「歯科衛生士が読んでおいたほうがいい雑誌はある?」
「無料で読める歯科雑誌を知りたい」
このように思ったとしても実際どのように勉強していけばよいのか、わからないですよね。
「現場で働く歯科衛生士が技術向上のために実践したい10個のこと」の記事でも解説していますが、現場でグングン技術をつけている歯科衛生士には学習習慣があります。
そこで今回は私の私見にはなりますが、「歯科衛生士におすすめの歯科雑誌4選」という内容でお話しします。
そして無料で情報を収集できるサイトや方法も紹介しておりますので、ぜひ最後まで読んでみてください♪
歯科衛生士におすすめの定期購読する歯科雑誌4選
読み応えたっぷりで、しっかり勉強したい人におすすめの歯科雑誌。
定期購読すると初回限定で500円割引がついていたり、特別なプレゼントをもらえたりもします。
歯周治療、予防歯科、高齢者の口腔ケアなど専門性の高い情報が得られるのが特徴。
そのほか、ライフスタイルや仕事のやりがいなど、他の歯科衛生士さんの様子も読めるので、仕事のモチベーションに繋がりますよ!
サイズもコンパクトなので、持ち運びに便利なのも◎
さらに詳しく勉強したい人には、デンタルハイジーンの別冊を読んでみてくださいね。
② デンタルダイヤモンド社「DH style」
独特な印象のあるDHstyle。読み物として一番おもしろく読める歯科雑誌な気がしています。
自分では考えていなかった視点で学ぶことができます。ある程度、臨床経験を積んだ歯科衛生士さんが読むととても勉強になると思います。
もちろん新卒の歯科衛生士さん向けの内容も盛りだくさん。引き出しを増やしたいときにおすすめですよ。
執筆される先生も有名な方のほか、いろんな先生・歯科衛生士さんが書いているので、新しい知見を得ることができるように思います。
こちらもB5サイズなのでかばんに入れても邪魔にならないサイズなのがGood。
③ クインテッセンス出版「歯科衛生士」
カラフルな図やかわいらしいイラストが多く、一番わかりやすい歯科雑誌かもしれません。
大きなテーマが3つぐらいあり、あとはちょっとした読み物が掲載されています。
テーマが幅広くて多彩なので、どんな歯科医院に勤めていてもほしい情報が手に入るのではないでしょうか。
バランスよく掲載されているため、業界全体の流行りなども知ることができます。
④ クインテッセンス出版「nico」
唯一の患者さん向けの雑誌です。待合室に置いている歯科医院も多いのではないでしょうか。
歯科衛生士には内容が浅いかもしれませんが、患者さんへの説明に役立てることができます。
言葉の言い回しや、図やイラストの活用など、どのようにお話すればわかりやすいかのヒントが得られます。
歯科衛生士向け雑誌のハードルが高い方には、こちらのほうが楽しく、そしてわかりやすく描かれているので、読みやすいのではないでしょうか。知識の再確認にもってこいでしょう。
患者さんに伝えづらいこともそれとなく雑誌を通してお見せすることができるので、活用方法は多岐にわたります。
歯科衛生士におすすめの無料で読む方法
残念ながら、今のところ無料の歯科雑誌はほとんどないようです。しかし、無料で情報を得る方法はたくさんあります。
① Taft club
タフトくらぶは株式会社オーラルケアが歯科衛生士向けに発行していたフリーマガジンで、会員登録すれば無料で読むことができますよ!
DHインタビューや歯科知識の記事、実践のヒント、お役立ちツールなどあります。
オーラルケアは、タフト24、プラウト、フロアフロス、リナメル…など歯科衛生士がお世話になっている商品も多いですよね。実際によい商品たちではありますが、読むときには情報を取捨選択する必要があるかもしれません。
② 読者サポーターになる
先ほどご紹介した定期購読の歯科雑誌はどれも一年か半年に一度、読者サポーターを募集しています。
選ばれた際には、献本としてアンケートに答えた月刊誌をいただくことができます。
毎回細かくアンケートに答えなければいけませんが、しっかり読み込むため、とても身になります。また、読者サポーターから実際に執筆の声がかかることも…。いい記念になりますよ。
③ 学会誌、ガイドライン、ポジションペーパー
どこか学会に所属していると、学会誌やガイドラインが送られてくると思います。
学会誌は今の考えや流れなどが把握できます。なかでもガイドラインは特に読んでおいたほうがいいものです。
たとえば日本歯周病学会では「糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン」「歯周治療のガイドライン2022」「歯周病患者における口腔インプラント治療指針およびエビデンス」など、わかりやすくまとめられています。
HP上にPDFファイルが無料で閲覧できるようになっています。同じくHPにポジションペーパーもまとめられているので、さらに知識を深めたい方はこちらも読んでみてください。
④ 参考・引用文献を検索する
好きな本や他の雑誌で気になった記事は文献を探してみるのもおすすめです。何を根拠にこの文章ができているのかがわかります。
PubMedといったサイトで検索でき、英語はGoogle翻訳を使用すれば、ほぼ理解できる程度に訳してくれます。
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ライター
歯科衛生士/ライター・動画編集者
歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。
現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。