歯科衛生士向け！履歴書の趣味・特技欄はどう書く？これといって趣味がない人向けの対処法も解説

歯科衛生士の学校では、一般的な大学と違って就職活動向けに履歴書の書き方のコツや対策などの講義や対策セミナーはほとんどないですよね。
 
履歴書のなかでも特に趣味や特技欄をどのように書けばよいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
 
正直なところ、履歴書をそこまで重要視している個人の歯科医院はあまりありません。

しかし、一般的な常識から外れてしまっていては悪い意味で目立ちます。

好印象を持ってもらい、希望の職場に採用されるためにもポイントを押さえて上手く書く必要があります。
 
ではいったい、アノ履歴書の「趣味・特技欄」、どういうことに気をつけて書くのが最適解なのでしょうか、、、

履歴書の趣味や特技欄を書かないとどうなるのか

たまに「仕事に関係ないから」といって趣味や特技を空欄にする人もいますが、それはやめたほうがいいです。

採用担当者は趣味や特技欄の書き方や内容からも真面目さや仕事に向き合う姿勢を見ています。
 
「歯科衛生士は引く手あまただから大丈夫」と甘く見て適当に職場を選んでいると痛い目みるのは自分自身です。

歯科医院の数が多くても福利厚生までしっかりしているところはごく少数。

さらにそういう職場はほとんど人もやめないため、募集されることは少なく、また人気も高いため応募者が集まります。
 
履歴書の「趣味・特技欄」の正しい書き方を学んで、魅力的な歯科医院から選ばれる歯科衛生士になりましょう。

歯科衛生士の趣味や特技欄の書き方

趣味や特技欄の書き方はパッと見ただけでわかりやすく簡潔に書かれていることが大切です。

〈書き方のコツ〉
①カギ括弧や箇条書きなどを使いわかりやすく表記する
②趣味と特技はできるだけ単語で表記する。それができない場合は短く一言でまとめる。
③それにまつわるエピソードを一言添える
④仕事に絡められたらよりベスト
 
<例文>
「趣味：読書（月に二冊程度読みます。普段は小説が多いのですが、これからは歯科衛生士向けの本も読んで勉強していきます）
特技：ランニング（休みの日に5キロ程度ランニングをしているので体力には自信があります）」
 
履歴書の基本は、”①読みやすい②嘘がない”ことです。

趣味や特技の内容が採用に影響されることは基本的にありません。

ただ、面接で聞かれることもあるのでウソを書くのはやめましょう。
 

①読みやすいこと

いくら熱意を持っていたとしても小さな文字でぎっしり、ダラダラと書かれていては読み手に負担がかかります。

同じ言い回しを繰り返しているならカットするなどわかりやすく簡潔にまとめる必要があります。
 
また、時間がないからといって雑に書くのもやめましょう。

もし字が下手だとしても丁寧にかけば読みやすく相手に与える印象も変わってきますし、丁寧に書かれているかどうかは見ればすぐにわかってしまいます。
 
ただ最近ではパソコンで作るタイプの方も増えてきています。
機械的な文字は冷たい印象を与える反面、「パソコン作業ができる」「効率的に考えられる」といったプラスの印象を与えるきっかけにもなります。

まだまだ、“手書きか”“パソコンで作成するか”に関しては人によって捉え方が変わるのでHPを見るなどして先生の様子を伺い、性格を推し量るのがコツ。
 
また、誤字脱字のないようによくチェックしましょう。相手の立場にたって履歴書を作成していくのが大切です。
 

②嘘がないこと

また、履歴書は面接での会話の糸口となって会話が広がっていきます。

どれだけ良いことを書いていても嘘で塗り固められたのでは面接での受け答えに詰まってしまいますよね。
歯科衛生士は患者さんとのコミュニケーションが大切になるので、面接での対応のほうが重要視されています。

好きなことを正直に伝えるほうが好感を持ってもらえるでしょう。
 

趣味がない人向けの対処法

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ここまでお読みになり、「私って趣味がないんだけど！」と思った方はこの先もお読みください！

先述のとおり、趣味・特技欄がある人が空欄にしたり「特になし」と記載してしまったりするとアピールするチャンスを逃してしまいます。

また、意欲がないように受け取られてしまうので、嘘はだめとは言え、ありきたりのものでも何かしら書くようにしましょう。
 
そうはいっても「ひとつも思いつかない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
 
そんなときは「日常の出来事」を工夫して書くこと。

書き方次第で趣味や特技になってしまうのです。趣味や特技がないと悩む人は、ぜひ参考にしてみてください。
 
〈例文〉
「特技は”初対面の人とも人見知りせずに仲良くなれること”です。どんな人とも分け隔てなく打ち解けられるので、年齢なども関係なく、患者さんやスタッフと上手く関係を築いて長いお付き合いができます。」
 
歯科衛生士は特にコミュニケーション力が大切な要素のひとつ。勤務してから良好な人間関係を築くことができ、良いイメージを持ってもらえます。
 

〈例文２〉
「趣味は”料理を作ること”です。歯科疾患は生活習慣病なので、食生活が大きく関わっていきます。口腔のことだけではなく食育についても勉強して、患者さんの全身の健康をサポートできるようになりたいです。」
 
食生活指導なども担う歯科衛生士として好印象な内容です。まだ知識がなくても「これから努力します」と記載すれば前向きなイメージを持ってもらえます。
 
以上のように趣味・特技では人柄や長所をアピールできるような内容を記載してみてください。

スポーツなら体力や協調性・積極性を伝え、得意なことや楽しんでいることからは人柄を伝えることができます。
できれば転職後に使え、率先力になることをアピールするとより効果的でしょう。
 
書かないほうがいいのは、ギャンブル、政治や宗教のこと。
自分が好きなことでも、社会的なイメージが良くないことやナイーブな内容は記載しないのが無難です。
 
それでも書くことがない場合は、そもそもの解決策として、趣味・特技欄のない履歴書を探すのもひとつの手段かもしれません。
 
以上のように書き方次第でどうにかなるのでよく考えて工夫し、履歴書を書いてみてくださいね。