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新卒歯科衛生士の就活のポイントとは。医院から見た新卒の強みや就活時の心構えを解説

新卒歯科衛生士の就活のポイントとは。医院から見た新卒の強みや就活時の心構えを解説
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作成日:2012/02/19

「新卒歯科衛生士の就活って何をしたらいいのかわからない」

「みんなはいつから就活しているのだろう」

 

このように不安を感じている新卒の歯科衛生士さんは多いのではないでしょうか。

就活は、歯科衛生士学校に通う最後の学年で行うことが多いと思いますが、同時に国家試験も控えているので、それどころではないですよね。

 

しかし、就活を後回しにしていると良い職場がなくなってしまったり、国試が終わってから焦って決めてしまったりすることがあります。すると職場の環境が悪くて辛くなることや、自分と合わない職場に当たってしまい、働き始めてから後悔することも…。

 

そこで今回は、そんな歯科衛生士さんを減らせるように、新卒歯科衛生士の就職活動について解説していきます。

医院から見た新卒の強み就活時の心構え就活のポイントなどもご紹介していきます。

医院から見た新卒の強み

一から新卒を育てるのは大変なので、率先力となる歯科衛生士を雇うほうがいいのでは…と考えることはありませんか。

それでも新卒を好んで採用している歯科医院は多くあるのです。

医院から見た新卒の強みは下記の通りです。

①ポテンシャルの高さ

新卒なのでできないことが多いのは当たり前。

スキルよりも意欲や熱意などを求められています。

新卒だからこその情熱を評価され、そういった前向きな姿勢が医院に良い影響を与えることがあります。

医院は、新卒の価値観、人柄、熱意、学習意欲、適応能力などを見て採用しているようです。

②医院に合った教育ができる

歯科医院によって考え方ややり方など、異なることがあります。

他院を知っている経験者より医院の色に染められる新卒を好む先生もいます。

なぜならば、新卒は医院の理念やノウハウをすんなり受け入れやすい傾向にあるからです。

また、成長した際には医院のコア人材となり、長期的に貢献してくれることが見込まれます。

 

以上のことから、新卒は採用されやすい傾向にあります。

特に、教育熱心で、退職者がほとんどおらず滅多に求人を出さないような働きやすい医院で、新卒が採用されているようです。

よって、新卒の就活は大切にしたほうがいいですよ!

新卒歯科衛生士の就活のポイントとは

新卒の歯科衛生士が就活をする際のポイントは4つあります。

①就活生の心構え

 

・目標を明確にする

まずは目標を明確にすること。

歯科医院なのか、病院なのか、市町村なのか、就職先で準備することは異なります。

また、具体的な目標が決まったらそれに向かってプランをたてます。就活の時期は夏から秋など早めがおすすめ。

早めに募集をかけている歯科医院は人員に余裕があり、教育環境が整っていることが多いからです。

ギリギリまでやらないと、国試と就活の両方のプレッシャーに押しつぶされてしまいます。比較的時間に余裕のあるうちに決めてしまいましょう。

 

・時間を効率的に使う

国試と就活を両立させるためには、時間を効率的に使うこと。時間は有限なのでダラダラしていたらあっという間に卒業間近になってしまいます。スキマ時間に勉強して、まとまった時間の取れる休みの日には医院に見学へ行くなど、勉強と就活の時間をうまくつくってみてください。

 

・息抜きも必要

そうはいってもガチガチにスケジュールを組むと体調を崩しやすく、メンタルもやられてしまいます。たまには息抜きをして、最後の学生生活を楽しんでください。

②仕事の選び方

目標を明確にといっても、やりたいことがある人ばかりではないですよね。

むしろ、歯科衛生士にどんなことができるのか具体的にわかっていない人も多いのではないでしょうか。

 

まずは自分はどんなことに興味があるか考えてみてください。歯科衛生士雑誌を読んだり、医院のHPを見たり、見学に行ったりしたらピンとくるものがあるはずです。

 

次に、待遇面。社会保険やお給料、勤務地など見てみます。新卒のお給料は安いことがほとんどですが、社会保険などの福利厚生がしっかりしていれば昇給する見込みもあります。

しっかり学べるところなら将来的にも安心です。また、どんな人たちと仕事をするか、医院の経営状況はどうかなども見ておくといいと思います。事前にちゃんと調べておけば、ミスマッチや早期退職を防ぐことができます。

 

【重要】仕事の選び方で注意したいポイント:新卒と経験者どちらを求めているかを洞察する

新卒DHが気をつけたい求人の探し方について、少々深い部分にも触れておきましょう。

 
あなたが見つけたクリニックは、

即戦力(経験者)を求めているのか?

それとも新卒を求めているのか?


それによって入社後のサポート(教育体制)が大きく異なります。


見分けるポイントは、働いている衛生士の人数とユニット台・Dr数・Da数の割合です。


明らかにDaの割合が大きいクリニックは、入社後すぐにメンテナンス患者さんを任せられる可能性が高いです。

逆に先輩Dhが多い場合(ユニット台数の半分以上の数のDhが働いている)は、あなたが担当患者さんを持つまでには時間を要します。


【併せて読みたい】新卒歯科衛生士が伸びる環境とは? >>成長意欲の高い新卒が選ぶべき職場
 
【併せて登録】新卒の就活を完全サポート >>デンタルハッピーの新卒就活サポートサービス

③就活を成功させるには

やりたいことが決まったら、次は採用に向けての準備をしていきます。就活を成功させるためには、自己分析、志望動機、面接対策などが大切です。

 

自己分析では、過去を遡って、何が好きか・嫌いか、学生時代に打ち込んでいたこと、具体的なエピソード、自分はどう行動したか、その結果なにを得たか…など、それぞれ小学校、中学校、高校、専門・大学と時代ごとに問いかけていきます。

 

思いついたことを箇条書きにしてから最終的にマインドマップにすると、頭の中が整理されます。

マインドマップとは、中心となるキーワードから関連する言葉をつないでいく図のこと。考えがまとまるので、一度試してみてください。

 

以上の自己分析から、自己PRや志望動機をつくることができます。具体的なエピソードがあるとイメージしやすく、相手を感動させやすいとされています。

 

面接では、好印象を残すために、まずは清潔感が大切。新卒らしくスーツを着て、髪色は落ち着いた色にしておくことが無難です。基本的なマナーや社会人としての姿勢などを見られているからです。

 


また、クリニックにとっては【一から教えることが出来るので、クリニックの色に染めやすい】というのが本音があるために、クリニックが新卒衛生士に求めるポイントは下記の2点でしょう。

 
①明るく、素直な人
②ある程度長く働けそうな人



>>国試後から就活を始める新卒衛生士:必読
 

こういったクリニック側のニーズや心理を念頭に、あなたが一緒に働きたいと思える人柄を持つ人物なのか、歯科衛生士業務への熱意があるか、活躍できるポテンシャルがあるかが見られています。

 

自分だったらどんな人と働きたいか?を考えて、面接で聞かれそうなことは整理しておくことをおすすめします。

 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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