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歯科衛生士が選びたくなる医院の特徴

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作成日:2025/05/26
 

なぜ“選ばれる医院”が求められるのか

求人倍率20倍超の歯科衛生士採用市場

歯科衛生士の有効求人倍率は20倍を超えており、求人を出しただけで応募が集まる時代は過去のものになりました。

 

求職者側には多くの選択肢があり、医院側は「選ばれる立場」であることを強く意識する必要があります。応募があっても面接に来ない、入職してもすぐに辞めてしまう――これらの課題の多くは、「選ばれる準備が整っていない」ことが原因です。

“条件が良い”だけでは選ばれない

今や給与や勤務時間だけでは医院の魅力を語りきれません。求職者はその職場で自分が安心して働けるか、やりがいを感じられるか、人間関係に不安がないか、といった“空気”や“文化”を重要視しています。

 

これらは数字で表せるものではないため、院長自身が意識して整え、発信していかなければ伝わりません。

歯科業界の採用難と離職リスク

 

離職の原因は“人間関係”と“将来不安”

歯科衛生士が退職を決意する主な理由は、人間関係のトラブルや将来への不安です。

 

院長や先輩との関係が良好でなかったり、感謝の言葉がない、評価が不透明など、小さな不満が積み重なることで離職につながります。

 

また、「何年後も今のままかも」というキャリアの行き止まりを感じて辞めるケースも多く見られます。

比較される採用市場と情報の可視化

求職者は複数の求人を並行して比較し、口コミサイトやSNSを活用して医院の評判を調べています。

 

求人票に載っていない「本当の職場の雰囲気」も、スタッフの発信や患者のレビューから感じ取られています。

 

医院の情報はあらゆる形で外に見えているという前提で、内実を整えることが重要です。

歯科衛生士が本当に選びたくなる職場とは

 

1. 人間関係と職場の雰囲気が良い

どれだけ条件が良くても、職場の人間関係が悪ければ早期退職につながります。衛生士にとっては院長との信頼関係、先輩との距離感、スタッフ同士の会話のしやすさなどが働きやすさを左右します。

 

「何でも相談できる雰囲気がある」「トラブルが起きたときも解決の姿勢がある」職場は安心され、選ばれやすくなります。

2. 明確で納得できる労働条件

給与の金額だけでなく、昇給や賞与、社会保険の有無など、労働条件が明文化されているかどうかは非常に重要です。「面接で説明が曖昧だった」「求人票と実際が違った」といった不信感は、応募辞退や早期退職の原因になります。

 

求職者は条件そのものよりも、“誠実に説明されているか”を見ています。

3. 残業が少なく、生活と両立しやすい

若手・ベテランに関わらず、「プライベートとの両立ができるか」は共通の重要ポイントです。残業が多い、急患対応が頻発する、休みが取りづらい――そんな環境は避けられます。

 

特に子育て中の衛生士やライフステージが変化したスタッフにとっては、柔軟な勤務体制が魅力的に映ります。

4. やりがいがあり、成長を感じられる

衛生士としての専門性を活かせる仕事、担当制やカウンセリング、ホワイトニングなど裁量を持って働ける環境は、モチベーションの向上につながります。

 

また、新卒や経験の浅いスタッフには、丁寧な教育体制があることが重視されます。「教えてもらえる」「相談できる人がいる」職場は、安心して選ばれやすい環境です。

5. 医院の理念や方針に共感できる

診療スタイルや理念に共感できるかどうかも、就職の決め手になっています。「予防中心の医院で働きたい」「患者とじっくり関わりたい」といった志向を持つ求職者にとっては、医院の姿勢が共感できるものであるかが重要です。

 

方針がしっかり伝えられていて、実際の診療に反映されている医院は支持されやすい傾向にあります。

チェックリスト:自院を見直す6つの視点

 

1. スタッフ同士、話しやすい雰囲気か

相談や雑談がしやすく、トラブルがあってもすぐに解消できる風通しの良い職場かどうかは、働きやすさの基礎になります。人間関係のトラブルが表面化しないまま蓄積する職場は要注意です。

2. 給与・待遇が明示され、納得感があるか

昇給や賞与の基準が不透明な場合、スタッフは不安を感じます。「なぜ評価されたのか」「どのように成長すれば上がるのか」が説明できる状態になっているかを見直してみましょう。

3. ワークライフバランスが保たれているか

残業や休日出勤が慢性化していないか、有給が取りやすい雰囲気か。業務が過密な場合は、診療スケジュールやアポイント体制を見直す必要があります。

4. 教育やキャリア支援があるか

新人にはマニュアルやOJTがあるか、中堅には裁量や任される機会があるか、ベテランには後輩指導や専門分野の強化など、キャリアに応じた支援が整っているかを確認しましょう。

5. 医院の強みや理念が浸透しているか

スタッフが自院の方針を理解し、日々の業務に活かしているか。経営者とスタッフとの間に理念のズレがないか。外部に発信している内容と実際の現場にギャップがないかをチェックしましょう。

6. スタッフが他人に“紹介したい医院”と言えるか

いま働いているスタッフが、友人や後輩に「ここは働きやすいよ」と自信を持って紹介できる医院か。これは、職場の魅力をもっともリアルに表す指標です。

まとめ

歯科衛生士に選ばれる医院は、条件の良さだけでなく「ここでなら安心して働けそう」「人間関係が良さそう」と感じてもらえるかが決め手になります。

 

求職者はSNSや口コミからも医院の雰囲気を読み取り、自分の未来を重ねて選択しています。だからこそ、制度や待遇以上に、“信頼される空気”を院内につくることが大切です。

 

 

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