新卒と違い【キャリアのある衛生士】にとっては、4月~6月は意外と良い時期かも知れません。
特に常勤希望の衛生士にとっては、良い時期です!
※例年、4月中旬頃からお子さんのいる非常勤を希望する衛生士の就職活動が活発になりますが、多くのクリニックが探しているのは、
【常勤DH】です。
キャリア衛生士目線で見る4月~6月の転職市場
3月までは新卒有利と言われておりますが、4月に入ると今度は逆に、経験者の方が採用されやすくなります。
そして出来る歯科衛生士にとって好都合なのは、希望条件が優遇されるという時期的な背景があります。
3月に採用出来なかったクリニックとしては、一番採用の可能性が高い時期を逃してしまったので、
そのタイミングに現れる歯科衛生士は、「何としても採用したい」という思惑が働き、
ある程度衛生士側の希望を譲歩してくれるのです。
4月前半と4月後半以降で求人案件の特徴が分かれる
3月から【条件の良い求人募集】をしているにも関わらず、4月になっても【採用が出来ていないクリニック】をチラホラ見かけると思います。
それらの求人は全体的に「売れ残り求人」であるケースが多いのですが、稀にお宝求人案件があります。
意外と無視できない穴場案件は、採用力のないクリニック(求職者にとってはいい意味で)。
見学衛生士が来てもクリニックの良さをうまく伝えらずに、【採用に至らなかった】ケースです。
こうしたクリニックは本当は良いクリニックであるにも関わらず、見せ方が上手ではないだけという場合もあるので、応募する価値はあるでしょう。
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一方、4月後半になると分かりやすく良いクリニックの求人案件も続々出てきます。
5月後半~6月は新卒の早期退職が顕在化する時期
5月後半~6月の時期になり、多くのクリニックで起こる恒例行事として、
新卒衛生士の早期離職
があります。
・仕事がきつい
・職場環境に馴染めない
・院長や他のスタッフと馬が合わない
といったありがちな理由で新卒衛生士が入社後3ヶ月を待たずして早期退職してしまうのです。
そのこと自体はあまり良いことではないものの、キャリア衛生士にとっては転職先の選択肢を広げる絶好のチャンスなのです。
ただし、ここで一つ注意点が。。。
新卒衛生士に辞められてしまい、5月後半や6月頃にあわててキャリア衛生士の募集を始めるクリニックというのは、まともなクリニックだけではなく、
中には「誰が入ってもすぐ辞めてしまうほどヤバい職場」も紛れていることを留意する必要があります。
本当に自分にとって応募する価値のあるクリニックはどこなのか...?
もう1度言います。。
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ライター
(株)Dental Happy 代表取締役
2008年に歯科衛生士専門の人材紹介会社を設立。これまで2000名を超える歯科衛生士と面談し就職先の決定に大きく関わる。関東エリアにある約2000人の歯科医院経営者より採用担当としての依頼を受ける。株式会社ヨシダや神奈川県歯科医師会より歯科衛生士の採用に関する講演依頼を受け登壇。