30代のある歯科衛生士の体験記です。
新卒から4年ほど勤務した歯科医院Xに6年ぶりに復帰した歯科衛生士Aさん。
ドクターも衛生士も複数いる医院で、以前に働いていた時はチームワークも良く活気もある、雰囲気の良い歯科医院でした。
退職して別のクリニックで働いていましたが、そろそろ転職をしようかなと考えていた矢先に、タイミングよく、その歯科医院の院長先生から復帰を誘われ、条件も良かったので復帰することに。
4年も働いたクリニックだったこともあり、改めて診療見学などはしませんでした。
復帰した初日にビックリするような光景が。。。
以前のスタッフとはガラリと変わったメンバー。
患者数も以前の約半分。何より驚きなのはクリニックの雰囲気でした。。。
スタッフは診療中に【大声で恋愛トーク】
手の空いたドクターが医局で【トランプ遊び】
滅菌コーナーも器具やゴミが散乱し、明らかに【菌が繁殖する場】と化していました。。
出典元:instagram
院長先生は高齢で大人しい性格のため、注意することもなく、院長室に籠(こも)りがち。 以前から勤務を続けているDHに
「これ、さすがにマズくないですか?」と相談すると、
「2年前にスタッフが徐々に入れ替わりって、それからはドンドンめちゃくちゃになって・・・」
そんな苦痛のコメントを最後に翌日からそのスタッフは来なくなってしまいました。
我慢できなくなり、3日目に院長先生に直談判。
院長の返答は・・
「気にせずやってくれればいいのに。」と完全にめんどくさそうな対応をされる。
転職にいくつかあった誘いの中から、良い思い出のある【前職】を選んだ結果、ビックリするくらい様変わりした前職場と院長。
復職する場合でも、スタッフが変わっている場合は、事前見学は必須だということを痛感させられた悲しい歯科衛生士の教訓です。
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WRITER
株式会社 Dental Happy CEO
2008年に歯科衛生士専門の人材紹介会社を設立。これまで2000名を超える歯科衛生士と面談し就職先の決定に大きく関わる。また関東エリアにある約2000人の歯科医院経営者より採用の依頼を受けた実績あり。株式会社ヨシダ・神奈川県歯科医師会より歯科衛生士の採用に関する講演依頼を受け登壇。