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周りのモチベーションが低い...歯科衛生士が考える原因と解決策

周りのモチベーションが低い...歯科衛生士が考える原因と解決策
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作成日:2023/09/15

「仕事が楽しくない」

「みんなやる気がなくて、職場の雰囲気が悪い…」

 

このように悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もっと仕事がやりやすいように工夫していきたいのだけれど、それには院長やほかのスタッフの協力や理解も必要です。

周りのモチベーションが低いと「変わること」を嫌がる傾向にあり、何も進められずに結局そのままに…なんてこともあるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、わたくし本吉ひとみが現役歯科衛生士が考える「周りのモチベーションが低い原因と解決策」をお伝えしていきます。

歯科衛生士のモチベーションが低い人の特徴

 

モチベーションが低い人の特徴は、下記の通りです。

  • ・仕事の生産性が低い
  • ・仕事に対して保守的
  • ・やらされているという感覚を持つ
  • ・チームでの取り組みに消極的

 

それでは1つずつ見てみましょう。

① 仕事の生産性が低い

「とりあえず仕事の時間が過ぎればいい」「言われたことだけやっていればいい」…など非効率なことをやっていることもしばしば。

仕事がルーティン化されていて、長期的な視点を持たず、目の前の仕事だけをこなす特徴があります。

だらだらと洗濯物を畳んでいたり、ちまちまガーゼを切っていたり…。また、補充作業も「節約」と称して非効率なものを長年使用していることもあります。

② 仕事に対して保守的

言われてから動くなど受け身なことが多く、仕事に対して保守的なのが特徴です。

気づいたことを口に出していれば救える患者さんもいたかもしれません。挑戦的なことはしないため、何年経っても同じことしかできない…なんてことも。

③ やらされているという感覚を持つ

自分から動いていないので、常に「やらされている」という感覚を持っています。

なにか頼み事をされたり、いつもと違ったことが起こったりすれば、不満や文句の嵐…。職場の雰囲気はますます悪くなってしまいます。

④ チームでの取り組みに消極的

やる気がないので、チームでの取り組みに消極的。自分のペースでできる仕事を好む傾向にあります。

チームで仕事をすると、やる気がないのが露呈し、居場所がなくなってしまうのを恐れているのかもしれません。

仕事のモチベーションが上がらない原因

 

上記のような人がいると、仕事もただの「作業」となり、楽しめなくなってしまいますよね。しかし、仕事のモチベーションが上がらない原因は本人にあるほか、環境の要因も多いようです。

本人が原因の仕事のモチベーションが上がらない理由

① 興味がない、好きではないことをやっている

専門学校は専門性を極めるために最適ですが、自分に合わないことを選んでしまうと苦痛に感じることもあるかもしれません。

高校生が将来の進路を決めるだなんて、難しいですよね。

ただ、もしかしたら、楽しいことにまだ気づいていないだけの可能性もあります。

本気で取り組んだだけ見えてくる世界も広がってくるので、これからに期待したいですね。

 

② 燃え尽き症候群

モチベーションを高く保っていた人が突然やる気を失ってしまうこともあります。

努力したことが結果につながらなかった、「国家試験に受かる」といった大きな目標を達成したことで打ち込めるものがなくなってしまった、などでもやる気がなくなってしまうのです。

 

③ 諦めぐせがついていて自己肯定感が低い

「自分にはできない」と諦めぐせがある場合もあるかもしれません。自分に自信がないため、行動することに不安を感じます。

過度に失敗を恐れるので、新しいことにチャレンジしたり、難しいことに取り組んだりする勇気が持てなかったりします。

 

④ PMSやうつがひどい

女性特有の月経前症候群(PMS)や、うつなどのメンタルが原因の場合もあります。

情緒不安定、イライラ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、身体的症状など…症状が重い人は、しんどいのではないでしょうか。

 

⑤ プライベートでのトラブル

仕事とプライベートは大人として分けないといけませんが、もしかしたら人生において重大なできごとがあったのかもしれません。

その場合も仕事どころではないのではないこともあります。

環境が原因の仕事のモチベーションが上がらない理由

① 頑張っても評価されない

きちんと先輩や先生たちがそれぞれの頑張りや成長を見届けているかどうかも重要です。

上下関係がうまくいってないとモチベーションが下がりがちに。先輩との関係性がパフォーマンスを決めます。

スタッフや患者さんから必要とされていないと感じたときも、承認欲求が満たされずにモチベーションが下がります。

 

② 職場の人間関係が悪い

不平不満に溢れた職場にいると、やる気もどんどん削がれていってしまいます。

仕事は合っていても、人間関係が悪いと不満はたまる一方です。まわりと関係が築けていないと結果を出せず、やる気も下がっていきます。

価値観が違いすぎる場合も、仕事がやりづらく、モチベーションが下がってしまいます。

 

③ 周りに流されている

本人はそれなりにやる気があっても、周りに流されているケースも多く見受けられます。

だらだらしている人と一緒にいるなかで、ひとりで勉強したり、練習したりするのはハードルが高いですよね。人間はどうしても楽なほうに流されてしまいがちです。

 

④ 仕事量が多くストレス過多

あまりに仕事量が多く、短い時間のなかで多くの業務を任されている場合もやる気を失わせてしまいます。肉体的疲労は、精神的疲労にもつながります。

モチベーションを上げるための解決策

 

モチベーションを上げるためには、まずは環境を整えてからがおすすめ。

働きやすい環境は労働者のモチベーションを高める方法のひとつ。居心地のよくない職場は働く意欲が低下する要因となります。

環境を整えるには院長先生やチーフなどが決め手となるので、スタッフからは話し合いの場を設けてもらうことが重要です。

その後、個人のモチベーションを上げる方法としては下記のものがあります。

① 目標を設定

遠い目標でもいいので、大きくてわかりやすい目標を設定します。目標を明確にすると、努力する意味を見いだせ、なにをどのように頑張ればよいのかわかってきます。

やる気が下がってきたときも原点に戻ってこの目標を思い返してみてください。

② 小さな目標で達成感を得る

先程の大きな目標から細分化させて、小さな目標を少しずつ達成させていきます。

できることリストを作成して、テストに合格するとチェックマークがもらえるなど、目標が目に見えると、やるべきことが明確になってモチベーションも上がりやすいです。できることが増えたときにお給料にもつながると、より効果的ではないでしょうか。

③ モチベーションの高い人と一緒に時間を過ごす

周りの影響は大きいので、モチベーションの高い人といると自然とそちらに引っ張られます。

ネガティブ思考の人たちといるよりも前向きに捉えて行動できるようになり、的確なアドバイスや励ましの言葉などももらえ、目標を達成するのに大切な存在となります。

④ 「まずは5分」「とりあえず30分」など時間を決めて行動する

やらなければいけないことが多いと重い腰を上げるのに一苦労します。

まずは時間を区切って5分、10分、30分…と短い時間だけ頑張ってみてください。5分だけならはじめるハードルがぐっと下がります。一度行動してしまえば、進み出すのはラクになります。

⑤ ゲーム感覚で楽しめる工夫をする

やはり何事も楽しんだもん勝ち。苦痛に感じていてはしんどいですが、ステージをクリアしていくようにゲームをする感覚で達成していけると仕事も楽しくなります。

目標達成したときのご褒美もよいと思います。

 

モチベーションの差は人それぞれ。個人の中でも日々変動しますし、医院のなかの刺激によっても大きく変わります。

みんなで切磋琢磨しながらモチベーションを維持していけるようになるのが理想的ではないでしょうか。

 

併せて読みたい:歯科衛生士が直面する8つの悪い労働条件と改善方法

 

 

歯科医院で歯科衛生士をしながら、歯科メディアにてライター・動画編集者としても発信活動中。

現場で働くからこそわかる、リアルな声をお届けします。

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