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ミラーテクニックを極める第一歩

ミラーテクニックを極める第一歩
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作成日:2018/03/01

デンタルミラーは歯科衛生士にとって必須アイテム。

スケーリングに夢中になると前屈みの姿勢になり、首や肩に力が入り1日が終わる頃には疲労が溜まってしまいます。


長時間の不自然な姿勢を防ぐ為にも、ミラーを上手に使いこなし少しでも正しい姿勢で施術することで、術者側のストレスが軽減され、患者さんへの負担も軽減する事ができます。
 

スケーリングやセメントアップに夢中になり口角を傷つけたり、りん頬移行部、頬小帯、上唇小帯、下唇小帯、口腔前庭などにあたっていることに気付かず患者さんに負担をかけた経験はありませんか?

 

「頬粘膜を引っ張り過ぎたら痛いかも…。」と考え、遠慮がちに口角を引っ張ると逆に患者さんは痛いのです。

 

 

ミラーテクニックのポイント


 

開口を小さめにする事で頬の筋肉が弛緩します。
ミラーを口角の部分で止めずに頬粘膜まで入れて、ミラーのホルダーが口角に当たるようにすると引っ張られても痛くありません。
頬粘膜が伸びにくい方は、指で軟膜を牽引するほうが安心です。

上顎前歯部口蓋側を見るときはミラーを上顎前歯部切端から真っすぐ平行にして下顎前歯部切端付近まで落としてその場所から見ると曇り防止もでき、術野を容易に見ることが期待出来ます。

術野を見るときは対向からのアプローチは直視でも出来るように思いがちですが、どうしても近心または遠心のどちらかを見落とす可能性がありますので必ずミラーを使用しましょう。


 

その他のポイント


 

ミラーが曇りやすいときは曇り止めのスプレーを使うのも良いですが、患者さんの呼吸を鼻呼吸に切り替えてもらうと曇りが軽減します。


また舌を圧接しようと力が入ってしまうと患者さんも無意識に力が入り異物を追い出そうと舌に力が入ったり動きが強くなったりしますので、力を入れずに出来る範囲で行ってみましょう。


何度も数をこなすことでミラーテクニックは上達します。
気合いを入れすぎず、手の力を抜いて楽に持ってみましょう。

 

 

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