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一緒に働いたら不幸!?治療方針がヤバい歯医者の実態や特徴に迫る

一緒に働いたら不幸!?治療方針がヤバい歯医者の実態や特徴に迫る
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作成日:2023/02/27

月5,000円~10,000円程度

「今の歯科医院のやり方には不満しかない」

「治療方針がヤバい歯医者の見抜き方を知りたい」

このように感じている歯科衛生士さんはいらっしゃいませんか。

 

一日のなかでも長く過ごす職場で、毎日苦痛に感じながら働くのは精神的によくありません。

どうせ働くのであれば、気持ちよく働けて、医院も豊かになり、患者さんの満足度も高い診療を行いたいもの。

 

しかし、残念ながら、どれだけ自分が頑張っていても、ひどい治療方針の歯医者ではどうにもならないこともあります。

一緒に働いてしまうと辛くなるので、どれだけ条件がよくても別の職場に転職したほうがよさそうです。

治療方針がヤバい歯医者の実態や特徴

蓋を開けてみると治療方針がヤバい歯医者はたくさんあるように思います。

患者さんのことを一番に考えている医院はよいのですが、自分のためだけに仕事をしていると治療方針もどんどんヤバくなっていくように思います。

具体的にどのような治療方針がヤバいのか、考えていきましょう。

無診察治療(処方)やきちんと検査しない

必要な検査をせずに診断をしてしまったり、診察することなく薬の処方だけしてしまったりする場合もヤバい歯医者の特徴といえます。

患者さんとしては診療時間を省けてラクなので希望される方もいらっしゃいますが、もし何かあったときには取り返しがつきません。

 

また、医師法によって無診察治療(処方は)法律で禁止されています。診察をせずに薬だけ処方するのは違法行為なので、罰せられたり、免許を剥奪されたりする可能性もあるそうです。

 

ほかに、検査が不十分で話を聞いただけで診断してしまうことも危険です。病気を見過ごしてしまっていることがあります。

治療だけして終わり

昔は「治療だけして終わり」が当たり前でした。

しかし、現在は、治療はもちろん予防が重要視される時代となってきました。

悪くなったところだけ治療する対症療法は、根本的な原因が改善されていないため、再発するリスクが高くなります。

短期的にみると、予防に関することよりも治療のほうが売上もあげられるので、治療だけに偏って予防がおろそかになってしまっているのではないでしょうか。

 

急患で来た「主訴部位だけ治してほしい」という患者さんの場合は、治療だけで終わりになってしまうパターンもありますが、そういった患者さんにもきちんと予防の話をしたいですよね。

 

歯科衛生士が活躍できる予防分野ができず、診療補助業務ばかりだと疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

セットや入れ歯の調整など行き過ぎた処置を歯科衛生士に任せている傾向もあり、トラブルの原因にもなってしまいます。

数をまわすこと優先

保険の点数が決められているので、保険診療で売上をあげようと思ったら数をこなすしかありません。

すると、質よりも量ばかりをみて、十分な処置時間がないまま終わらせてしまうことも…。

時間をかければいいものでもありませんが、ある程度時間がないと必要な処置ができずにやりたいことを省かなければいけないことも多々あります。

 

「長年メインテナンスで定期的に通っていたのに歯周病が重症」といった患者さんがたまに来院されることがありますが、きちんと診てもらえていなかったのではないでしょうか。

技術面のほか、十分な時間がないまま診察を終えられてしまっていた可能性が考えられます。

衛生管理がひどい

感染対策をおろそかにしている医院もヤバい歯科医院の特徴のひとつです。

器具の使い回しや掃除が行き渡っていない、素手で治療をするなど、最近は減ってきましたが、まだまれに見かけます。

どれだけ歴史ある歯科医院で古い機材を使っていたとしても清潔を保つことはでき、それは患者さんにも伝わります。

 

特に血液のついた器具を使い回すとAIDS(HIVによる後天性免疫不全症候群)、HCV(C型肝炎)、HBV(B型肝炎)、梅毒など重篤な病気に感染するリスクも。。。

衛生管理などを重要視していない方針の歯科医院だと、歯科衛生士としては辛くなるのではないでしょうか。

歯科衛生士に歯科医師の業務を任せる

歯科衛生士が学生時代に勉強してきた範囲は先生に比べると少ないですよね。

業務は一見できたように見えても、リスクまで把握して処置しているとは限りません。

麻酔なども歯科衛生士ができるようになってきたものの、麻酔の成分や作用機序、患者さんの全身状態や救命措置などのトラブル対応まで把握していなければなりません。

 

歯科医師の業務を歯科衛生士にやらせるのはグレーな部分も多いのですが、患者さんを不安にさせるようなことはあってはいけないですよね。

メリットデメリットの説明をまともにしない

治療をする前にしっかり患者さんに説明をして納得・同意をした上で行なうのが大切です。

治療を促したいがためにデメリットなどの説明が十分にされないまま治療が行われてしまうのもヤバい歯医者の特徴です。

 

たとえばセラミック矯正も話題にあがっていますが、簡単に短時間で行える反面、長期的な目で見るとデメリットもたくさんあります。

患者さんが現在やりたいとしても将来後悔してしまっては意味がありません。

医療者にはきちんとメリット・デメリットを説明した上で、本当にその処置が患者さんに必要なのかどうか考えていく必要があるのではないでしょうか。

治療介入が必要以上

きちんと治療がされることも大切ですが、治療介入が必要以上な場合も危険です。特

に勉強したてでやりたがる先生は、過剰な治療行為を行っていることもあります。

被せ物は費用が高いので本数が多いほど売上になりますが、天然の歯に治療介入をすればしただけその歯の寿命は短くなってしまいます。

“必要”と判断する基準も人によって違うので一概に言えないところもありますが、必要な範囲を越えて治療を行っている場合も注意が必要です。

ヤバい歯医者を回避するには

ヤバい歯医者を回避するには下記のような方法があります。

 

・ずっと求人をかけているところは辞める

・院内の雰囲気が暗いか確認する

・スタッフに聞いてみる

・口コミなどで悪い評判が多いかチェック

・SNSで治療宣伝が多いなど気になる投稿がないか見てみる

・試用期間中などすぐに退職する…など

 

スタッフが定着しない歯科医院は何か理由があるはず。

ずっと費用のかかる求人をかけ続けている医院は、すぐにスタッフがやめている証拠です。

また、医院の雰囲気がピリついていたり、暗かったりするのも、スタッフが納得していないまま働いていることがあります。

インターネットの情報は当てにならないこともありますが、手短に情報を得るにはいいのではないでしょうか。

 

もし万が一、ヤバい歯科医院に勤めてしまったら、履歴書に傷がついたとしても、自分の身の安全を守ることを優先してください。

ヤバいところで働き続けるのは精神的にも肉体的にキツイものがあります。

また何か大きなトラブルが起きたときに取り返しのつかないことになりかねないので、早めに去りましょう。

 

→→【実際に転職した人の口コミが分かる】デンタルハッピーで転職先を探してみる

 

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歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

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