので、相手の立場にたって無理のないタイミングをはかりましょう。

②静かな場所で2人きりになれる空間を選ぶ

周囲に声のもれない場所で1対1の対話が基本となります。どんな話になるかわからないので、できる限り静かな場所で1対1で会話できる場所を選びましょう。

③最低でも1~3ヶ月前に伝えること

歯科医院は小さい規模のところが多く、代わりの人材も十分ではありませんので、退職を決意したらできる限り早めの段階で伝えるようにしましょう。

 

十分な時間の猶予があれば残された院長や同僚たちは人材育成や次の人材の確保など、退職者が出たことで必要となる対応をすることができます。

医院の立場を考えた行動は、円満退職に繋がるでしょう。

>> 院長に辞めたいと切り出すベストなタイミング

退職理由の伝え方3選〜円満退職をするために〜



条件を整えたら、次は伝え方です。

退職の理由を伝えるときは、自分の都合だけでなく、医院のことを考えて行動することがポイント。

 

不平不満などあったとしてもそれを伝えてはいけません。建前は自己都合での退職ということにしてください。
 
退職理由で主に使われるのは「個人的な事情」「未来に向けたポジティブな事情」です。

①家庭の事情(個人的な事情)

理由として一番納得してもらいやすいのは、下記の理由です。
 
・親の介護
・結婚や妊娠出産
・夫の転勤
・家業をつぐ
 
「続けたいが仕方のない理由」として受け入れてもらいやすいでしょう。ただし、嘘をついて話をするのはリスクが高いのでなるべく控えてください。

②個人の病気(個人的な事情)

病気を理由にするのもひとつです。

「続けたいと思ってましたが、持病が悪化しました。しばらくは療養したいので一旦退職という形をとらせていただくことにしました」などと伝えることができます。

近年歯科衛生士の退職理由となる病気で増えてきているのが、精神疾患による退職理由です。心療内科からの診断書と共に辞意を伝えるケースです。

 
病気によっては、何の病気か?、いつから発症しているのか?、など詳しく問い詰められることもあります。

また、人によってはこれまでの様子から考えても病気を理由にするのは難しいこともあるので注意しましょう。
 

③次の職場でやってみたいことがある(未来に向けたポジティブな事情)

ステップアップとして他の職場にいきたいといった「未来に向けたポジティブな事情」もあります。


 
「関心のあった分野でより深い学びをしたい」

「夢を諦めることができず、これが最後のチャンスだと思ったので転職を決意しました」



など、今の状況では叶えることが難しい場合、納得してもらいやすいでしょうから、将来へのビジョンを明確にしておきましょう。

ご自身や状況に合った、職場の人が納得する理由を考えてみてください。


>> 歯科衛生士が円満退職をするため知っておくべき4つのこと
 

最後に



 

 

退職理由を伝えるとき、明確な理由がなかったり、後ろめたい気持ちがあったりすると曖昧な表現になってしまいやすいですよね。

しかし、曖昧な表現だと相談だと思われてしまい、話が進まないこともありますので、「○月末までに退職を考えています」などとしっかり期限を含めて伝えることがポイントです。
 
また、どれだけ嫌なことをされた職場であったとしても、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
どれだけ嫌な思いをした職場でも感謝の気持ちを持って、意思表明してみてくださいね。
 
最後に、引き継ぎの準備も忘れずに!!


職場に返すもの・受け取るものをチェックし、自分が使用したロッカーなどは綺麗に掃除しましょう。

最後には、職場のスタッフみんなに退職のあいさつをして、感謝の気持ちとともにお菓子などを渡し、気持ちよく終わりを迎えられれば完璧です。



>> 100人以上の歯科衛生士の転職理由と退職理由を全公開!

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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