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現場で働く歯科衛生士が技術向上のために実践したい10つのこと

現場で働く歯科衛生士が技術向上のために実践したい10つのこと
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作成日:2023/05/09

「歯科衛生士の仕事がなかなかできるようにならない」

「先生や先輩からの期待に応えられていない」

 

このようにお悩みの歯科衛生士さん向けに「現場で働く歯科衛生士が技術向上のために実践したい10つのこと」をお伝えします。

 

技術を向上させるためには、知識をインプットすることと、技術をアウトプットしていくことの両方が大切です。
国家試験を乗り越えても、必要最低限の知識を得ただけに過ぎません。
現場に出たら知らないことだらけの状態に驚くことも多いでしょう。

人のからだは不思議で、頭で理解していても思うようにいかないことがほとんど。
医療に関する情報もどんどん更新され、少し離れているだけでついていけなくなることも多々あります。

ですから、常に知識をインプットしていくことが求められます。
また、情報を得るだけでは頭でっかちになる一方で、患者さんをきちんと治すことはできません。


「歯周病が治っていないまま、SPTに移行。プラコンが悪いなどと言って、どこか患者さんのせいにしている…」これは現場でよく起こっていますが、歯科衛生士の実力不足なだけかもしれません。
技術が身についていれば非外科的治療だけで治ることも多いです。


外科的治療まで施さなければならなくなると、患者さんの肉体的・金銭的負担が増え、自分の技術不足のために無駄に遠回りさせてしまいます。

ですから、知識を得たあとは、自分の血肉となるようアウトプットをして技術を磨いていくことも重要ですよ!

歯科衛生士が技術向上のために実践したい10つのこと

 

そこで、今回はインプットとアウトプットする具体的な方法10つをご紹介していきます。

①本を読む

わからないことがあれば、まず本を読むこと。
人に聞くよりも的確で、繰り返し確認することもできます。

本を選ぶ際に大切なのは、自分のレベルに合っていること。
難しすぎても読みきれないですし、簡単すぎても知識を得ることができません。

歯科衛生士向けの本はイラストも多く、わかりやすいので新卒の方におすすめですが、経験豊富な歯科衛生士さんは、歯科医師向けの本にチャレンジしてみるのもひとつ。
結論のほか過程まで細かく理論立てて書かれているので、むしろ理解しやすかったりします。
引用・参考文献も明確に掲載されているので、さらに深く知ることができます。

>>現役歯科衛生士が選ぶ、読んで良かった12つの本

②月刊歯科雑誌を購読する

最新の情報を得るには歯科雑誌を年間購読するのがオススメ。
情報の正確性などは精査する必要があるかもしれませんが、広く浅く最近の流行りなどを知ることができます。

>> 歯科衛生士におすすめの歯科雑誌4選

興味のある内容を見つけたら、執筆者が出している本を探してみてもよいでしょう。

知識系の内容のほか、似た年代の人が活躍している様子や、臨床に落とし込みやすいケースプレゼンテーションなどもあり、モチベーションに繋がります。
セミナー情報も載っているので興味のあるものは参加してみてください。

③勉強会やセミナーに参加する

技術力を身につけるには、手指感覚が大切。
自分で闇雲にやっていてもコツを掴むには時間がかかります。
プロフェッショナルの絶妙な角度や力の入れ具合などは、勉強会に参加してその場で一緒にやってみないと掴めません。

SRPでは、自分の手の上から講師にサポートしてもらうと、普段行っていたものがいかに良くなかったのかがわかります。
職場の先輩もオリジナルなやり方になっている可能性もあるので、プロの講師から学ぶことをオススメします。

④自主練習する

勉強会やセミナーに参加して満足するのではなく、きちんと振り返ることが重要です。
参加するだけで「できた気」になってしまいますが、練習しないといつの間にか感覚を忘れ、また自己流に戻っていることも…。

ペットボトルを用いる、人工歯石や人工プラーク、マニキュアやマジックを使う、石膏に抜去歯を立てるなど様々な練習方法も教えてもらえると思います。
1日15分だけでも毎日行うと、数日前の自分との違いに驚くことがあります。
ぜひチャレンジしてみてください。

⑤手本になる人を見つけて真似する

身近な先輩でも、尊敬する歯科衛生士の講師でもよいので、手本になる人をとことん真似してみてください。

オリジナルを出すのは、とことん真似しきってから。
先人の知恵と技術を盗むことで、効率よく技術を身につけることができます。

⑥歯科衛生士仲間を増やして情報を共有する

勉強会に参加すると多くの仲間と出会うことができます。
すると、雑誌に載せることができないような裏情報や施術技術を得ることができるかもしれません。

⑦多くの実績をつんでいく

いくら顎模型で練習しても、唾液量や粘膜の伸び具合、開口量、歯の形態や並び方が同じ患者さんは存在しません。
多くの患者さんと接し、実績をつんでいくのが一番成長します。

はじめは上手くできないことも多く、壁にぶち当たることもあるでしょう。
それでもその経験をバネにして次に進むしかないのです。

⑧周りからフィードバックをもらう

自分の視野は思ったより狭く、他の人からフィードバックをもらうと新しい気づきを得られることがあります。
アドバイスをもらうことで問題点が明確になり、解決に導いてくれます。

そのときに大切なのはどんな意見にも耳を傾ける素直さがあること。
受け取り方次第で、成長できるか、無駄にするかが違ってきます。

⑨症例発表にチャレンジする

アウトプットを行うのにベストな方法は、症例発表にチャレンジすること。
症例を振り返ることで、知識や技術不足を自覚し、研鑽するモチベーションになることもあります。

エビデンスも頭に入りやすく、その分野の専門家からアドバイスももらえます。
仕事の合間に作製するので労力は図りしれず、発表当日も緊張しますが、得られるものは絶大です。

⑩後輩指導係になる

指導係になることで、教えた事柄について自身の理解が深まり、大きくスキルアップします。
後輩のためにもなりますが、自分のためにもメリットは大きいのです。

後輩から信頼されるとチーム力はアップし、仕事の効率化にもつながります。
空いた時間にまた技術を磨くことができるので、技術力向上にも大きく影響するでしょう。

 

これらのことを積み重ねていけば、いつの間にかできるようになっています。
技術を身につけたいのであれば、インプットとアウトプットの両方を試してみてくださいね。

>>歯科衛生士が実践したい生産性UP術まとめ

 

 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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