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ボーナスをもらった直後に退職はアリ?ボーナスのもらい損を避けつつ円満に退職するための注意点

ボーナスをもらった直後に退職はアリ?ボーナスのもらい損を避けつつ円満に退職するための注意点
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作成日:2024/01/29

ボーナス(賞与)は、お給料とは別にもらえる大きな収入です。

年にたった2回しかなく、ボーナスがもらえるかどうかで収入が大きく左右されます。

 

しかし、転職が頭にある場合、「ボーナスもらってすぐに辞めてもいいの?」「退職予定でもボーナス出してもらえる?」と不安に思う歯科衛生士さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回は「ボーナスをもらった直後に退職はアリ?ボーナスのもらい損を避けつつ円満に退職するための注意点」という内容で、解説していきます。

 

ボーナスをもらった直後に退職はアリ?

 

ボーナスをもらった後すぐに退職してもよいのでしょうか。

結論からいうと、後ろめたさはあるかもしれませんが、ボーナスをもらってやめることはできます。

もらえるものはもらっていい

ボーナスは過去の労働に対する評価でもあるので、やめる歯科衛生士だってもらえる権利があります。

しかし、雇われてから後すぐの退職の場合や試用期間中などの場合は、そもそもボーナスがないこともあります。労働期間が◯年以上など規約が設けられていることがあるので、医院ごと確認してみてください。

ただし院長先生も人である

ボーナスは調整したいがための「経営側の都合」の側面もありますが、辞める人に渡すぐらいならこれから医院に貢献してくれる人にあげたいと思うのが本音だと思います。

日頃の行いが良い方は、これまでの感謝の気持ちとして院長先生からボーナスをもらえることもありますし、また逆に、あまりよくない関係で退職する場合は、ボーナス前に辞めさせられてしまうことも…。

院長先生も人であるということですね。ボーナスで揉めることもあるので、あまり期待しないほうがいいかもしれません。

 

短期的な利益だけをみて、自分のことだけを考えた行動は控えましょう。

ボーナスのことだけを考えた退職計画は相手にも伝わります。

同じ歯科業界に転職するのであれば狭い世界なので、悪い噂が広まってしまうこともあります。目先の利益だけに囚われるのはやめたほうがよいです。

ボーナスとは?

 

そもそもボーナスとはどういった経緯でもらえるのでしょうか。

先ほどもお伝えした通り、ボーナスは労働者だけではなく、経営者側にもメリットがあります。ボーナスの利点は下記のとおりです。

社員への感謝の気持ち

経営者から社員への感謝の気持ちとしてボーナスがあります。

業績に応じてボーナスは決まりますが、それは個々が頑張った証でもあり、これまでの実績が評価されたものがボーナスでもあります。

そして、また次も頑張って欲しいといった気持ちも含まれているようです。

人件費の調整

経営者のメリットとしては、ボーナスで人件費の調整ができることです。

利益が出た分、税金も上がりますが、人件費をかけて利益を減らせば納税額が下がるので、ボーナスが節税対策になります。

また逆に、業績が伸び悩んだときもボーナスをカットすることができます。お給料を減らすことができないときに、ボーナスで調整することでうまく経済をまわしています。

ボーナス額と支給の有無は医院による

ボーナスは上記の通り、経済面が考慮されます。

院長先生がどのように考えているかによって、ボーナスの有無、金額の差などは医院によって異なります。

 

ボーナスは過去の実績の評価でもありますが、これからの仕事に期待を込めたものでもあるため、今後医院への貢献がないとわかっている人に対しては減らされてしまう、またはカットされてしまうこともあります。

 

ただ、あるからといって良い、ないから悪い…というわけでもありません。

経営者は1年間通した総合の金額を見ているので、ボーナスがあっても給料が低い、ボーナスがなくても給料が高いなど、年収単位でみて調整されていることもあります。

ボーナスのもらい損を避けつつ円満に退職するための注意点

 

ボーナスをもらった後すぐに退職したからといって後ろめたさを感じる必要はありませんが、できるだけ円満に退職したい気持ちもありますよね。

ボーナスをもらいつつ、穏やかに医院を去る方法を考えていきます。

①退職届はボーナス支給後にする

ボーナスが欲しい人は支給後に退職届を出すのもひとつ。

ただ、医院によっては提出期限を1か月前、3か月前、6ヶ月前…など指定されることがあるので、ボーナスを考えすぎて転職のタイミングを失わないように気をつけてみてください。

②ボーナスを優先しすぎない

ボーナスとはいえ微々たる額。後味悪い辞め方は両者にとってマイナスですし、好機を逃すと後々の転職活動に響くこともあるため、あまり優先しすぎないほうがいいこともあります。

④引き継ぎを十分に行なう

ボーナスをもらってすぐに退職するにしても、引き継ぎ作業は十分に行ってください。

自分が抜けた後の穴は誰かが補うことになるので、他の方に迷惑がかからないようにしましょう。

⑤転職先が決まってからやめる

ボーナスをもらったとしても、辞めてから就職までの期間が空きすぎると収入がなくなるので、結果的に貯金を減らしていくことになってしまいます。

転職活動は事前に済ませておくことをおすすめします。

⑥転職活動を周囲にバラさない

仕事中に転職活動をしている場合、周囲にはバラさないほうが無難です。

どんなに仲良くても、残っている人たちはいい気しません。

 

上記のことに気をつけると、ボーナスをもらいつつ、平穏に退職活動を進められ、損をすることも少なくなるのではないでしょうか。

 

ただやはり自分の利益だけを考えている人よりも、相手のことを思いやって行動できる人にはプラスのことが起こると思います。

「ボーナスもらえたらラッキー」ぐらいの気持ちでいたほうが、気が楽になれるかもしれませんね。

 

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歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

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