・歯科医師として働いているけど、むいていない…と感じる。原因は何なんだろう。
・克服方法があったら教えてほしい
本記事ではこういった疑問にお答えします。
歯科医師の中には「歯科医師に向いてない」…と感じている人が一定数います。
何を隠そう、この記事を書いているわたし自身もその中のひとりです。
歯科医師として、挫折と失敗をくりかえすたびに「向いてない…」と悩んでいます。
この記事では、歯科医師が「向いていない」と感じる原因と、その克服方法を解説します。
記事を読むと、「向いていない」と感じている歯科医師の悩みが少しだけ軽くなりますよ!
・手が不器用
・歯科医療に興味をもてない
・コミュニケーション能力がひくい
・歯科医療に恐怖を感じる
ひとつずつ解説していきます。
手が不器用…は歯科医師が向いていないと感じる大きな原因です。
歯科医師は手先を使う仕事だからです。
・うまく削れない
・うまく抜けない
・うまく痛みをとれない
手が不器用だと、こういった悩みをつねに抱えることになります。
イメージしたとおりに形にできない…は、ハッキリいってもどかしいです。
くわえて、器用な人にくらべて不器用なひとは「臨機応変さ」にも欠けやすいです。
手が不器用でも、楽しく歯医者をやっている先生もいます。
ですが、手が不器用ということは、歯医者として「向いている」と思えるポイントではありません。
自分の仕事に興味がないと、向いていない…と感じやすいです。
歯科医師の中には、歯科医師という仕事に興味を持てない人がいます。
たとえば、
・新しいスキルに関心がない
・仕事中、ほかのことを考える
・知識のアップデートに関心がない
・他にやりたいことがある
…といった感じです。
必ずしも、「興味がない=向いていない」...ではありません。
ですが、興味のなさは「向いていない」につながります。
とはいえ、興味をもてないことに興味をもつ…は難しいことも事実です。
歯科医師の仕事はコミュニケーションを必要とします。
・患者さん
・患者さんの家族
・歯科衛生士さん
・歯科助手さん
・業者さん
このような、色々な人たちと関わるからです。
そのためコミュニケーションをとることが苦手だと、向いていない…と感じやすいです。
うまく伝わらない、伝えたつもりなのに理解されていない...はストレスになります。
性格的に「人と関わらない方が向いている」場合は、なおさらつよく「向いていない」と感じることが多いです。
歯科医師とコミュニケーション...は切っても切れない関係です。
歯医者は人の口の中に直接ふれる仕事です。
そのため、歯科の仕事そのものに恐怖を感じていると、向いてない…と感じます。
・針を見るのが怖い
・血が止まらなかったらどうしよう
・口の中に金属をおとしたらどうしよう
人の身体を傷つけることに恐怖を感じるひとは、歯科医師に向いていません。
先端恐怖症や、血が苦手な場合も、毎日不安を抱えたまま仕事することになってしまいます。
実際、医療事故と歯科医療はつねに隣あわせです。
一方で、恐怖を感じるからこそ慎重になる利点もあります。
そのため安全性は高まりますが、それが「向いている」と感じるかは別問題です。
スキルを上げる…ということは、自信のなさを克服する最も効果的な方法のひとつです。
できないから向いてないと思っているパターンがあるからです。
・削る練習をする
・抜く練習をする
・セミナーをうける
・うまい先生に質問する
スキルを上げるための方法はたくさんあります。
そのため、やる気があればスキルは向上します。
充実したスキルは自分を守る武器になり、いずれ「向いてない」の克服につながる可能性が高いです。
歯科の中で面白いことを探すことは、向いていないことへの克服につながります。
なぜなら、面白い...と感じることは「向いていない感情」が薄らぐことがあるからです。
・経営
・スキル
・マーケティング
・コミュニケーション
といったような大きなカテゴリーから、
・専門分野をつきつめてみる
・専門の分野以外をトライしてみる
といった細かい分野まで、面白いと感じることを探してみる価値はあります。
新しい一歩を少し踏み出すと、世界観が変わることも多いです。
向いていない…を変えるのではなく、あえて「仕事と割り切る」という克服方法もあります。
割り切ることで、向いている・向いていない…が関係なくなります。
仕事は向いていなくて当たり前…と考えることもできます。
とにかく与えられた仕事をしっかりこなす。
こう考えることで仕事をしている間は、向いてる向いてないではなく、治すことに全力を注ぐことができます。
スキルを上げる…と似ていますが、経験を積むことも克服方法になります。。
経験を積むことで、経験値がたまり、色々なシチュエーションに対応できるようになります。
治療に対する不安や、患者さんに対する不安もなくなっていき、結果として、自信がつきます。
自信は「向いていない」を忘れさせてくれる要素になります。
この記事では
歯科医師が向いていないと感じる原因と克服方法を紹介しました。
基本的に歯科医師をやっていて「しんどい」と感じることが多いのであれば、歯科医師には向いていません。
ですが、これから長く歯科医師として仕事してくためには
少しでも「楽しく」「興味をもって」、仕事していくことが重要です。
そのために、まずは何かひとつでもチャレンジしてみることは大切です。
向いていないと感じている歯科医師の先生が、少しでも「むいているかも」と思える日が来ますように。