いきなりですが、私は正直なところ、歯科衛生士になるまでは「歯科衛生士」の仕事を知りませんでした。
歯科衛生士って、あまり一般の方にも浸透していない職業ですよね。
現在も「歯科衛生士です」と他の人に名乗っても、歯科助手と歯科衛生士の違いを知らないことや、「歯医者のお姉さん」や「看護師さんみたいな人」と呼ばれることまであり、歯科衛生士の認知度の低さを感じています。
そんな中で、なぜ私は歯科衛生士の道を選んだのでしょうか。
今回は現役歯科衛生士である私が、この進路を目指した志望理由をご紹介させていただきます!
もともとは歯科助手で働こうと考えていた
私は元々、いきなり「歯科衛生士を志望したい!」と思っていたわけではなく、歯科助手として働こうと考えていました。
そこで実際に歯科医院へ話を聞きにいったのです。
すると歯科医師の先生から「この業界に入ろうと思うのであれば歯科衛生士を目指したほうがいい。夜間部もあるから費用も安く働きながら通えるよ。」と薦められました。
↑私にアドバイスをくれた先生(イメージです!)
そのときの言葉がなければ、私は現在のように楽しく活動できていなかったかもしれません。。。
私が歯科衛生士を目指した3つの理由
それから歯科衛生士のことを調べはじめ、目指すことを決めました。
決め手となったポイントは3つあり、
「手に職を持てれば環境が変わってもずっと働ける」
「細かい作業が好きだから向いているかもしれない」
「医療職で人の役に立つ仕事がしたい」
でした。
それぞれ詳しく説明します(^^)
手に職を持てれば環境が変わってもずっと働ける
まず、1つ目は歯科衛生士のスキルは一生モノで、まず失業の心配が殆どない点です。
私が歯科衛生士になった時も十分に売り手市場(人手不足で求職者にとって有利な状況)だったのですが、2021年現在では、歯科衛生士の求人倍率は20倍にもなっています。
コロナの影響で職を失っている人がたくさんいるなか、歯科衛生士はずっと人手不足なので仕事がなくて困ることはなく、とても恵まれた状況と言えます。
歯科衛生士の資格は国家資格なので結婚や妊娠・出産をして一度仕事から離れたとしてもまたすぐに復職することができます。
全国どこへいっても歯科衛生士の資格を活かすことができるので、もし旦那さんの転勤があったとしても安心です。
資格を更新するための試験等はなく、一度頑張って取得してしまえば一生資格を活かせる仕事なのです。
細かい作業が好きだから向いているかもしれない
また歯科で扱う器具機材は細かいものが多く、実際に患者さんの口腔内を触るときも細かい手さばきが求められることがあります。
私は元々そういった細かいスキルを磨くことが好きだったこともあり、その力を生かして働くことができています。
もちろんそういったことが苦手な人でも学校へ通い、実習で練習を積み重ねていけばそつなくこなすことができるようになりますよ!
一方で、訪問歯科などは細かい作業とは違ったことが求められるので、歯科衛生士になってからも自分に合う仕事を見つけやすいかもしれません。
医療職で人の役に立つ仕事がしたい
最後に、私は人の役に立つ仕事がしたいとずっと思っていました。
歯科衛生士は医療職なので特にその側面が強いと思います。
今も実際困ってる患者さんを救えたり、「ありがとう」と感謝してもらえることも多く、やりがいを感じられています。
自分が治療に携わることで患者さんの「痛い」と言っていた症状がなくなったり、健康になったことで笑顔が増えたりなど、自分の仕事に誇りを持って取り組むことができ、楽しい日々を過ごせています。
私が歯科衛生士になったのは25歳のときだったので周りよりも遅いことを引け目に感じており、なったばかりの頃は特に勉強会に参加する毎日でした。
そこで出会った数々の方々のおかげで、現在は現場で働くだけではなく「歯科衛生士ライター」という仕事もいただき、活動できています。
一生懸命なにかを続けていれば新しい道が開けるのだなと感じています。
歯科衛生士になろうか悩んでいる、日々仕事をしながら燻っている方がいるのであれば、そんな方々の救いとなれるよう、今後もこういった活動を続けていきたいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初は歯科助手として働こうと思っていた私でさえ、今は楽しく歯科衛生士としての業務に取り組むことができています。
もちろん辛いこともありますが、それだけやりがいを感じることができる仕事でもあります!
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ライター
歯科衛生士/ライター・動画編集者
歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。
現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。