Q.まず、学生時代はどんな学生さんでしたか？

学業と部活に全てを捧げました。部活はソフトテニス部だったのですが、現在でもソフトテニスは大会に出ているくらい本気でやっていました。学業に関しては4年生までに「人よりも教会書を読んだ」と自信持って言えると思います。

また、歯型彫刻世界大会で最優秀賞を獲れたことも大きな体験でした。「努力すればできるようになる」ことを実感できたので、自分に自信がつきました。

        Q.もともと歯科の道へ進んだ経緯を教えてください

両親は医療関係ではないのですが、大学受験の前にリーマンショックがあって、安定という部分も考えたことがきっかけです。両親に負担をかけたくないところもあって、国立の歯科大を選択しました。

        Q.研修医は北海道の医院ですが、ご自身で探されたのですか？

北海道は日本で2番目に口腔環境が悪かったので、どんどん削ることができました。数を見られたことは大きかったと感じています。1年で東京に戻りましたが、3年間は「手を動かしたい」という軸は変わらなかったので、東京で就活を始めました。
 

Q.家庭の事情で1年後に東京に戻りますが、研修はどうでしたか？

学業と部活に全てを捧げました。部活はソフトテニス部だったのですが、現在でもソフトテニスは大会に出ているくらい本気でやっていました。

学業に関しては4年生までに「人よりも教会書を読んだ」と自信持って言えると思います。また、歯型彫刻世界大会で最優秀賞を獲れたことも大きな体験でした。「努力すればできるようになる」ことを実感できたので、自分に自信がつきました。

        Q.就活はどのようにされたのですか？

ネットの求人はあまり信頼できず、とりあえず自分の信頼していた研修室に足を運びました。教授は既に退官されていたのですが、研究室の先輩に相談したら「町田とかでやっている良い先生いるから紹介しようか？」と言ってくださいました。2日後には見学に行きました。信頼できる人からの紹介だからすぐに行動できたと思います。

        Q.それが現在の職場になりますが、職場を決めたポイントはどこですか？

理事長先生にお会いしたときすぐに「信頼できる先生」と感じましたので、すぐに入社も決断しました。研究室に行ってから1週間以内の出来事でしたが、自分1人では決められなかったと思います。
 
信頼できる人からの紹介を信じる。信頼できる先生を見抜く。それが鳥谷先生の軸である。

        Q.入社した当初のキャリアイメージをどう描いていましたか？

いずれ大学院に戻るのだろうという気持ちでした。その前にあと2〜3年は臨床に一生懸命向き合おうと考えていました。1年目は下っ端でしたが早い段階で配当してもらえて、2年目は後輩も入って練習の手伝いをしたりと出来ることが増えていきましたが、その時点でも大学に戻る気持ちは大きかったです。

   Q.ターニングポイントは3年目とのことですが？

3年目の春から藤本研修会の1年コース（補綴・咬合）に参加しました。理事長先生から「参加するなら後輩にも伝えて、教えてほしい」と背中を押してもらいました。この頃に自分のやりたい研究が定まっていないこと、教授ももう退官されていることから大学に戻る理由が薄れてきたと思うようになり、腹を括ってここで続けていこうと考え始めました。
       

Q.続けていこうと考えてから行動が変わった部分はありますか？

医院に後輩どんどん入ってくる中で教えることの難しさも感じました。コロナの初期は教育に時間をとって2週間に1回は講義をしていました。自分の診療については論文を読み漁って実践するという毎日でした。

        Q.医院の理事になってからご自身の中でどんな変化がありましたか？

「もっと治療の精度を上げたい」という思いから1人で完結することが多くなりました。結果としてスタッフとのコミュニケーションが減っていることを課題と感じています。

拾ってもらったからには還元したいとい気持ちがあるので、何が医院にとってプラスになるかをより考えるようになりました。対スタッフのコミュニケーションや、自分の学びを還元することなど色々出来ることはあると思っています。
 

Q.鳥谷先生がいま目指している「あり方」とは？

理事になって自分の未熟さです。名前だけの理事にはなりたくないので、頼られる存在になりたいですね。拾ってもらったと思っているので貢献したい気持ちが強いです。患者さんやスタッフ、業者さんなど関わる人をHappyにしたいと思っています。
       

Q.診療やマネジメントで気を付けていることはありますか？

診療は患者さんに前向きな気持ちで来院してくださること、それと10〜20年後に「行って良かったな」と思ってもらえる仕事がしたいと思っています。マネジメントはまだまだ難しいですが、注意や指導するタイミングやポイントがつかめてきたような気がしています。
 

Q.オフの時の島谷先生を教えてください！

毎週水曜日はソフトテニスをしています。知り合いの紹介で組んだペアで大会で優勝したりもしています。テニスも同じように先輩や周りの人に恵まれていまの自分があると感じています。本当に周りの人に支えられているなと実感しますね。日曜日は勉強Dayです。スタディーグループで同期と症例について熱く話すことが楽しいです。
 

Q.もし卒業後1～2年目の自分に声をかけるならどんな言葉をかけますか？

1つは「自分を見てくれている人は必ずいるから、その人を信頼しなさい」。色々な選択はありますが自分は人を信頼してここまで来られたと思うからです。

もう1つは「きついときでも努力をたやすな」と。ここに関しては努力ができる環境なのかは大事なのでそこはきちんと見極めることが大事だと思います