「お世話になった医院にもっと貢献したい」
「歯科衛生士として今後もバリバリ活躍したい」
「将来は講師業を目指している」
このようにお考えの歯科衛生士さんはいらっしゃいませんか。
歯科衛生士はたんさんのことを学べば学ぶほど多くの方を救える仕事です。歯科医院は健康な人も通える唯一の医療機関。赤ちゃんからご高齢の方、健康な人から病気の方まで幅広い方が通われるのでステージごとにお伝えできることがたくさんあります。
そうしてたくさんの方々の人生のサポートをしているといつの間にか“歯科衛生士として成功”しているのではないでしょうか。
そこで今回は「成功するために大切なGiverの精神」についてご紹介していきます。明日から実践できる行動例も加えてお話します。
「将来は講師業を目指している」
このようにお考えの歯科衛生士さんはいらっしゃいませんか。
歯科衛生士はたんさんのことを学べば学ぶほど多くの方を救える仕事です。歯科医院は健康な人も通える唯一の医療機関。赤ちゃんからご高齢の方、健康な人から病気の方まで幅広い方が通われるのでステージごとにお伝えできることがたくさんあります。
そうしてたくさんの方々の人生のサポートをしているといつの間にか“歯科衛生士として成功”しているのではないでしょうか。
そこで今回は「成功するために大切なGiverの精神」についてご紹介していきます。明日から実践できる行動例も加えてお話します。
Giverの精神とは
アダム・グラントさんはアメリカの心理学者です。
世の中には「ギバー」「テイカー」「マッチャー」の3種類の人間がいます。ギバーは見返りを求めず人に与える人、テイカーは自分の利益を優先して人からもらおうとする人、マッチャーは損得のバランスを考えてもらったら返す人です。
どのタイプもそれだけに偏っているわけではなく、最終的にはギブ&テイクにはなるものの、そこに至る道筋が異なるそうです。
テイカーでもギブすることはありますが、目的はテイクするためにあり、自分の利益を得る手段としてのみギブします。
これに対してギバーは、相手のことを考えて、まずギブしようとする。目的としてテイクがあるわけではなく、結果としてギブが自分に返ってくるというだけなのです。
そしてまた別に「損得は五分五分であるべきだ」と考える人もいます。
自分と相手の利益・不利益のバランスを考えて「これだけしてもらったから私も同じぐらいお返ししよう」といった思考と行動パターンになります。
このなかで一番成功しそうな人は「ギバー」というのはなんとなくわかりますよね。しかし、一番失敗する人も実は「ギバー」なのです。
ギバーの難しいところは速効性や確実性を求めるとギバーにはなれないこと。人に与えたことはのちのち返ってくるとしても、いつ返ってくるのか、果たして返ってくるのかこないのかはわからない。
時間をゆったり構える人でないとギバーにはなれません。
成功するギバーは「自己犠牲」ではなく、「他者志向性」をもっています。
他者志向性とは、たとえば医院で仕事をするときに自分の取り分を心配するのではなく、患者さん・スタッフ・先生たちや院長の幸せのために高い成果を出そうとすることです。
歯科衛生士が明日から使える実践例
① 与えることで人脈が広がる
自分の周りの人々を助けると自分と関係する人の輪が広がり、影響力を増やしていきます。
与えることで評判がよくなって可能性がひろがっていくのです。まずはギバーの精神を意識してみることからはじめてみましょう。
輪が広がっていくと、おもしろい勉強会を紹介してもらえて学びを深められたり、転職時に良い職場を紹介してもらえたり、歯科衛生士雑誌での執筆やセミナーでお話する機会をいただいたりと歯科衛生士としての地位も確率していくことができます。
良い環境で働き続けられるかどうかは自分次第ということ。
歯科衛生士として講師業をしている知り合いに話を伺ったところ、以前チーフとして働かれていた職場の若手ドクターから現在たくさん仕事の依頼がくるそうです。
当時はそんなつもりもなかったのですが、一生懸命目の前の患者さんやスタッフを救ってきた結果、ギブが返ってきたようです。
多くの患者さんやスタッフをサポートしている様子を一緒に働いているときにみていて「自分が開業したときにはこの人に自分の医院のスタッフを指導してもらいたい」と思えたのでしょう。
与えることで評判がよくなって可能性がひろがっていくのです。まずはギバーの精神を意識してみることからはじめてみましょう。
輪が広がっていくと、おもしろい勉強会を紹介してもらえて学びを深められたり、転職時に良い職場を紹介してもらえたり、歯科衛生士雑誌での執筆やセミナーでお話する機会をいただいたりと歯科衛生士としての地位も確率していくことができます。
良い環境で働き続けられるかどうかは自分次第ということ。
歯科衛生士として講師業をしている知り合いに話を伺ったところ、以前チーフとして働かれていた職場の若手ドクターから現在たくさん仕事の依頼がくるそうです。
当時はそんなつもりもなかったのですが、一生懸命目の前の患者さんやスタッフを救ってきた結果、ギブが返ってきたようです。
多くの患者さんやスタッフをサポートしている様子を一緒に働いているときにみていて「自分が開業したときにはこの人に自分の医院のスタッフを指導してもらいたい」と思えたのでしょう。
② 人を育てる力を持つ
人は他人から期待されると、期待されたとおり優秀になることがあります。たとえば後輩がミスしたとしても「うまくいくための良い学びを得られたね」と伝えられたり、やる気を引き出させようとサポートしたりする。
こういったことを積み重ねていくと後輩が大きく成長していきます。
自分の仕事にプラスして後輩指導もするとなるとかなり疲労はたまるのですが、後輩が成長したときはみんなで協力して仕事を進めることができるようになり、結果ラクになれるのではないでしょうか。
そして、患者さんを健康に導くサポートができる人材がどんどん増えていくと医院の評判もあがり、口コミによってますます繁栄していきます。
医院が豊かになれば、お休みが増えたり、お給料やボーナスを考慮してもらえたりするため、結果的にギブが返ってくるのです。
自分の利益を優先したテイカーだと、自費率をあげようとして「○○は非常に良いものなので絶対にやったほうがいいです」と患者さんの立場も考えずに無理に勧めて、患者さんがいつの間にか来なくなっていった…なんてことに。
一方ギバーは、まず質問をします。質問内容は、相手の立場を理解しようとしたもの。
そして患者さんは話す喜びを得られて、話をした歯科衛生士に好感を持つようになります。歯科衛生士は相手の立場を知ることで患者さんごとによりよい方法を考えることができるようになり、患者さんの信頼度は増していきます。
「相手を助けることが仕事」と考えると、すべての人が結果的に良い方向へいくことができるのです。以上のようにギバーの精神を身につけられると自分の幸せに繋がっていきます。
こういったことを積み重ねていくと後輩が大きく成長していきます。
自分の仕事にプラスして後輩指導もするとなるとかなり疲労はたまるのですが、後輩が成長したときはみんなで協力して仕事を進めることができるようになり、結果ラクになれるのではないでしょうか。
そして、患者さんを健康に導くサポートができる人材がどんどん増えていくと医院の評判もあがり、口コミによってますます繁栄していきます。
医院が豊かになれば、お休みが増えたり、お給料やボーナスを考慮してもらえたりするため、結果的にギブが返ってくるのです。
③ 相手の立場を考えたコミュニケーション
患者さんとコミュニケーションを取るときも相手の立場を考えたコミュニケーションが大切になります。自分の利益を優先したテイカーだと、自費率をあげようとして「○○は非常に良いものなので絶対にやったほうがいいです」と患者さんの立場も考えずに無理に勧めて、患者さんがいつの間にか来なくなっていった…なんてことに。
一方ギバーは、まず質問をします。質問内容は、相手の立場を理解しようとしたもの。
そして患者さんは話す喜びを得られて、話をした歯科衛生士に好感を持つようになります。歯科衛生士は相手の立場を知ることで患者さんごとによりよい方法を考えることができるようになり、患者さんの信頼度は増していきます。
「相手を助けることが仕事」と考えると、すべての人が結果的に良い方向へいくことができるのです。以上のようにギバーの精神を身につけられると自分の幸せに繋がっていきます。
④ まず自分を幸せにしてから相手に与える
ただ、ギバーで気をつけたほうがいいのは「他者志向ではなく、自己犠牲になってしまうこと」です。自分のことも大切にしないと心も身体も疲弊して燃え尽きてしまいます。
自分はその仕事をせずにはいられないという“意義”が大切です。
「患者さんから『ありがとう』と言われることに価値を見いだせる」
「自分が楽しめることをする」など。
これらの条件が満たされれば、ギバーは他人だけではなく、自分にも「与える」ことができます。
相手に対する共感と愛着が生まれると、ギブも犠牲ではなくなります。
真のギバーはギブすることによって相手だけではなく、意義に向かって仕事をする自分自身を助けているのです。
そして自然とギブするという成り行きになります。
みなさんも「自分志向」から抜け出してみてはいかがでしょうか。
ギバーとして過ごすことができると、仕事の成功をおさめるだけではなく、人間としてももっとも幸せに生きられる方法のひとつではないでしょうか。
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ライター
歯科衛生士/ライター・動画編集者
歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。
現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。