面接でいつもお断りされてしまう歯科医院が見落としがちなポイント

面接に来る歯科衛生士はいるのになかなか採用に繋がらない歯科医院は多いのではないでしょうか？

歯科衛生士は募集を出しても、なかなか応募者が来ないと言う嘆きを良く耳にしますが、対象者が少ない状況では、応募者を確実に採用する「採用力」が非常に重要であると言えます。

着実に拡大しているクリニックや常に人材が安定しているクリニックは、共通して「採用力」が高いと感じております。

「採用力」とは見学・面接に来た対象者に【ココで働きたい】と思わせる力です。職場としての魅力以外に、面接時の人間力が大きく問われますので、一朝一夕には改善できません。

特に多くの歯科医院では【やりたい感】と【やれそう感】を意識せずに採用活動をしている場合が多く、面接には来ているのに採用に繋がらない・・・という結果を招いています。

【やりたい感】とは勤務条件や仕事内容など所謂「求人情報」で感じる部分です。

【やれそう感】とは人間関係など、その歯科医院でやれそうと感じる部分です。

この2つが合わさって初めて採用に結び付くのですが、どちらかが欠けてしまっている場合は、なかなか採用に結び付けることができません。

今回は意外と難しい【やれそう感】の作り方を中心に、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
 

 
その職場に入社するかしないかを判断する要素の５０％以上は、どんなスタッフの方々が働いているのかという点です。

そのため見学時にはスタッフ側から声掛けがあるとないでは大きく異なります。

チーフや面接担当者だけが話しをしているよりも、
より多くのスタッフと話をさせる事により、衛生士側は『一緒に働ける自信』が持てます。

実際にサポートをさせて頂いている歯科衛生士からも「見学の際に他のスタッフさんから沢山声をかけてくれた」
というのが決めてになって入社したという声をよく聞きます。

 
『一緒に働きたいから、是非来てほしい！』とはっきり、うまく伝えられる院長は、しっかり採用ができている歯科医院が多いです。

最近では若いＤｒであればあるほど、はっきり意思を伝える事を避けて採用率を落としている気がします。
面接時は志望度が高くなっているタイミングでもあるため、良いと思う方であれば、その気持ちを伝えると採用率が増します。

但し、大事な点は強引に持っていけば良いと言う訳ではない点です。
入社後すぐに退社しているケースは、採用時に強引にＯＫを取っている事が多いです。
短期での退職は歯科医院にとっても衛生士にとっても悲しいことなので、本人の意思もしっかり確認して進めましょう。
 

 

トーク力に自信のある院長であればあるほど一方的に話をしてしまい、話せば話すほど印象を落としてしまう事が多いです。
治療方針やこだわりを伝えるのは大事ですが、あまり一方的にならないように相手の話を聞きながら進めましょう。

6:4から7:3の割合で相手が話していれば、話し過ぎでその場の空気が悪くなっているという心配はないでしょう。

話上手より聞き上手ということですね。


いかがでしたでしょうか。
採用力のポイントは、まさに恋愛と一緒です。相手に『私は本当に必要とされている』と心から思わせる事が出来るかどうかが決め手になると言えるでしょう。