院長とスタッフの関係がエレガントに見える「適切な距離感」とは?

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クリニックで、他のスタッフと良好な人間関係を保つ上で【距離感】ほど重要なものはないかも知れません。 私達は相手に近すぎることでイライラしたり、遠すぎることでコミュニケーション頻度が下がり、わかり合えないといったストレスを感じることが多くあります。

正しい距離感を保てば思っているよりもずっと仲良くなれ、お互いの協力関係がスムーズになります。相手との距離感を気にかけ、正しい距離で対峙しているDrが、相手からも動きがエレガントに見られ、【気遣い】も伝わるようになります。また、適切な距離感が取れることによって、無理にエレガントなフリをしたり、相手を気遣うフリをする必要がなくなます。より自然に振る舞えるようになるのです。

自然な振る舞い

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人には他人に侵入されたくない空間があり心理学や行動学ではパーソナルスペースと呼ばれています。簡単に言うと他人に侵入されると不快に思う空間のことです。イメージでいうとあなたの周囲をオーラのように包んでいる、見えないバリアのようなものです。このバリアの中に侵入されると不安感や嫌悪感を覚えます。

人間関係の基本は、本心からお互いに相手を認め合うところから始まります。これはお互いのパーソナルスペースを尊重することでよりよい人間関係が始まります。パーソナルスペースを尊重することは行動で相手を尊重しているということになります。それは相手にも伝わります。更に言えば他人にも伝わります。

歯科医院で例えてみるとこんな状況になります。就職活動の際に見学をしているとします。見学者は院長とスタッフが何気なく交わす会話の時の距離感を見て信用度を測ります。どんな会話をしているかではなくお互いに信頼しているという距離感や表情を見るというのが大切になります。スタッフが信頼している相手とわかると見学者の不信感は薄れていきます。

これは患者さんも同じで担当している先生や歯科衛生士が他のスタッフから信頼されているのがわかるとより安心感が湧いてきます。間違っても患者さんの前で注意することはしないで下さい!!

患者さんの前で注意するのは、駄目。

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このことから初対面(見学者)の人に少しでも信頼されたいのであれば、普段から身の回りの人と信頼関係を築くことが重要になります。それができれば周囲の人との信頼関係の距離感を会う人ごとに見せることができます。

もう1つパーソナルスペースを使って信頼関係がより強くなるポイントをご紹介します。あなたが部下のことを褒めたり、よい評価をする時どのようにしていますか?

正面に向き合って褒めたり評価するのが効果的です。これは自分が真剣に相手を評価をしているという印象を強めます。感謝状や表彰状も正面で渡されるのをイメージしてください。本当に評価されていると感じるのではないでしょうか?正面は対立を生みだす構図なのですが、褒められた時には真実味が増します。これは仲間に褒められるより、ライバルに褒められたほうが冷静に評価された気がするというパラドックスからきています。

このように距離感の取り方一つで相手に感じさせる印象は変わってきます。これはスタッフや患者さん、プライベートの人間関係を構築する上で便利ですので1度お試しを!!



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