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歯科衛生士の歩合とは?歩合制を採用している歯科医院で働くメリット・デメリット

歯科衛生士の歩合とは?歩合制を採用している歯科医院で働くメリット・デメリット
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作成日:2024/02/16

「歯科衛生士にも歩合制ってあるの?」

「歩合にしてたくさん稼ぎたい!」

このように考える歯科衛生士さんもいるのではないでしょうか。

 

保険の点数が決められている以上、歯科衛生士のお給料は限界があります。ほんとうは好きなブランドものを買って、あちこち旅行して、推し活もやりたい…そんな希望を叶えるには、お給料がぜんぜん足りないですよね。

 

30分アポイントでメインテナンスをこなし、更にその間に急患対応までしてカツカツに働いていることもあります。その状況であれば、固定給より歩合制にしたほうが稼げるのではないでしょうか。忙しく働いた分の見返りがほしくなりますよね。

 

今回そんな歯科衛生士の歩合についてメリット・デメリットを解説しますので、ぜひ職場選びの参考にしてください!

 

歯科医院の歩合とは?

 

歩合とは仕事の成果に応じて支払われるお給料のこと。

営業職ではよく聞く言葉ですが、歯科医院でも歩合制を導入している職場があります。特に歯科医師の場合は少なくありません。

 

歯科医師は、保険診療と自費診療の◯%の売上が自分のお給料になるといったケースが多いです。歯科医院によって設定しているパーセンテージが違い、実力に応じてアップすることもあります。また、完全歩合制、最低保証付きの歩合制などさまざまです。自分が頑張った分だけお給料に反映されるのは嬉しいことですが、体調不良などで診療ができなかった場合はほとんど収入がなくなってしまいます。

歯科衛生士の歩合制は2種類

歯科衛生士も同じように完全歩合制と一部歩合制があります。歯科衛生士は完全歩合制よりも「固定給+歩合」の一部歩合制が多いようです。

 

一部歩合制は、普段のお給料にプラスしてインセンティブがもらえる仕組みになっています。「自費診療であるホワイトニングの処置をした」「歯ブラシや歯磨剤の販売をした」「カウンセリングなどで歯科医師の処置である自費診療の契約を結んだ」などです。

 

完全歩合制では「患者担当制で売上の◯%がお給料になる」と設定されています。患者さんからの人気が高く、アポイントが埋まりやすい歯科衛生士が完全歩合制を導入しています。特にフリーランスで複数の医院を掛け持ちしている、月に数回の勤務日数で予約が取りづらい歯科衛生士に多いようです。

 

ちなみに完全歩合制だと雇用関係は結べません。正社員や契約社員、パート・アルバイトではないので、住民税は自分で払い、確定申告も自分で行います。

歩合制でいくらもらえる?

歯科医院によって歩合制の仕組みが違うので、具体的にいくらもらえるかは、はっきりとは言えません。

 

一部歩合制の場合はお給料の担保がされているので安心感があります。そこに上乗せして自分の頑張りが成果につながるので、モチベーションも上がりやすいかもしれません。〇〇の契約をしたらプラス2000円、ホワイトニングやPMTCをしたら1500円、物販を売ったらいくら…など決められています。

 

また、インセンティブは必ずお金でもらえるというわけではなく、物品や研修などで支給されることもあります。

 

一方、完全歩合制は、たとえば売上の20%が支払われるとしたら、1時間のメインテナンスが1万円程度なので時給2000円となります。アポイント時間を30分や45分にすると時給はもう少し高くなります。ただ、完全歩合制の場合は材料や器具は自前で用意することもあるので経費がかかることもお忘れなく。また、アポイントがキャンセルになったらその分の報酬は得られなくなります。

歩合制を採用している歯科医院で働くメリットとデメリット

歩合制のメリット・デメリット
メリット デメリット
収入アップ 収入が安定しない
短期でも給料が上がる 労働時間は変わらない
モチベーションアップ トラブルの懸念

 

歩合制は効率よくこなしたら時短になることがありますが、歯科医院の場合はそうとも限りません。

基本的にアポイントの時間が決められていて、予約が入っていれば最後まで残る必要が出てきます。キャンセルが出たときは休憩できますが、報酬はなくなります。

 

また、基本的には自分の担当患者を診ること以外に、器具類の滅菌消毒などの雑務をこなさないといけないことも多いでしょう。

 

歯科医院での歩合制は下記のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

・個人の成果次第で収入アップできる、収入に上限がない

・能力によって短期間でも結果を出せる

・目に見える形で還元されるのでモチベーションにつながる…など

 

やはりメリットの多くは金銭面です。年功序列ではなく、能力次第といったところも、実力がある人には向いているかもしれません。

デメリット

・収入が安定せず月によって差がある

・労働時間は変わらないことが多い

・スタッフ間、患者間でのトラブルが起こりやすい

 

結果を出せば成果が得られる反面、体調不良などなにかの理由で働けなくなった場合は収入がゼロになることもあります。

 

また、個人の成績に応じて給料が支給されるシステムはチームワークが乱れやすく、職場の雰囲気はピリついていてギスギスした人間関係になりやすいです。患者さんに営業をかけるのも辛くなってくるかもしれません。

歩合制の歯科医院で働くことが向いている人は?

 

以上のことから、歩合制の歯科医院で働くことが向いている歯科衛生士は下記のような特徴があります。

 

・自分の力を試したい人

・競争世界でもやっていける人

・多くを稼ぎたい人…など

 

当てはまる人は歩合制の歯科医院を探してみてはいかがでしょうか。固定給にプラスして歩合制があるところは安心感があるのでオススメです。

 

…そうはいっても歯科の仕事は医療です。

医療とは、人の健康の意地や回復・増進を目的とした活動をいい、歯科衛生士は患者さんの健康をサポートすることができます。

 

多くを稼ぎたいからといって、本来の目的から大きくハズれてしまうとしんどくなってくることもあると思います。売上目標があってそれに向かって神経をすり減らしながら働き、その数値が達成できないと疲れが出てきます。

 

売上だけに囚われ、仕事への価値ややりがいが感じられないと長く続かないのではないでしょうか。

 

自分のしたことが患者さんの健康につながり、多くの人に喜んでもらえる。

そして、その結果、成果が得られるといった職場を選びたいですね。

 

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歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

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