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転職回数が多い歯科衛生士は不利になるは本当なのか?

転職回数が多い歯科衛生士は不利になるは本当なのか?
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作成日:2021/11/15
歯科衛生士は離職率が高いと言われています。

日本歯科衛生士会によると、昨年行われた勤務実態調査では歯科衛生士の転職回数は平均1~4回程度。

一番多いのは1回、次いで多いのは4回という結果でした。転職未経験の歯科衛生士は22.2%しかおらず、8割の人が転職を経験しています。

 
歯科業界では歯科衛生士の人材不足が続いていますから、仕事を辞めても次の職場は比較的すぐに見つけることができるでしょう。

 
しかし、新卒のときは特に経歴に傷をつけるのを懸念している人が多いように感じています。

ということで、今回は、転職回数が私たち歯科衛生士の転職活動に与える影響について、掘り下げて書いていきたいと思います!

転職したくなる理由


①アシスト業務しかやらせてもらえない

仕事内容に不満があるパターンです。やりたい仕事がないとやりがいも感じられません。

特に不満を感じるのは”アシスト業務しかやらせてもらえない”とき。

いつまで経ってもアシストだけだと将来が不安になりますよね。周りの友人から「SRPが〜」
「口腔内写真で…」などスキルを身につけている話を聞くと、自分だけできないままなのかと不安に感じてしまいます。
 

②人間関係でメンタルが崩壊した

消毒室で陰口を言われていたり、アシスト業務をしていたら院長に舌打ちされたり、ため息つかれたり…歯科医院という小さな空間のなかで毎日そのような辛い時間を過ごしていると、メンタルが辛くなってきます。

真面目に取り組む人ほどサボる人の分まで働かなければならず、追い込まれてしまう状況もよく聞きます。

また、人間関係が悪い環境だと頼れる人がいない場合が多いため、ひとりで頑張り続けなければいけないことになり、退職を意識し始めます。
 

③給料が安すぎた

安いお給料でいいように使われていると感じると退職したくなることもありますよね。

給料が安すぎるとモチベーションは自然と低くなり、院内の雰囲気も悪くなるため悪循環に陥ってしまいます。

働くうえでは「どうモチベーションにつなげるか」が重要になってきます。

医院によっては月給制ではなく年俸制を採用しているところもあり、一見すると月給が高く見えても、賞与がないパターンもあるので事前の確認が必要です。

また、このような給与の情報は転職サイトだけでは分からないことも多いため、エージェントを使って情報を集めるのも一つの手です。

④プライベートな事情

結婚することになった、夫の転勤、親の介護をしなければならい、病気になった、精神的につらい…など、プライベートな事情で退職がやむを得ないこともあります。

 

特に子供ができたことで退職するケースはとても多く、女性が多い職場ならではかもしれませんね。

転職が多いと不利になる理由


 

①印象が悪くなる

退職率が高いのがこの業界の特徴。採用する歯科医院側は面接だけでは求職者がどのような人柄なのかわかりませんから、ある程度第一印象の判断を履歴書に頼らざるをえないのです。

職歴欄をみたときに転職回数が多いと下記のように感じられてしまいます。
 
・すぐ辞めてしまうのではないか
・根性がなさそう
・スキルがなさそう

 
何度も辞めるということは「嫌なことがあったらすぐ辞める子なんだな」「長く働けていないからスキルが身についていなさなさそう」と考えられてしまいがち。

経験してきた仕事がそれぞれ短いと、業務への習熟と理解が足りないと受け取られてしまうのです。


どの院長先生も長期的にあなたに働いてほしいと思っています。また将来的には多くの患者さんから愛されて、後輩育成を担ってくれるなど歯科医院に利益をもたらしてくれる人材を求めています。

そのため、それらのことと真逆の経歴だと不信感を抱かれてしまうようです。

②面接時に退職理由を聞かれて困る

転職回数が多いとたいていの場合は理由を聞かれます。

そのときにまごまごしたり、これまでの職場の愚痴を並べるだけでは評価は下がる一方。ついついヒートアップして愚痴が止まらなくなってしまうなんていうことも。

愚痴があったとしても「こんな試行錯誤をしてきた」や「こういう理由でステップアップしたい」など転職理由が前向きであることを伝えましょう。

努力したことやこれからやりたいこと、貢献できることなどポジティブな言葉を使うようにすると印象はぐっとよくなります。
実際はどうであれ、「これで最後の転職にしたい」という決意や仕事に対する熱意をアピールしておくと良いでしょう。

転職が多いと問題になる場合とならない場合がある



一般的に「転職回数が多い」と感じる回数は20代で3回、30代で5回以上でしょう。


しかし、きちんと退職理由を述べることができればマイナス評価になることはありません。

転職回数が多くても歯科医院側が「この人は欲しい!」と魅力を感じる人であればOK。


それは具体的にどんな人かというと、これまでの職場での経験やスキル、学んだことをきちんとアピールできる人。
また、患者さんや先生、スタッフたちとコミュニケーションが円滑にできることも重要です。
 
表面的な部分しか見てくれない先生だと転職回数の多さは不利になることもあるかもしれません。
しかし、きちんと”人となり”を見てくれる先生であれば、しっかり理由を話すことで納得してくれるでしょう。

 

転職は少ないほうがもちろんいいのですが、前向きな転職はかならず自身を幸せにします。

回数を気にして辛い環境で毎日を過ごすぐらいなら、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントを利用してみましょう

希望の転職をするためには、「なぜ転職したいのか」「その理由を解消する方法はないのか」「仕事をする上で譲れないものは何か」を掘り下げることが重要です。


求人情報を知ることも大事ですが、今までの自分の経験を活かせる職場や、どんな人間関係であれば自分らしく働くことができるのかを棚卸することは非常に重要になります。

 

今の自分が転職に成功するためには何が必要なのかを客観的に知ることができるため、エージェントに相談をしてみるのも検討してみてはいかがでしょうか。

 

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歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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