訪問歯科の現場では、入社前のイメージと
現実のギャップから退職される衛生士も多いです。
訪問診療でも、訪問に特化している大型医療法人と
外来診療メインの歯科医院が行う訪問では仕事への
関わり方が大きく異なりますので確認しておきましょう。
訪問歯科をメインで取り組むクリニックと外来診療の延長で訪問歯科を行うクリニックとの違い
コーディネーターはいるのか?
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訪問歯科診療を手広く行っている大型医療法人では通常
コーディネーターと呼ばれる役割のスタッフがいます。
コーディネーターは運転や荷物運びをメインに行う人で、
時にはクリニックと施設のパイプ役にもなる職種です。
しかし外来診療をメインで行い、訪問診療もしている
小規模診療所では、コーディネーター不在のことが多く、
DrもしくはDhが現場まで運転も行う事が多いです。
そのため、もしあなたが小規模クリニックの訪問歯科に
携わるのであれば、どの様な自動車保険に加入している
かは確認をしておくべきでしょう。
コーディネーターの方は、歯科業界が未経験で入社
する人も多く、医療従事者への理解に乏しいことも
良くある話で、『歯科衛生士なんてっ

』と馬鹿に
されてしまうことも良く耳にする話です。
それが理由で辞めてしまう衛生士も実際にいます。
個人差が大きいため、相性が非常に重要といえます。
歯科医師の指導の下での単独訪問
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最初はDrや先輩スタッフと一緒に診療先を回りますが、
ある日突然、『 今日から1人でまわって下さいね! 』
と言われることも多いのが訪問歯科です。
現場の人員不足より、早いところでは3ヶ月くらいで
単独訪問になるクリニックもあります。
心配性な方にとっては、単独訪問は不安が大きいかも
しれませんが、居宅をメインに訪問診療を行う場合は
自ら訪問先とアポイント調整を行うため、時間の融通が
利くと言われております。そのため子育て中の方には
働きやすい環境と言えます。
一方大型医療法人で訪問歯科に特化している所では
スタッフ全員同じ時間に来て、最後はみんなで診療所に
戻ってから業務記録を書くため、診療後の時間が長く
退社時間はそこまで早くはありません。
以前から訪問診療を行っている大型医療法人と
外来メインで訪問診療も行っている一般歯科診療では、
勤務スタイルも診療レベルも変わって来ますので、
その点を事前に把握しておくをオススメします。