顎関節症の原因にはブラキシズムがまずあげられますが、無意識にしている「癖」が原因になっていることがあります。
患者さんへのカウンセリング時のアドバイスの参考にしてください。
1 頬杖をつく。顎を机にのせる
頬杖や、顎を枕にのせるうつぶせ寝は頭の重さがそのまま顎に歯にかかり、その強さは歯列矯正時の力より強いといわれます。
2 横向きに寝る。寝たまま本を読む
横向きに寝る、寝たまま本を読むことも下になった側の歯や顎に強い力が加わります。毎日のようにしていると歯や顎がずれる原因にもなります
3 高い枕で寝ている
首がうつむいた状態になるため顎関節に力が入り奥歯をグッと噛みしめる状態になります。
上記に当てはまる癖がある患者さんへは、就寝時の枕:バスタオル枕:がおすすめです
バスタオルを4枚用意して1枚目を四つ折りにしてくるくる巻く
2枚のタオルを16折にする
最初に丸めたタオルを下に横にして16折した2枚を左右に並べる
最後の1枚を2つ折りにして全体にかぶせる
寝るときは「仰向けで大の字に」。バスタオルで作った枕を使うと顎と首の高さが安定し、楽に仰向け寝ができます
:こちらも併せてチェック!:
→ 歯科衛生士が知ってお聞くべきブラキシズム
→ 顎関節症患者さんへのカウンセリング