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新卒歯科衛生士

歯科衛生士になるには?流れや必要な資格を現役衛生士が解説

歯科衛生士になるには?流れや必要な資格を現役衛生士が解説
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作成日:2021/05/03
「医療の仕事に興味がある」
「手に職を持ちたい」
 
そんなことを考えたときに行き着いた歯科衛生士という仕事。でも歯科衛生士ってどんなことをしているのかよくわからないこともあるのではないでしょうか。
 
歯科衛生士は国家資格なので一度資格を取得したら将来も安定して仕事をしていくことができる一方で、国家試験の受験資格を得るには養成学校に通わなければならないため、時間もお金もそれなりにかかります。

いったいどの程度努力をすれば歯科衛生士になれるのか、ピンと来ない方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
 
そこで今回は、どのような流れで歯科衛生士になることができるのかを現役歯科衛生士の私がご紹介します。


▲歯科衛生士 本吉ひとみ


皆さんの不安な気持ちを少しでも払拭出来れば嬉しいです!

歯科衛生士になるには




歯科衛生士になるためには、高校を卒業した後に歯科衛生士を養成する学校に通う必要があります。

大学、短大、専門学校があり、最低でも3年間、大学であれば4年間は学校に通学することが必須です。

※2021年現在は、通信教育では取得できる資格ではありません!
 

大学or短期大学or専門学校に通う

文部科学大臣指定の4年制の大学、もしくは3年制の短期大学、都道府県知事指定の3年制の歯科衛生士養成所である専門学校に通い、必要なカリキュラムを修了します。

医療なので臨床実習などしっかりした課程を通して学んでいきます。
 

歯科衛生士学校の学費は
どの程度かかる?

国立や県立の学校であれば3年間の総費用は100〜150万円程度。
専門学校は250〜350万円。
私立の学校は300〜350万円程度が相場となっています。


金額は、顎模型や使用機材を自分で購入するか、学校行事があるかどうかなど、学校によってもバラつきがあります。

高校を卒業したての人であれば学校行事も思い出として大切ですが、他の仕事をしていて資格を取るためだけに通学する人にとっては苦痛になることも。
なので、自分のスタイルに合う学校選びをするのが重要ですよ!

 
 

昼間部、夜間部

歯科衛生士の専門学校には、朝から夕方まで授業がある昼間部と夕方から夜まで授業がある夜間部があります。
歯科衛生士は他の仕事を経験してから通いはじめる方も多いので年齢はさまざま。

夜間部であれば昼間働きながら学校に通い、資格を取得することができますが、臨床実習中は昼間に行うことも多いので正社員で勤務するのは難しいことも。
 

国家試験に合格する

必要なカリキュラムを修了したら、国家資格を受験する資格を得られます。

国家試験の内容は、全身に至るところから、歯・口腔の構造と機能、病気に関すること、健康と予防についてなどの9科目から出題されます。
なお、実技試験や記述式はなく、マークシート方式なので合格率も9割以上なので、そこまで難しい試験ではありません。

国家試験に合格したら登録申請を行い、歯科衛生士免許に登録することによって免許証が交付され、歯科衛生士としてのキャリアをスタートさせることが出来ます。

【知っておきたい】
歯科助手と歯科衛生士の違い




なお、歯科衛生士と似た仕事で歯科助手がありますが、どういった違いがあるのか見ていきましょう。

簡単に説明すると、歯科助手は資格が必要なく、歯科衛生士は国家試験に合格する必要があるという点が大きな違いです。
 

歯科助手の仕事内容

歯科助手は歯科医師や歯科衛生士がスムーズに診療を行うためのサポート役です。受付業務や診療の補助、滅菌や消毒などの業務を担います。

資格がないので患者さんのお口の中に手を入れる医療行為はすることができません。
 

歯科衛生士の仕事内容

一方で歯科衛生士の場合は、先述のとおり国家資格者ですので、学校に通学して必要なカリキュラムを終了した後、国家試験を合格してやっと業務をすることができます。

担う業務は、歯科診療補助、歯科保健指導、歯科予防処置がメインですが、歯科医院によってはその他に歯科助手と同じ業務を担うこともありますよ!
 

歯科衛生士の仕事の特色


歯科衛生士の向いている性格

私が思う歯科衛生士に向いている性格は、人当たりが良く、清潔感がある人です。

人と接する機会が多く、指導をする機会も多いので、人とのコミュニケーションがしっかりとれて、思いやりがある人が好まれます。
また滅菌消毒管理も担うので清潔感も求められるでしょう。

細かいものを取り扱うことも多いので几帳面で細かい作業をするのが好きな人も仕事をする上で役に立ちます。

歯科衛生士の福利厚生や年収

歯科衛生士は夜間の勤務はないことがほとんど。診療終了後、片付けが終わればすぐに帰宅することができるので残業することも少ないです。

社保完備や産休育休を福利厚生として設けている歯科医院も増えています。
年収は地域や衛生士のスキルや経験によっても差はありますが、350〜400万ぐらいが相場で、一般的な大卒の年収よりも高いことも多いですよ!

   

歯科衛生士の将来性は?

いろんな意見がありますが、私は歯科衛生士は引く手あまただと思っています。
求人倍率も20倍を超えていて、歯科衛生士1人に対して20医院がオファーをするという何とも嬉しい状況です。

人が足りていないので将来も職に困ることはないのではないかと思います。

歯科医院はコンビニよりも多く、歩く先々に歯科医院が目につくと思いますが、条件を厳しく選り好みしなければ、いつでもどこでも歯科衛生士として働き始めることができます。


ひらめき以下の記事では歯科衛生士のやりがいについても語ってます!併せてご覧になってみてください!


歯科衛生士のやりがいって何?現役歯科衛生士が語る9つの魅力

 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

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