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働き方と環境

企業で働く歯科衛生士に転職はアリ?メリット・デメリット、求人の探し方を解説

企業で働く歯科衛生士に転職はアリ?メリット・デメリット、求人の探し方を解説
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作成日:2022/02/26
「歯医者で歯科衛生士として勤務するよりもOLのように企業で働きたい」

「臨床現場で働くよりもそれらの人を影からサポートしたい」


このように考えている歯科衛生士もいらっしゃるのではないでしょうか。

衛生士をしていると、たまに一般企業に勤めるOLやビジネスパーソンのお友達の働き方が「いいな」と思う時ってありますよね(゜゜)
 
実際、歯科衛生士は歯科医院に勤めるのが9割で、企業などで働く歯科衛生士はごくわずか。

企業で働く衛生士の友達などが周りにいないと「どんな働き方ができるのか」「歯科医院で働く場合と何が違うのか」などわからないことも多いですよね。
 
そこで、ここでは企業で働く歯科衛生士をテーマに、

・衛生士を求人募集している企業の種類
・企業で働く衛生士のメリット・デメリット
・企業×歯科衛生士の求人の探し方


という点を解説していきたいと思います!

歯科衛生士の求人募集をしている企業の種類


歯科衛生士を募集している企業の種類

まず、どんな企業が歯科衛生士を募集しているかという所から見ていきましょう!

①歯科製品を扱っているメーカー

歯科医院や病院、大学、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の学校を中心に活動していきます。
歯科製品の提案・販売の営業活動をすることもあれば、商品の扱い方を説明するなどの業務を行います。
 

②商品開発

歯科衛生士として歯科疾患を予防するための関連商品を開発する業務を行います。
歯ブラシや歯間ブラシ、歯磨剤、スケーラー、シャープニングストーンなど歯科衛生士が使うような器具・材料を主に取り扱い、開発のために研究したり、リサーチしたりなどを行います。
 

③セミナー講師

歯科衛生士が起業して後輩育成事業をしている人たちをご存知でしょうか。

そこに所属をして全国各地の歯科医院でセミナー講師をしたり、勉強会を主催したりしています。

SRP、TBI、カリエス・ペリオ・サリバコントロール、マウスピース矯正、口腔内写真、マイクロスコープ、心理学を用いたコミュニケーション方法などなど…自分が専門的に突き詰めていった分野で後輩指導を行います。

勉強するのが好きな人や人に伝えるのが上手い人など向いているのではないでしょうか。
 

④その他サービス業

歯科医院の経営をサポートする仕事や歯科衛生士の人材会社、歯科関係の出版社、歯科医療者が利用するSNSやWebに特化した会社など歯科に関わるあらゆるサービス業を指します。

会社によって求められることが違いますが、歯科衛生士として知識を求められることがあれば、歯科衛生士の気持ちを代弁するような取り組みもあれば、直接歯科衛生士とやりとりする場面もあります。

歯科衛生士の気持ちがわかるからこそニーズに応えられるような仕事が求められます。

企業で働く歯科衛生士のメリット


企業で働く歯科衛生士のメリット
 
まず、一般企業では土日休みで、時間も9時から8時など決められていることが多いです。

福利厚生もしっかりしていて技能手当、住宅手当、扶養手当、役付手当、休日出勤手当など歯科では珍しい手当もつきます。

産前産後休暇や育児・介護休業はもちろん、リフレッシュ休暇などもあるのも魅力的ですよね!
 
給料は300~500万円程度ですが、賞与やボーナスは一般的な歯科医院より多い傾向にあり、企業によっては退職金や、財形貯蓄、社内融資、共済会、贈与金の支給も。

歯科定期メインテナンス費用補助、技能・資格取得補助、会社借上住宅、クラブ活動補助なども会社によってはあるようです。

仕事内容としては、現場の人たちを助ける役割をし、患者さんに直接関わるというよりも多くの人に情報を伝えるようなことが好きな人には向いているかもしれません。

企業で働く歯科衛生士のデメリット

 
企業で働く歯科衛生士のデメリット

仕事の内容にもよりますが、セミナーやデンタルショーなどに参加する場合や歯科医院に尋ねる場合、土日や祝日など休日出勤を求められることも多いでしょう。

全国で行われる学会にも参加するため、出張などもあります。

休日出勤した代わりに平日に代休を取ることができます。
 
勤務時間についても、商品のアフターフォローなどは歯科医院の診療時間が終わってから対応することもあるので、遅くまで仕事をしなければいけない時もあります。

営業などではノルマが設けられていることもあるのでそれをプレッシャーに感じる人もいるでしょう。

また、臨床現場への復帰の難しさも大きなポイントとなります。企業で衛生士として働いていていた場合、いわゆる「現場力」が乏しく、クリニック側の評価も低くなりがちです。評価は給料にも直結してくるため、企業で働いていたころの給料水準を維持するのは意外に難しいものです。

企業で働く歯科衛生士の求人の探し方


企業で働ける歯科衛生士求人の探し方

企業の歯科衛生士採用では、ごく少数で選ばれた人が入社できます。

歯科衛生士としてのスキルはもちろん、ビジネスマンとしてのスキルも求められるでしょう。
パソコンの操作や、ビジネスマナー、マーケティング能力など様々なことが必要になります。

歯科医院では面接や履歴書はそこまでレベルの高いものは求められませんが、一般企業の場合は大学の就職活動並みにきちんと対策をとっていく必要がありますし、一般常識も採用試験項目に入っていることも。
 
求人の探し方は、歯科に特化した求人サイトだけではなく、一般者向けの求人サイトで探してみるのも良いでしょう。
人材紹介会社に登録してやりたいことを伝え、紹介してもらえるパターンもあります。 
 
興味のある会社があれば、直接会社のホームページで求人情報を見てみるのもありかもしれません。
 
採用の流れは、まず応募して採用担当の方から連絡をもらい、書類選考をします。

書類選考が通ったら1次面接や2次面接、役員面接、社長面接などがあります。
適性検査や入社試験などがある場合も。それらを乗り越えてようやく最後に内定をいただきます。
 
研修制度が充実していて、2・3年目の社員は営業力の強化研修や修理対応力の向上研修などを行い、少しずつ仕事を習得していける環境が整っています。

上司との面談を通じて能力開発なども行っているため、経験が浅い人でも安心して働くことができるでしょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

一般的な歯科衛生士で働くよりも企業で働く歯科衛生士に魅力を感じる方もいるかもしれません。

自分のやりたいことや性格に合っている道を選んで前に進んでみてくださいね!

 

>>歯科衛生士として色々な働き方にチャレンジしたい方を応援します!

 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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