女性歯科医師の結婚を左右する「サンクコスト効果」

女性歯科医師の結婚を左右する「サンクコスト効果」

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目次

学費とサンクコスト効果

歯科医師になるには、歯科大学を卒業するまでに、多額の出資を受けています。
6年制ということも手伝って、卒業にかかるまでの費用は、平均3000万円程度。

人間は費やしたエネルギーを回収しなければ、という“サンクコスト効果(コンコルド効果)”の心理が働きます。

そうすると簡単には「結婚したから退職して専業主婦に… 」といった思考にはなりずらい。

 

コストを回収するには、結婚しても職場復帰しなければいけない。

結婚・出産・子育てと、長期的な離脱をしてしまうと年齢を重ねてしまいます。
年齢を重ねた状態で「いざ復帰!」と意気込んだところ、採用には厳しい現実が待ち構えています。

クリニックは数ある応募者から採用を決定します。そこで…

《現役》《若い》女性歯科医師 >《ブランク明け》《年齢が高い》女性歯科医師

といった構図が生まれてしまいます。どの業界でも現役バリバリの若い人材が欲しいのは正直なトコロ。そのため採用してもらえるハードルは少し高くなってしまいます。

出産後すぐに仕事復帰する女医さんもいるので、一概には言えないところです・・・
 

ブランク明けの女性歯科医師の復帰はハードルが高い?

キャリアとの葛藤

歯科医師の場合、大学を卒業するのに6年間。そのあと研修期間が1~2年あって、そこから歯科医師のキャリアが始まる。
そうすると1人前の歯科医師としてキャリアスタートをするのは26,27才と遅くなってしまう。
そこから仕事に没頭してキャリアを積んでいくとなると、気付けば30代に突入。

今まで仕事にだけ専念していた女性が、この時期から婚活に励む。他業種の女性に比べて、少しばかり状況は不利…

この時期になると、すでにキャリアを確立して収入を一定以上得ているケースが多いです。

結婚するには、お互いの金銭面の価値観も大事な1つ。生活レベルが合わなかったら後々苦労してしまう。男性からしても、自分よりも収入のある女性に対してアプローチするのは勇気がいるもの。

複合的に事情が絡み合い、女性歯科医師の結婚が苦境に立たされてしまうケースもあるようです。

歯科医師同士の結婚

お相手が男性歯科医師だった場合、歯科医師特有の状況に対する理解があるため、結婚に至る事が多いです。
金銭的な価値観も、仕事に対する理解も、お互い重なるところが多い。

どちらか一方が開業していれば、クリニック経営を通して時には喧嘩して励まし合って成長していける。

お互いを理解し合えて、高め合える関係ってステキですよね。
 

© デンタルハッピーDr