前回の配信は職場における心理的安全性についてご説明をさせて頂きました。ありのままの自分でいられる環境とは意外にも難しいもので、多くの場合は不安を抱えながら働いています。
では心理的安全性(ありのままの自分でいられる状態)が高い職場の場合、どんな組織になっていくのかを解説していきます。
part1をまだ読んでいない方はぜひこちらからご覧ください。
では心理的安全性(ありのままの自分でいられる状態)が高い職場の場合、どんな組織になっていくのかを解説していきます。
part1をまだ読んでいない方はぜひこちらからご覧ください。
心理的安全性がある職場とは
ではさっそく心理的安全性が高い場合、どのような職場になるのかを見ていきましょう。
■意見交換が気軽にできる
心理的安全性が確保されていると自分の意見を否定される不安がないため、発言のハードルが下がり、活発な話し合いをすることができます。お互いで適切なフィードバックが可能なため、スキルアップにもつながってきます。
業務に直接関係がない雑談もしやすくなり、コミュニケーションが活発化します。
■ミスの共有や報告がスムーズになる
何かミスをした際でも報告の心理的ハードルが低くなるため、報連相をスムーズに行うことができます。歯科業界の場合、治療中に相談が必要になる機会も多いため、こまめな連携ができる環境が重要になってきます。
■定着率が高くなる
心理的安全性が高い職場では自分の考えやスキルを活かすことができ、仕事自体にやりがいを感じるため、自然と定着率が高くなってきます。入社直後から「自分でもやれそうな職場かも」と思わせる仕組みは定着率を上げる最も重要な要素の一つでもあります。
心理的安全性が歯科医院に与えるメリットは様々です。風通しが良くなるというのはもちろん、メンバー一人一人のポテンシャルを上げることも可能です。
特に長く働くスタッフが多いクリニックの場合、新人の受け入れをどうすればいいか分からないと苦心することが多いのですが、心理的安全性を確保することで柔軟に受け入れることが可能になります。
■意見交換が気軽にできる
心理的安全性が確保されていると自分の意見を否定される不安がないため、発言のハードルが下がり、活発な話し合いをすることができます。お互いで適切なフィードバックが可能なため、スキルアップにもつながってきます。
業務に直接関係がない雑談もしやすくなり、コミュニケーションが活発化します。
■ミスの共有や報告がスムーズになる
何かミスをした際でも報告の心理的ハードルが低くなるため、報連相をスムーズに行うことができます。歯科業界の場合、治療中に相談が必要になる機会も多いため、こまめな連携ができる環境が重要になってきます。
■定着率が高くなる
心理的安全性が高い職場では自分の考えやスキルを活かすことができ、仕事自体にやりがいを感じるため、自然と定着率が高くなってきます。入社直後から「自分でもやれそうな職場かも」と思わせる仕組みは定着率を上げる最も重要な要素の一つでもあります。
心理的安全性が歯科医院に与えるメリットは様々です。風通しが良くなるというのはもちろん、メンバー一人一人のポテンシャルを上げることも可能です。
特に長く働くスタッフが多いクリニックの場合、新人の受け入れをどうすればいいか分からないと苦心することが多いのですが、心理的安全性を確保することで柔軟に受け入れることが可能になります。
心理的安全性安全性を意識した組織づくり
大切な要素はいくつかあります。たとえ明日から「心理的安全性を意識したクリニックにしていこう!」と思っても、既存スタッフの意識をすぐに変えることは容易ではありません。
そこでぜひ第一歩として実践していただきたい具体的なポイントをお伝えします。
■「自己有能性・自己決定性」を意識させる
自己有能性とは「自分には能力があって優れている」「社会の役に立っている」という感覚のことです。職場で自分の居場所を見つけることで、仕事をしていくうえで大事なコミュニケーションが円滑に取れるようになってきます。
もう一方の「自己決定性」とは読んで字のごとく「自分の判断で物事を決めていく」という感覚のことです。言われたことだけを淡々とこなすものではありません。例えば衛生士の担当制をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。担当制の場合、自分の判断をもって患者と二人三脚で進めていくため、口内環境の改善が見られた際は大きなモチベーションにも繋がるでしょう。
■感謝を伝える
これは某イベント調査で従業員を対象に「業務をする上で遠慮して言えなかったことは?」という統計を取った際、感謝を伝える項目は他の項目に比べ圧倒的に割合が少なかったのです。つまり感謝を伝えることは最も敷居が低いコミュニケーションの一つとも言えます。
感謝をする際には「あの時の患者さんへの対応よかったね。おかげでクレームにならずに済んだよ」というように理由をつけて感謝する癖をつけることで、自然とスタッフに対してポジティブな気のかけ方をするようにもなります。
■平等に発言の機会を設ける
日常的な話し合いの場では長く勤めているスタッフに発言が偏りがちになります。新人スタッフを含め発言の機会を平等に設けていくことで、発言のハードルを下げていくことも重要です。とはいえなかなか発言がしにくいと感じる場合もあるので「○○さんはどう思いますか?」と質問を投げかけると良いでしょう。
注意点
ここまで心理的安全性について解説していきましたが、導入にあたり注意点があります。それは馴れ合いにならないように気を付けるという点です。今までの話をまとめるとスタッフ同士の仲が良く和気あいあいとした職場をイメージしますが、リラックスしすぎて馴れ合いになってしまうと、根本の目的から外れてしまうため注意が必要です。
また、決して叱ること、注意をすることで心理的安全性が下がるものではありません。むしろ褒められるところはしっかり褒められ、叱られるべきところはしっかり叱られる職場の方が安心して働ける環境と言えます。何か失敗やミスをした際に一緒になって改善に向かっていくことで成長にもつながるのです。
また、決して叱ること、注意をすることで心理的安全性が下がるものではありません。むしろ褒められるところはしっかり褒められ、叱られるべきところはしっかり叱られる職場の方が安心して働ける環境と言えます。何か失敗やミスをした際に一緒になって改善に向かっていくことで成長にもつながるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。2回にわたって心理的安全性について解説していきました。歯科衛生士の退職理由ナンバー1は人間関係です。心理的安全性は組織としてコミュニケーションを取る上で欠かすことはできません。定着の先にはスキルアップややりがいにも繋がります。