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働き方と環境

歯科衛生士が矯正歯科医院で働くメリットとデメリット

歯科衛生士が矯正歯科医院で働くメリットとデメリット
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作成日:2016/02/24

矯正には興味があるけれど、矯正専門医での勤務は避けているという歯科衛生士はとても多いです。

そこで今回は、矯正歯科(特に矯正専門医)で勤務するという選択肢を色々な角度から考えてみましょう。

矯正歯科で働くってどうなの?
新卒で矯正歯科へ就職するのはダメですか?

新卒で矯正歯科を選ぶのは問題ないか?

出典元:instagram

矯正歯科に興味のある新卒衛生士から良く聞かれる質問です。

実習先で矯正歯科になり、雰囲気が良かっため、就職を本気で悩むパターンか、もしくは一般歯科に抵抗があり、矯正歯科を選ぶパターンの方が多いです。

その際どうしても考えてしまうのが、将来的に転職が出来るのかどうか?

もちろん将来的に可能性が広がるのは一般歯科ですが、本当に矯正歯科への興味があれば、その選択はなしではないと私達は考えます。

その際に一番大事な点は、

【どんなタイプの矯正歯科に入社するか?】

矯正歯科は開業地にもよりますが、従業員数が少なければ一日の患者数が4~5名でも経営が成り立ってしあうのですひらめき

来患数を把握するべき理由
 

ブラケットを装着している患者

出典元:instagram

最初の職場があまりにも来患者数が少なく、その状態に慣れてしまったとしたら、正直、社会人としては【他の場所で働けなくなります】

仕事のペース(こなす仕事量や仕事のスピード)は、ほとんどの人が最初の3年間で出来上がってしまうと言われております。

矯正歯科は一般歯科のクリニックに比べ、来患数が少なくゆったりと時間が流れる所が多いため、一般歯科へ転職後、仕事内容の変化よりも仕事ペースに全くついて行けず、挫折してしまうことが多いのです。

そのため、新卒で矯正歯科へ就職する場合は【一日にどの位の患者数を診れるのか?】が重要なポイントになります。

一般開業医でもP処をやらない所もある

ブラケット

出典:http://weheartit.com/

矯正歯科医院でもメインテナンスを受ける患者さんはいます。

「ブラケットを装着していたから。」「保定装置のチェックも兼ねて。」と自発的なメンテナンス率は高いと言えます。

カリエスやペリオ患者さんを診る機会は極端に少ないため、その点を不安視する方はたくさんいますが、

少し考えて見てください。。。

一般歯科のクリニックでもアシストにほとんど付かないクリニックや、縁下のアプローチをしないクリニックはたくさんあります。

確かに一般歯科で用いる薬剤や道具に触れる機会はほとんどなく、せっかく学生時代に覚えた事は全て忘れてしまうでしょうが、この点は学ぶ気持ちがあれば、大抵何とかなってゆく人が多いです。

矯正歯科を選ぶなら、大切なのは「来患数」を見ること。気になるクリニックがあったら、是非チェックしてみて下さい。

矯正歯科ならでは・・・の特徴とは?
 
求められる衛生士像

言葉使いだけではない、丁寧な対応が求められます。

「導入時のお声かけ」「部屋の温度調整」「治療前のクリーニングは痛みがないように」など、一般歯科でも勿論注意しなければいけない点ですが矯正歯科ではより丁寧に対応しなくはいけません。即クレームにつながります。

富裕層が多いので優しい方も勿論いらっしゃいますが。。。

身だしなみについてもあまり派手だとそれだけでクレームが来るので矯正で働くのであればあまり明るい髪色やネイルは控えなければなりません。

立地によって求められる遣い

高級住宅地で開業している「矯正歯科」

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矯正歯科は複数の路線が交差する駅周辺や高級住宅地で開業しているケースが多いです。

一般歯科では地域の患者さんが中心になりますが、矯正歯科は地元の方だけでなく、遠方からも来院されます。

小児矯正が多いクリニックと、富裕層エリアで成人矯正が多いクリニック

では雰囲気が全く異なり、価値観もことなります。

スタッフの勤務形態

「矯正歯科」の雇用形態について

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日曜や祝日診療をしている所が多いです。

普段は学校や仕事がある年齢層を対象としているため、矯正歯科を考えている衛生士は日曜・祝日勤務は覚悟しておいた方が良いと言えます。

小児矯正が多いクリニックでは夏休みのある8月が繁忙期でもあるため、夏季休暇はズラして取っている所も多いです。

また診療のスタート時間が遅いクリニックが多いのも特徴です。

衛生士が行う業務内容

「矯正歯科」の型取り模型

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矯正歯科で歯科衛生士が任せられる内容は大きく分けると、

【矯正治療中のメンテナンス】
【矯正患者さんの資料作り】
【Drのアシスト】

通常のクリニックよりも経過観察の資料作りが多いため、最低限のパソコンスキルはあった方が良いと言えます。

一般診療では関わる事がほとんどない、

【ワイヤー交換】
【ゴム交換】
【結紮】

などは一から教えてくれるクリニックがほとんどで、矯正経験が問われる事はほぼ皆無と考えて良いでしょう。

またクリニックによってはMFTも学ぶ事になります。

矯正歯科で働くメリット

矯正歯科は自費診療のため一般歯科に比べるとお給料が良いです。

日曜・祝日の勤務はありますが、週3休みの所もあるのでクリニックの選び方によっては自分にとても合ったスタイルで働けると思います。


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2008年に歯科衛生士専門の人材紹介会社を設立。これまで2000名を超える歯科衛生士と面談し就職先の決定に大きく関わる。また関東エリアにある約2000人の歯科医院経営者より採用の依頼を受けた実績あり。株式会社ヨシダ・神奈川県歯科医師会より歯科衛生士の採用に関する講演依頼を受け登壇。

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