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歯科衛生士が転職前、転職活動中に悩む事とは

歯科衛生士が転職前、転職活動中に悩む事とは
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作成日:2021/10/30

今のまま目の前のことに追われるだけの毎日でいいのか。

どうしても受け入れられない院長やスタッフがいる。

もっと条件の良いところがあるのでは?

 

このように考えている歯科衛生士さんは多いと思います。
 
将来のことを考えるとどこでも通用するスキルを身に付けるために、教育体制が整ったクリニックに転職をしてみるのもいいかもしれません。

今の状況が辛くてすぐにでも辞めたい・・・一度はこんなことを思ったことがあると思います。

 

でも、今の職場も良いところがないわけではないし、転職先で上手くいくとは限らない。
 
こんな考えがグルグル頭の中を駆け巡ってどうすればいいか分からなくなりますよね。


現役歯科衛生士ライター 本吉ひとみ

今回は皆さんと同じ現役歯科衛生士である私が、転職前や転職活動中によくある悩みについて書いていきたいと思います!

歯科衛生士が転職を考える理由

人間関係が良くない

職場にピリついた雰囲気が漂っていて、その場にいるだけで憂鬱になることがあります。

 

先生やスタッフに苦手な人がいた場合、転職するしか方法がないと感じてしまうかもしれません。

教育環境が整っていない

目の前の仕事にいっぱいいっぱいで知識も技術も何も身についてないと不安になりますよね。他の医院の歯科衛生士さんたちの話を聞くと置いてかれているような気がします。


これでいいのだろうかと不安に思いながら仕事をするぐらいならいっそのこと転職したほうがいいのではないかと悩むのでしょう。

給料が安い

やはりお給料は大事なもの。友達からの話や求人サイトをみて自分の給料が低いと、モチベーションは上がらずもっと条件が良い職場への転職を考えてしまいます。

プライベートの時間が少ない

祝日がある週は振替出勤がある、年末年始でもギリギリまで仕事がある、
せっかくの休日なのに学会に参加しないといけない…などプライベートもゆっくりできないことがあります。

仕事量が多い

衛生士業務だけだと思っていたのに受付や電話対応までしたりと、思っていた以上に忙しいことがあります。さらに後輩の指導やミーティング準備まで加わると不満が出てしまうのは当然でしょう。
 

感染リスクが高くて怖い

コロナウイルスの流行によって以前にも増して感染対策に関心を持つ人が増えました。

滅菌、消毒管理は歯科衛生士としてとても重要な作業です。
機器の使い回しや院内の空調管理が不十分だと不安な状態で働くことになってしまいます。
 

歯科衛生士が抱える悩みと転職後に起こるリスク


 

しかし、実際に転職活動を始めると下記のような悩みも出てきます。

 

・転職しないで今の職場でうまくやっていきたい
・人材不足でなかなか辞められない
・転職先で上手くいかなかったらと不安
・何がやりたいのかわからない
・転職回数が多くなると不利になりそう
・転職活動の仕方がわからない
・希望の就職先が見つからない

今の職場を自分の力で変えていく努力をするのか、職場自体を変えてしまうのか、今のまま諦めてしまうのか…決断するのは難しいですよね。
 
それでは、実際に転職したらどのようなリスクが起こりうるのでしょうか。様々なことを知って後悔しない選択をしていきましょう。
 

①前の職場の方が条件がよかった

実際に新たな環境で働きはじめると、聞いていた話と違うということも。
求人情報には良いことばかりが書いてありますが、実際に蓋を開けてみると都合の悪いことは記載されてなかったり伝えられてなかったりします。

せっかく今より条件を良くしたいと思って転職したのに、いざ転職してみたら前の職場のほうが条件が良かったなんてことも歯科業界ではよくある話です。
 

②人間関係が余計悪くなった

全員と相性が良ければいいのですが、どんな職場にも合わない人はいるもの。
面接のときには良い人だったのに、いざ働きはじめたら冷たい態度を取られるなんてことも。

前の職場よりも状況が悪化して後悔する人もいるようです。
すべて完璧な環境を求めるのではなく、どういう環境であれば自分らしくいられるのかを考えることも必要です。
 

③やりたい仕事ができなくなった

理想を求めて転職をしたものの、院長によって治療方針も違うため、前の職場では当たり前にできていた仕事ができなくなることがあります。

患者さんのことで悩めているのは幸せなことで、それ以前のところで環境が整っていないこともしばしば。

④難易度の高いことを求められるようになった

条件や給料がいいと思い転職してみたら、難易度の⾼いことを求められるようになることも。
⻭科医師がやるべき業務をやらされる、残業が多い、仕事量が圧倒的に多いなど、責任感が重くのしかかってくることがあります。
給料が高い求人は仕事内容や量に⾒合った⾦額ということなのかもしれません。

ある程度の収入で気楽に働けるほうがいいと感じる人もいますよね。

期間は3ヶ月で!リスクを踏まえた転職の手順



先述の通り、「思っていた職場と違う」ということは実際によくあることで、
そういったことは転職してみて初めて分かるものです。

そうならないためにも、転職をする前に最低限以下4つの事を意識してみてはいかがでしょうか。

①今の職場の良いところを見つけてみる

もしも今の環境に大きな問題があるわけではないのであれば、試行錯誤して続けていくのが一番でしょう。

転職回数が増えると⾯接での受け答えに苦労します。
また、⻭科衛⽣⼠の場合は能⼒に応じた給料というよりも医院への貢献度に対する対価として⾦額が決まるところがありますよね。

有給休暇も基本的に半年を超えないと付与されず、⽇数も増えていかないので、転職を続けていると条件⾯で不利になります。

ひとつのところで長く勤めると患者さんや院長先生たちからの信頼度も増していきます。
今の職場で頑張れそうなら不安を解消する工夫を考えたほうが良いでしょう。
 

②他の職場に見学に行ってみる

今の職場で良いのか不安があるなら、他の医院に見学に行ってみるのもオススメします。
実際に見てみると「すごい」と感動することもあれば、「他の医院もこんなものか」と現実が見えてくることもあります。

他と比べることで客観的に自分の医院を見つめ直すこともできるのではないでしょうか。

③信頼できる人に相談する

ただ同じように不満を言う人ではなく、きちんと冷静になってアドバイスしてくれる人に相談してみるのもひとつです。
勉強会などで知り合いを増やしておくと良いでしょう。もしかしたら知り合いの先生を紹介してもらえ、理想的な環境の職場が見つかるかもしれません。

そのためにはこれまでの自分の行動が重要になります。
人に紹介しても大丈夫と思ってもらえるような技術、知識、人柄を身につけましょう。

④転職活動中にきちんと見極める

自分の気持ちが固まったら、転職活動中にしっかり応募先の職場を見極めてみてください。
あらゆる求人サイトを見て比較してみたり、希望先の歯科医院のホームページを隅から隅まで読んでみましょう。

また、デンタルハッピーでは会員登録をすると転職先候補となる職場で働く従業員の口コミや、求人票だけでは分からない情報も幅広く知ることができるため、登録して損はないですよ!

転職エージェントに相談してみると自分の希望と現実問題を考慮した上で紹介してもらうことができます。
 
転職活動の期間の目安は1~3ヶ月ですが、期間は短すぎても長すぎてもよくないでしょう。
早く決めすぎてももっと良い職場が見つかるかもしれませんし、長すぎても考えがまとまらず、なかなか決められなくなってしまいます。

ないものねだりになってしまうと、ある程度のところで妥協と決断が必要です。

まとめ



いかがでしたでしょうか?

私も転職をしたことがある歯科衛生士として、また、多くの友人の転職についての悩みを聞いてきた経験から本記事を執筆しました。

多くの人が理想の職場に出会えて、幸せな歯科衛生士ライフをおくってくれることを願っています!!

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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